J-CAST 会社ウォッチ = http://www.j-cast.com/kaisha/2016/05/27268047.htmlの本日付下記記事に安易な「生涯現役志向」が掲載されていたが、いささか私たちの「生涯現役」用語と異なる海外企業調査を見かけたので、ご参考までに申し述べたい。その趣旨は、何となく嫌々ながら「死ぬまで働かされる」受動的な回答内容を含めての「生涯現役」能動的用語と混同しているからである。

  自主的に老後の人生を主体行動で創造する「生涯現役」人生でない限り、「幸せな老後なんてどこにあろうか?」と嘆くのは当り前であって、己が人生を人頼りな、他人任せの被雇用型人生で甘んじるならば、『終り良ければ、総べて良し!』の人生充実など望めないことは当然であろうと確信する次第である。
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2016/5/27 18:30
    幸 せ な 老 後 な ん て ど こ に あ る 
            世 界 で 突 出 、 日 本 の 若 手
                      「 死 ぬ ま で 働 く 」 回 答

  「日本の若い世代は生涯現役志向」――米国の人材派遣会社が2016年5月24日に発表した調査によると、20~34歳の日本人ビジネスパーソンの37%が「死ぬまで働く予定」と答えたという。「定年を超えても働き続ける」という人は72%。どちらも、世界の平均を大きく上回った。

  調査を行ったのは米マンパワーグループ。各国の20~34歳の男女1万9000人のビジネスパーソンを対象に、16年2月と4月に実施した。対象国は日本をはじめ、アメリカ、中国、イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェーなど25か国。

  調査対象者に「いつ引退するつもりか」を尋ねたところ、世界平均で12%の人が「死ぬまで働く予定」と答えた。日本人に限ると、平均の3倍超の37%が「生涯現役」と回答。ほかの国より頭一つ抜けた数字で、2位の中国(18%)とも「ダブルスコア」の差がついている。最も低いスペインで3%だったほか、インド(14%)、アメリカ(12%)、ドイツ(9%)、フランス(8%)などの結果となった。

  また、65歳以降も働き続けるという日本人は72%(世界平均60%)で、70歳以降は46%(同27%)だった。こうした結果について、マンパワーグループ日本法人の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に、年金問題や労働人口の不足といった社会的な情勢を背景に、『お金のために仕事を続けなければいけない』と考える若者が増えているのではないでしょうか」と分析していた。