Alterna「グローバル企業が持続可能性」
2015年10月23日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会
東 瀧 邦 次 様
いつもお世話になっております。
グローバル企業や各国の地元企業が「サステナビリティ(持続可能性)とビジネス」について話し合う「サステナブル・ブランド」(SB)国際会議が10月12~13日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれました。
私(編集長・森)も、取材に行ってきました。
ユニリーバやコカ・コーラ、グーグル、イケアやキンバリーなどのグローバル企業のほか、マレーシアの企業関係者など約300人が集まり、温暖化対策や熱帯雨林保護など喫緊の社会的課題についてプレゼンしたり討議したりしました。
「サステナブル・ブランド」国際会議は2006年から、米サステナブル・ライフ・メディア社(コーアン・スカジニアCEO)が毎年、米カリフォルニア州で開催しています。今では米国のほか、ロンドン(英国)、バルセロナ(スペイン)、コペンハーゲン(デンマーク)、リオデジャネイロ(ブラジル)など世界10カ所以上で開かれています。2017年には日本での開催も予定しています。
スカジニアCEOは12日、「持続可能性を再定義する」「ビジネスモデルをデザインし直す」「従業員を巻き込む」など「サステナブルなブランドを築くための7つのアイデア」と題し、基調講演した。持続可能性の再定義については、「持続可能性とは何かを顧客と共通認識を築くことが重要」と指摘しました。
このほか、グーグル、ユニリーバ、コカ・コーラ、イケアなどグローバル企業のサステナビリティ担当者や、「フォーラム・フォー・ザ・フューチャー」などNGOの代表らがプレゼンテーションしました。
キンバリー・クラーク(アジア・パシフィック)のクリス・メッサー氏(サステナビリティ・ビジネス担当)は「2004年に環境保護団体グリーンピースから『ティッシュひと箱を作るために伐採した森を復活させるには90年掛かる』と批判されたことを契機に当社の社会的な活動が始まった」と説明しました。
その後、批判から逃げることなくグリーンピースと話し合いを続け、2009年にグリーンピースと協定を締結。「サステナブルな木材資源調達を進めるなどして、環境へのインパクトを半分にできた」といいます。
最近、インドネシアの森林伐採に伴う焼畑による煙がシンガポールやマレーシアに達して問題になっている「ヘイズ」(煙害)問題については「地域や他企業と共同して煙害の低減に取り組んでいる」と説明しました。
最後に「サステナビリティは投資である」「一社で取り組むな(他者との協働を)」「本質的であれ」と聴衆に訴えかけました。
ユニリーバのデビッド・キウ副社長(サステナブル・ビジネス担当)は、CSRの取り組みとして世界的に有名な「サステナブル・リビング」のコンセプトを説明し、「ブランドビジネスはその社会的な目標が明確であるほど、サステナビリティと利益を両立できる」と強調しました。
特に「消費者とのエンゲージメント(長期的な関係性の構築)が重要だ」とし、「ユニリーバのサステナブル・リビング構想は、すでに当社の中で(傍流の考えではなく)主流になりつつある」と明言しました。
一連の会議では「サステナビリティやCSRの取り組みは、社会やNGOからの批判に対する申し訳や横並び意識でやるのではなく、自社の競争力を高め、ブランド価値を高めるためのもの」という共通認識を参加者の間で改めて確認していました。
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◆11/13 『未来に選ばれる会社』出版記念イベント第2弾!
