2 0 1 5 年 8 月 高 連 協 役 員 会 議 事 録

日 時:2 0 1 5 年 8 月 5 日(水) 1 5 : 0 5 ~ 1 7 : 2 1
会 場:エイジング総合研究センター会議室
出席者:川瀬健介、鷹野義量、玉木康平(記)、野島卓郎、東瀧邦次、樋渡泰典、穂積 恒、升田忠昭、森  保、若林建市、吉田成良、(以上理事・監事、参与)
議 長:鷹野義量理事
議  事
1.報 告 事 項
1) G U 国 際 会 議 を 終 え て
 升田理事より、7月21日~24日開催のGU国際会議が、主催のGUならびに共催のICIP(International Consortium for Intergenerational programmes)、JANCA、シーガルスクール、国連-ハワイの熱心な取組み等で成功裏に終了したと報告。同理事より、参加者は約140名、米国、日本、その他欧州・アジア諸国が3分の1ずつであったと報告。鷹野理事からはテーマに相応しく親子孫3代でこの会議、ツアーに参加しての所感と、高齢社会をよくする女性の会や高連協の参加者の様子について報告。穂積理事からは、自身がワークショップセッションⅡ“Age-Friendly Cities”に、また、FOIFAメンバーがワークショップセッションⅣの「バリアフリー、ユニバーサルデザインを使った包摂的環境建築」に発表者として出演しての所感。23日(木)夕刻からの樋口恵子代表を囲み日本からの参加者が一堂に会して親睦会を行ない、鷹野理事の名司会もあって、参加者それぞれについての理解や相互の親密感、連帯感が一段と深まり、25日に成田空港で解散するまで一同和気藹々の視察、旅行が続いたことを報告。玉木参与からは、樋口代表、杉江東園CEOおよびロバート・パットナム博士の基調講演、穂積理事のワークショップでの発表、「シーガルスクール」エバビーチ校・カポレイ校(幼児保育園)や「ザ・プラザ」ホーム(モアナルア。CCRC)を視察しての所感の報告。
2) 「 高 齢 社 会 フ ォ ー ラ ム・イ ン 東 京 」 を 終 え て
 参加者各位より、7月31日(金)開催の平成27年度「高齢社会フォーラム・イン東京」における樋口恵子代表による基調講演が非常に示唆に富み、聴衆にいろいろなことを考えさせるものだったとの報告。川瀬理事(平成27〔2015〕年度高齢社会フォーラム運営委員会委員)がコーディネーターを務めた第1分科会は、パネリストが健康長寿をテーマに語った鈴木隆雄氏に実践家2人を加えた構成がよかったのか、参加された人々からは高評価があった。他の分科会については、第2分科会は昨年同様、コーディネーターとパネリストが参加者無視の3時間で全く改まっていないとコーディネーターへの不満。第3分科会に参加した樋渡参与からは、昨年のフォーラムでは会場とのやり取りがない点が問題となったが、今年度は、その反省を踏まえ、会場との意見交換の時間をとっていたと報告。
3) 広 報 委 員 会 か ら
 事務局より、8月の広報委員会は翌6日(木)13:00~14:00に開催予定となっていることを報告注1。
〔注1〕◍ 8月の広報委員会(翌8月6日〔木〕13:03~13:57):①広場投稿エッセイのテーマの検討(「高齢社会フォーラム基調講演から示唆されたこと」、「安全保障関連法案を考える」)②高連協公開講座「シニアの健康寿命の伸長」等。出席委員:大橋忠夫、岡本憲之、鷹野義量、玉木康平、野島卓郎、堀内正範、吉田成良。
4) 「 談 話 室 」( た ま り 場 ) か ら の 話 題
去る7月9日(木)の高連協談話室について、議事メモを回覧しつつ、事務局から報告。7月9日は、野島理事より、「第6期(平成27年~29年)介護保険 第一号保険料(保険者別)」と題する資料について、たまり場参加者各々が住む市区町村別に打ち出してきたものを各人に配布のうえ、参加者各位の生活拠点での介護保険料の位置、地域包括ケアシステムの考え方について説明。同時に、ナルク東京事務所理事より、ナルクの新地域支援事業の中での日常生活支援への取組みに向けた現況についての報告等。
2. 検 討 事 項
1)「 シ ニ ア の 健 康 寿 命 の 伸 長 」
       ( 高 連 協 公 開 講 座 )(仮) の 開 催 に つ い て 
 吉田専務理事より、配布資料の開催プログラム、及び「開催に当たって」を説明。開催当日のプログラムには、この開催趣旨を見開き頁に、表4頁には高連協加盟の全団体名及び協力団体名を列記する。なお、厚労省後援は健康局に申請手続き中。さらに参加者募集は広く行わず、チケット配布で行う。等の説明に役員会は了承する。<検討した「プログラム」及び「開催に当たって」は別添え>
2) 後 援 名 義 依 頼
 日本心身機能活性療法指導士会より、2015年10月2日(金)~3日(土)に日本倶楽部(東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル8階)にて開催する、第14回指導士国際交流研修大会について後援名義使用依頼。これについて役員会は全員が了承。
3.  そ の 他
1) ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー( 東 瀧 理 事 ) か ら
       前 回 役 員 会 に 続 い て の 提 案
 東瀧理事は、どの非営利組織も①自分たちの活動の使命・主目的が何かについて構成員がよく理解していくこと、②それを社会のどういう人にアピールしていくか、③それを受けた活動として社会のどういう人に協力・支援していくか、④分かり易い具体的な活動の実践等が肝要なのではないかと前置きし、同理事が生涯現役の理念を掲げて30年間その概念の普及に取り組み、都度、都度仲間で針路を討論し、微調整しながら進んできた結果、漸く構成員の人たちがそれをよく理解し、自ら進んでその活動に献身していただける段階になったこと、さらに、生涯現役の概念は政界、経済界、学会、報道分野と幅広く普及し、さまざまなところでそれぞれの視角から、その概念が取り入れられ、生かされていると語った。同理事は、そのような生涯現役概念ではあるが、それの究極目的は本人の自立にあると述べた。同理事はさらに、高齢者関連団体は高齢者だけが会員として集って議論するのではなくて、もっと若い世代も会員として、一緒になって目的を定め、施策を討議すること、そして、使命感の達成に向けて企業に働きかけることが必要なのではないかと主張。そして、同理事は、先般ライフ・ベンチャー・クラブの役員に集まってもらったが、その時、上田・岡本・野島高連協3理事にもオブザーバーとして参加していただいたので、本日この役員会に出席の野島理事に所感を述べてもらいたいと野島理事に水を向けた。
 これを受けて、野島理事は、使命感も目的も分かるし、私の所属するさわやか福祉財団では、活動そのものの背景には生涯現役概念がある。そして、企業への働きかけも現在行っている。そのうえで、さわやか福祉財団が東瀧理事のおっしゃるような企業へ働きかけを行うとしたら、具体的に何を行えばいいのかが分からないと回答。
 それを皮切りにして、東瀧理事と役員会メンバーのあいだで具体的な取組みとして何をどうするかについての意見交換が行われたが、十分な理解を得るに至らず、会議は時間切れとなった。
2)  次 回 役 員 会 に つ い て
 次回役員会は 2 0 1 5 年 9 月 9 日(水)1 4 : 0 0 ~ 1 6 : 0 0 、
 会場:エイジング総合研究センター会議室。議長は野島理事。 以 上(玉木 記)