日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会  &
    N P O 法 人 ラ イ フ・ベ ン チ ャ ー・ク ラ ブ  会 員 の 皆 様

 いつもお世話になります。 高橋育郎です。
 「生涯現役学」については、昨2016年春に提唱しましたが、賛同いただいたままでその後の進展はなく、定かな動きがないまま 今日に至っています。
 しかし、「生涯現役」の社会的役割が高まる中、「生涯現役」の真の役割をこれから社会に向けて発信していかなければなりません。
 そのため生涯現役を学問の高さに確立させ、文科省、厚労省などに認可をえて、国家的価値を取得し、広めていきたいと考えています。
 皆様方のご賛同の上で、「生涯現役学」を確立させていと思いますので、ご検討のほど宜しくお願い申し上げます。
 先の資料を 再度添付させていただきました。
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  生  涯  現  役  学
    
  生涯現役という言葉は、いまから30年前(1985年/昭和60年)に創られた言葉である。その前年に設立されたライフ・ベンチャー株式会社を母体に、「ライフ・ベンチャー・クラブ」(生涯現役実践道場)が開設されて、会員制のもと「生涯現役」が何たるかを参加者が研鑽し始めたのである。
  勿論、当時は誰一人、この言葉を知る者はなかった。しかし、口コミによって、徐々に広まっていき、4~5年ほどしてマスコミの目にとまり報じられて以来、急速に広まっていった。参加者は延べ10,000人を悠に越している。そして、いまでは知らない人はいないほどに普及した。
  30年前といえば、高齢化がいわれはじめたころで、この言葉の重要性はいずれ理解され認識されるであろうことはて予知された。
  そして、この言葉は予知にたがわず独り歩きして急速度に広まっていった。「生涯現役」という独創的な言葉の魅力も手伝って効を奏したのかもしれない。だが、一方でその言葉の意味するもの内容までは、なかなか理解されていないのが実情である。
  近年、それを裏付けるような現象が目立って見られるようになってきている。即ち認知症はじめ病弊に悩む高齢者、いわゆる寝た切り老人など、反生涯現役と思われる高齢者人口が増加し続け、介護等の問題が浮上して社会問題化してきている。
  さあ、いまこの時を生涯現役チャンス到来と捉え、活かすことを考え、積極的に推進していくべきではないでしょうか。生涯現役は健康第一を提唱し、健康高齢者の増加をめざしているのだ。健康長寿には生き甲斐が不可欠だ。生き甲斐づくりである。
  そこで、いま生涯現役はなぜ必要であるかを理解してもらう絶好のチャンスなのだ。必要性の理解が深まれば、社会的重要性がおのずと理解されることになるであろう。先ずは理解されなければならないし、理解されることでスタート地点に立てるのである。
  これからの時代的背景、社会的要請からみて生涯現役の必要性は高まっている。この際「生涯現役」を学びの対象として捉え、即ち学問の高さに高めて、多くの人、若年層までも取り込んで学んでもらうのだ。生涯現役を学問として正しく学ぶことが、生涯現役を真に理解するために必要と思う。
  多くの人が学び、理解の幅が広がれば生涯現役社会はスタートし、健全にして幸福な社会が築けることになるのである。「生涯現役学」の最終目標は、健康寿命を伸ばし、病気や怪我を防ぎ、医療費などの出費をおさえ、個人の幸福のみにとどまらず、社会に歓迎されるところまで持っていかなければならない。                                   2015・4 高橋育郎記す