生 涯 に  現 役 築 く  ふ た り し て


 「生涯現役」の拠点は、言うまでもなく家庭にあることは、間違いない。家庭をそっちのけにしての生涯現役人生など・・・とても考えられない気がする。

 「そんなことはない。家族が理解をしてくれない生涯現役の生き方もやむを得ないのではないか。所詮、自分の生き様に賛同してくれない者たちに頭を下げて
まで協力してもらうこともない。自分流の生涯現役道を貫くだけだ!」と、力んでみても、隙間風が家庭に漂うようでは、幸いな日常生活にも支障が出る。

 どんなことがあっても、自分がやりたいと信奉する生涯現役ならば、粘り強く家族と語り合い、励まし合って、協働生活を築きあうところに、本当の「生涯現役」人生があると、今日のような「いい夫婦の日」には、特に味わいたいと思う。