「生涯現役社会づくり」の実現を目指すNPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ(東京都・東瀧邦次代表)は、生涯現役でシニア世代中心に就業・起業、また地域各種のボランティア活動に向けた相互研鑚や支援活動を続けている純民間、草の根団体です。

  前身の任意団体の頃から通算活動歴は27年を超える草分け的存在で、登録会員数は優に500人を超え、その中心的な活動である生涯現役シリーズ塾(毎月開催)は、すでに325回超、延べ参加人数は10,000人を下らない。

  「定年後も自己のために学び、自分の人生を豊かにするのが生涯学習です。しかし、自分で楽しむだけの人生ではなく、自ら社会に役立つ貢献があってこそ生涯現役といえます。

  当クラブは、この「生涯現役」の志を同じくする会員が、相互研鑽に励み、自らを奮い立たせ、社会貢献を通じての自己実現を図るための実践道場です」と東瀧代表は説明する。  

  同クラブでは、「向志力」「健康力」「経済力」を生涯現役実践に必要な3K要素の力と捉え、これらに関連した各種の活動を通じて、これまでに起業家や地域活動家をはじめ、〝生涯現役の実践者〞を数多く輩出している。

  また、2004年6月には、同クラブが中心となり“生涯現役社会づくり”に賛同する友好団体(約30団体)と連携した「日本生涯現役推進協議会」を創設した。

  広くNPO・NGO団体や企業に、少子高齢化が進む日本社会の閉塞感を打破できる生涯現役社会づくり推進への全国ネットワーク結成を呼びかけるなど、その活動は大きな広がりをみせている。

  東瀧代表は「当クラブでは、1985年創設以来、4半世紀以上休むことなく月例の生涯現役実践セミナーを開講し、“生涯現役社会づくり”推進役となる『生涯現役プロデューサー』を全国から募集しています。事務所のある東京駅周辺の中央区企業には定年を控えた多くの団塊の世代がいます。

  生涯現役の考え方に興味のある人は、仕事帰りにでも参加してもらえれば、生涯現役への確信が持てますよ」と勧めています。