「生涯現役」を宣言のキング・カズ挑戦
2017年1月25日 お仕事 三 浦 知 良 5 0 歳 で 「 代 表 入 り 」 も !?
「 生 涯 現 役 」 を 宣 言 す る
キ ン グ ・ カ ズ の 終 わ ら な い 挑 戦
今年50歳を迎える「キング・カズ」こと元日本代表FW三浦知良が、横浜FCと契約を更新。そのニュースは、日本のみならず世界中で報道されている。
ロイター通信などのイギリス主要メディアや、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、カズの経歴や日本代表での活躍などを紹介。世界中のサッカーファン、各国の代表選手たちが「50歳の現役プロサッカー選手」の誕生に賞賛の声を上げた。
私立静岡学園高校を8カ月で中退しブラジルへ渡り、プロのキャリアをスタートさせた三浦知良。約7年半プレーを続け、王国でも認められるトッププレイヤーへと成長する。
その後の活躍は御存知の通り。Jリーグ創世記は、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)のエースとして黄金期を支える。Jリーグ初代MVPを獲得するなど、圧倒的な存在感を放っていた。
日本代表では、AFCアジアカップ1992での優勝に貢献。1993年のワールドカップ・アメリカ大会予選では1次予選で9ゴール、最終予選で4ゴールを挙げる獅子奮迅の活躍をみせる。
最終戦のイラク戦でロスタイムに同点にされ、日本の悲願であったワールドカップ出場を叶えることはできなかった。しかし、当時の代表が日本サッカー界へ与えた影響は計り知れない。そんな代表をエースとして牽引していた三浦知良の存在は、特別なものといえるだろう。
その後も、世界最高リーグと評されていた「セリエA初のアジア人プレイヤー」になるなど、サッカーファンへ夢を与え続けてきた三浦知良。彼の一挙手一投足が、ファンの増大や全体レベルの底上げといった、日本サッカーの発展へ繋がったことは間違いない。一時代を築いた「レジェンド」といえる存在だ。
しかし50歳となる「今のカズ」に全盛期の動きができる訳はない。「もう十分」といえるキャリア、年齢的にも「潮時では?」と考えることは当然だが......。
日本サッカー界の「レジェンド」は、ドーハの悲劇から23年以上の時が流れた現在でも走ることを止めようとはしないのである。自身の誕生日である2月26日の開幕戦でのゴールを本気で狙っているのだ。
三浦知良の口から飛び出した 「 生 涯 現 役 」 という 目 標。その実現が、いかに困難であるか は論じるまでもない。以前、元巨人の張本勲氏が「若い選手に席を譲ってやらないと」という意見が出るのも、ある意味自然かもしれない。
しかし、サッカー選手・三浦知良という男と共に歩んできた人間としては、「まだまだ夢を見させて欲しい」というのが共通の本音に違いない。
三浦知良を語る上で欠かすことができないのは、やはり「ワールドカップ・フランス大会代表からの落選」だ。日本サッカー界の"顔"であり、ワールドカップへ並々ならぬ情熱を持っていた三浦知良に「ワールドカップに出て欲しかった」と考えている人間は多いであろう。
現役を続けている限り可能性は0%ではない。「キング・カズ」が現役続行の夢を捨てない限り、我々ファンも夢を抱き続けることはできるのだ。
仮に現役を続けられなくなっても、監督として出場することは叶うかもしれない。監督としての出場でも、熱い思いが込み上げるはずである。しかし、贅沢をいわせてもらえば、三浦知良監督ではなく「カズ」選手の出場が見てみたいものだ。
ひょっとしたら「選手兼監督」での出場という、想像を絶する未来が待っているのでは......それはさすがに非現実的かもしれないが、そのくらいのサプライズすら期待させてしまうあたり、やはり「キング」である。
「 生 涯 現 役 」 を 宣 言 す る
キ ン グ ・ カ ズ の 終 わ ら な い 挑 戦
今年50歳を迎える「キング・カズ」こと元日本代表FW三浦知良が、横浜FCと契約を更新。そのニュースは、日本のみならず世界中で報道されている。
ロイター通信などのイギリス主要メディアや、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、カズの経歴や日本代表での活躍などを紹介。世界中のサッカーファン、各国の代表選手たちが「50歳の現役プロサッカー選手」の誕生に賞賛の声を上げた。
私立静岡学園高校を8カ月で中退しブラジルへ渡り、プロのキャリアをスタートさせた三浦知良。約7年半プレーを続け、王国でも認められるトッププレイヤーへと成長する。
その後の活躍は御存知の通り。Jリーグ創世記は、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)のエースとして黄金期を支える。Jリーグ初代MVPを獲得するなど、圧倒的な存在感を放っていた。
日本代表では、AFCアジアカップ1992での優勝に貢献。1993年のワールドカップ・アメリカ大会予選では1次予選で9ゴール、最終予選で4ゴールを挙げる獅子奮迅の活躍をみせる。
最終戦のイラク戦でロスタイムに同点にされ、日本の悲願であったワールドカップ出場を叶えることはできなかった。しかし、当時の代表が日本サッカー界へ与えた影響は計り知れない。そんな代表をエースとして牽引していた三浦知良の存在は、特別なものといえるだろう。
その後も、世界最高リーグと評されていた「セリエA初のアジア人プレイヤー」になるなど、サッカーファンへ夢を与え続けてきた三浦知良。彼の一挙手一投足が、ファンの増大や全体レベルの底上げといった、日本サッカーの発展へ繋がったことは間違いない。一時代を築いた「レジェンド」といえる存在だ。
しかし50歳となる「今のカズ」に全盛期の動きができる訳はない。「もう十分」といえるキャリア、年齢的にも「潮時では?」と考えることは当然だが......。
日本サッカー界の「レジェンド」は、ドーハの悲劇から23年以上の時が流れた現在でも走ることを止めようとはしないのである。自身の誕生日である2月26日の開幕戦でのゴールを本気で狙っているのだ。
三浦知良の口から飛び出した 「 生 涯 現 役 」 という 目 標。その実現が、いかに困難であるか は論じるまでもない。以前、元巨人の張本勲氏が「若い選手に席を譲ってやらないと」という意見が出るのも、ある意味自然かもしれない。
しかし、サッカー選手・三浦知良という男と共に歩んできた人間としては、「まだまだ夢を見させて欲しい」というのが共通の本音に違いない。
三浦知良を語る上で欠かすことができないのは、やはり「ワールドカップ・フランス大会代表からの落選」だ。日本サッカー界の"顔"であり、ワールドカップへ並々ならぬ情熱を持っていた三浦知良に「ワールドカップに出て欲しかった」と考えている人間は多いであろう。
現役を続けている限り可能性は0%ではない。「キング・カズ」が現役続行の夢を捨てない限り、我々ファンも夢を抱き続けることはできるのだ。
仮に現役を続けられなくなっても、監督として出場することは叶うかもしれない。監督としての出場でも、熱い思いが込み上げるはずである。しかし、贅沢をいわせてもらえば、三浦知良監督ではなく「カズ」選手の出場が見てみたいものだ。
ひょっとしたら「選手兼監督」での出場という、想像を絶する未来が待っているのでは......それはさすがに非現実的かもしれないが、そのくらいのサプライズすら期待させてしまうあたり、やはり「キング」である。