「社員と社会を幸せにする会社のつくりかた」
出版記念イベント第2弾は、法政大学院政策創造研究科の坂本光司教授を招き、トークショーを行います。『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)の著者でもある坂本教授は、これまでに企業など7000以上を訪問し研究を続けてきました。社員を大切にし、未来に選ばれる会社について考えます。
とき: 2015年11月13日(金)19:00-20:30
ところ: マルノウチリーディングスタイル(東京都千代田区丸の内)
参加費: 1800円(1ドリンク付き) 3000円(1ドリンク+書籍) 詳しくは⇒
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5493/event151113/index.htm
◆ヤフーのCSRサイトは、オルタナがプロデュースをしています。
10月の記事は、3年目を迎えたヤフーの復興支援「ツール・ド・東北」を 特集しました。気仙沼から石巻まで、被災地の今をレポートしています。
3年目の「ツール・ド・東北」、震災の記憶と被災地の今をたどる
http://csr.yahoo.co.jp/report/volume5/
◆オルタナ42号「米グリーンネイバーフッド特集」を全国の書店で販売中です。
詳しくは⇒ http://www.alterna.co.jp/16271
読者プレゼントは⇒ http://www.alterna.co.jp/16273(10月30日締切)
東 瀧 邦 次 様
いつもお世話になっております。
グローバル企業や各国の地元企業が「サステナビリティ(持続可能性)とビジネス」について話し合う「サステナブル・ブランド」(SB)国際会議が10月12~13日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれました。
私(編集長・森)も、取材に行ってきました。
ユニリーバやコカ・コーラ、グーグル、イケアやキンバリーなどのグローバル企業のほか、マレーシアの企業関係者など約300人が集まり、温暖化対策や熱帯雨林保護など喫緊の社会的課題についてプレゼンしたり討議したりしました。
「サステナブル・ブランド」国際会議は2006年から、米サステナブル・ライフ・メディア社(コーアン・スカジニアCEO)が毎年、米カリフォルニア州で開催しています。今では米国のほか、ロンドン(英国)、バルセロナ(スペイン)、コペンハーゲン(デンマーク)、リオデジャネイロ(ブラジル)など世界10カ所以上で開かれています。2017年には日本での開催も予定しています。
スカジニアCEOは12日、「持続可能性を再定義する」「ビジネスモデルをデザインし直す」「従業員を巻き込む」など「サステナブルなブランドを築くための7つのアイデア」と題し、基調講演した。持続可能性の再定義については、「持続可能性とは何かを顧客と共通認識を築くことが重要」と指摘しました。
このほか、グーグル、ユニリーバ、コカ・コーラ、イケアなどグローバル企業のサステナビリティ担当者や、「フォーラム・フォー・ザ・フューチャー」などNGOの代表らがプレゼンテーションしました。
キンバリー・クラーク(アジア・パシフィック)のクリス・メッサー氏(サステナビリティ・ビジネス担当)は「2004年に環境保護団体グリーンピースから『ティッシュひと箱を作るために伐採した森を復活させるには90年掛かる』と批判されたことを契機に当社の社会的な活動が始まった」と説明しました。
その後、批判から逃げることなくグリーンピースと話し合いを続け、2009年にグリーンピースと協定を締結。「サステナブルな木材資源調達を進めるなどして、環境へのインパクトを半分にできた」といいます。
最近、インドネシアの森林伐採に伴う焼畑による煙がシンガポールやマレーシアに達して問題になっている「ヘイズ」(煙害)問題については「地域や他企業と共同して煙害の低減に取り組んでいる」と説明しました。
最後に「サステナビリティは投資である」「一社で取り組むな(他者との協働を)」「本質的であれ」と聴衆に訴えかけました。
ユニリーバのデビッド・キウ副社長(サステナブル・ビジネス担当)は、CSRの取り組みとして世界的に有名な「サステナブル・リビング」のコンセプトを説明し、「ブランドビジネスはその社会的な目標が明確であるほど、サステナビリティと利益を両立できる」と強調しました。
特に「消費者とのエンゲージメント(長期的な関係性の構築)が重要だ」とし、「ユニリーバのサステナブル・リビング構想は、すでに当社の中で(傍流の考えではなく)主流になりつつある」と明言しました。
一連の会議では「サステナビリティやCSRの取り組みは、社会やNGOからの批判に対する申し訳や横並び意識でやるのではなく、自社の競争力を高め、ブランド価値を高めるためのもの」という共通認識を参加者の間で改めて確認していました。
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