2011.年9月21日
各  位
C K D 株式会社
http://www.ckd.co.jp
生 涯 現 役 制 度 導 入 の お 知 ら せ

当社は、定年後の再雇用制度において、年齢制限を設けず雇用を継続する「生涯現役制度」を2 01 2 年4 月より導入することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

1 . 制度導入の背景
 少子高齢化が進む中、シニアスタッフの戦力化が益々重要となっております。更に年金支給年齢の引上げも予定されております。
 この度当社では、最長6 8 歳までとしている現在の再雇用制度を見直しいたしました。
 6 0 歳定年後の生き方について、社員の選択肢を増やし、長年培った技能・知識・経験を活かしながら、高いモチベーションを持って働ける制度とすべく、改定いたしました。

2 . 新制度の概要
( 1 ) 生涯現役制度
    年齢制限を設けず、生涯働ける制度を新設いたしました。
( 2 ) 賃金体系の見直し
    年金受給年齢の引上げにより発生する無年金期間において、生計費を確保できる賃金体系に変更いたします。
( 3 ) 福利厚生の充実
    正社員と同様な福利厚生を適用いたします。
    ・ 転勤に伴う借上社宅制度
    ・ 正社員と同等レベルでの総合保険への加入
    ・ 当社健康保険組合への加入
( 4 ) 制度導入時期
    2 0 1 2 年4 月
【問い合わせ先】
    C K D 株式会社 総務部 杉浦または鬼頭
    T E L 0 5 6 8 - 7 4 - 1 2 3 8
    F A X 0 5 6 8 - 7 1 - 4 3 2 2
                               以上
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【関連Blog紹介】

 団塊世代が2012年から本格的に引退時期を迎えることになります。これによる労働力不足も気になるところですが、これまで蓄積されたノウハウを喪失することも企業にとっては問題なのではないでしょうか。

そのようなことから、定年後も引き続き再雇用する企業も多かったといえます。高年齢者雇用安定法でも65歳までの雇用確保を義務づけていますので、たいていはそうした取扱いをしているのではないかと思います。

ただ、65歳以降となると、企業としても対応が難しいというのが実情でしょう。

そうした中、「生涯現役制度」を導入するというのが、工業用機械大手のCKDです。

同社では、来年4月からこの制度を導入することにしているということです。現状は、60歳定年、68歳を上限とする再雇用制度がありますが、この上限を撤廃するということでしょう。

新制度では、55歳で生涯現役になるかどうかを選択することになるようです。これを選択した場合、賃金は55歳から2割程度下がることになります。更に、60歳以降は3、4割減少する仕組みになるということです。

現行の仕組みでは、60歳から6割減少することになっているようですから、これと比較すれば緩やかなカーブになります。

同社がこの制度を導入するのは、蓄積されてきた職人技や人脈を活かすことにネライがあるようです。また、社員の選択肢を増やしておきたかったという点もあるとのことです。

今後、人口構成が高齢化する中で、企業としてもその対応策を考えておく必要があるということでしょう。