日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
    NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動  
          ご  支  援  く  だ  さ  る   会  員  皆  様


                      NPO法人 高齢社会をよくする女性の会
                                         玉木康平拝
落葉散り敷く砌となりましたが、愈々ご清勝にてご活躍の御事と存じます。
先般高齢者の服薬に関するアンケート調査では大変お世話になりました。
お蔭様で、五千をゆうに超える回答票が集まりました。
ご厚情に対し衷心より幾重にも御礼申しあげます。
扨て、このアンケート調査の中間集計がまとまりましたので、その中間告会を兼ねまして下記のとおり、歳末恒例の討ち入りシンポジウムを催します。
つきましては、貴財団の会員の方々の中で、高齢者の医薬品適正使用についてご関心を持たれいる方々、あるいはこの度のご自身の回答結果がどう反映されたかについてご興味のあられる方々に是非ともお誘い合わせのうえ、ご参加いただきたくご案内チラシを送信させていただきました。
多数の方々のご出席をお待ちいたしておりますので宜しくお願いいたします。
向寒の折柄、社長は素より団体の皆様方のご多幸ご健勝を衷心よりお祈り申しあげます。   頓首再拝
                     記
テーマ: 「 聴 け !  感 激 の 五 千 票 の 声 
    - 調 査 が 拓 く 高 齢 者 の 医 薬 と 健 康 の 未 来 ー

日  時: 2017年12月16日(土) 13:10~16:40(受付12:45~)
会 場: 日比谷図書文化館コンベンションホール
         千代田区日比谷公園1-4 TEL:03-3502-3345
参加費: 資料代として500円 (参加費は当日受付で集金させていただきます)
定  員: 200人     
お申し込み・お問い合わせ: NPO法人 高齢社会をよくする女性の会
         〒160-0022 新宿区新宿2-9-1 第31宮庭マンション802
TEL 03-3356-3564 (月、水、金)
FAX 03-3355-6427
E-mail wabas@eagle.ocn.ne.jp
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NPO法人 高齢社会をよくする女性の会【 注 目 情 報 】
          歳末東京名物「女たちの討ち入りシンポ」
               聴け!感激の五千票の声
            調査が拓く高齢者の医薬と健康の未来
紹介サイトURL=http://wabas.sakura.ne.jp/(2017年11月24日更新履歴)
同上詳細プログラム案等URL=http://wabas.sakura.ne.jp/event/event.html#171216
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    高齢社会をよくする女性の会「週刊WABAS」第145号
    「高齢者医薬品適正使用検討会」から生まれた
           本会調査「高齢者の服薬に関する実態調査」回収終了

 第4回の高齢者医薬品適正使用検討会が、10月30日(月)厚労省内で開催され樋口恵子理事長が出席しました。高齢者の医薬品の適正使用を考えるこの会議メンバーは、医師・薬剤師・看護師など医療専門家が中心で、一般高齢当事者を代表する形で座るのは数人です。第1回の会議後、本会としては実態調査をして高齢当事者の声を届けてはどうか、との声が上がり総会に諮り今年度活動として取り上げられました。

 「いま高齢者は医薬品についてどんな思いを持っているのだろうか。困っていることは何か。これからどうしたいのか」など、あくまでも高齢当事者の服薬に関する実態調査として、去る9月から10月末日まで、調査が実施されました。

 現状と医薬品への要望をできるだけ正確に把握し、検討会や厚労省はもちろん、広く世に発信したい、とスタートした調査は、本会関係者機縁法によるもので、返信は封筒も切手も皆さまのカンパでお願いしたいという厚かましい方法でした。

 会員・関係者の皆さまは調査をお願いし、回収しながら、また次の方にお願いが広がり、回答回収は、なんと5,000票余にもなったのです。驚きは感動の渦となり、今事務局を取り囲んでいます。まさに善意とボランティアによるこの調査には、皆さまの医薬品に対する信頼も不安も将来への願いも、すべて本音の記述があるのではないかと、集計の結果を楽しみにしているところです。

 この場をお借りしまして、調査にご協力いただきましたご関係各位に、樋口理事長はじめ運営委員会一同、心からの御礼を申し上げる次第でございます。そして今年の歳末東京名物「女たちの討ち入りシンポ」はこの調査報告を軸に、楽しくにぎやかに討ち入りシンポを展開してまいります。12月16日(土)午後、日比谷公園内の日比谷コンベンションホールにぜひお出かけくださいますよう、お待ちいたしております。
日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
       NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動 で 
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日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン     ニ  ュ  ー  ス
 事務局報告 第166 号                   2017年 11月30日発行
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◎  2 0 1 7 / 1 1 / 1 ~ 2 0 1 7 / 1 1 / 3 0 の当Blog「掲載テーマ一覧表」
    日 付                   タイトル

2017年11月30日     「日本生涯現役推進協議会」 会報 166
2017年11月29日    NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報146
2017年11月28日    橘玲の日々刻々:専業主婦2億円の損
2017年11月27日    老後資金準備の鍵は手厚い終身年金
2017年11月26日    日経新聞社説「アンドロイド」の成功に学ぶか
2017年11月25日    第384回生涯現役シリーズ塾/2018望年会ご案内
2017年11月24日    毎日紙地方版/被災松の楽器で絆創り
2017年11月23日    現役の極意は傍(はた)を楽にすること
2017年11月22日    日経電子版:次の働き方 個人が主役
2017年11月21日    朝日Dejital:長寿の秘訣は口中の清潔
2017年11月20日    『民間きずな国民会議~絆をどう創るか』
2017年11月19日    J. I. Mail News No.834/政治のPDCA:11/16
2017年11月18日    協働ステーション中央からのお知らせ
2017年11月17日    NHK地域づくり情報局:全町民生涯現役!藤里
2017年11月16日    11/22(水)合同 理事会&第383回塾ご案内
2017年11月15日    ZakZak夕刊フジ:定年後のこころ模様 
2017年11月14日    銀座経済新聞:山口椿(86)のトークイベント
2017年11月13日    湯の街86歳映画館長:別府シネマパラダイス
2017年11月12日    早過ぎるリタイアはリスクがいっぱい②
2017年11月11日    早過ぎるリタイアはリスクがいっぱい①
2017年11月10日    神奈川労働局:65歳以上定年or定年制廃止
2017年11月 9日    11/8「健康と働き方を考えるセミナー」
2017年11月 8日    ZakZak: 夕刊フジ/定年企業への挑戦
2017年11月 7日    65歳以上の雇用/企業の75.6%が導入
2017年11月 6日    現代の名工:大森理容師・鈴木着付師
2017年11月 5日    Alterna 誌「日本の寄付、3兆円時代へ
2017年11月 4日    さがし愛ネットLLC/護福祉用具等出展
2017年11月 3日    65歳以上雇用87・5%:4年連続全国1位
2017年11月 2日    シーズ・市民活動支援制度をつくる会
2017年11月 1日    加藤特許~知財とびうめ便り~Vol.57     以上
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N P O 法 人  ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  
        ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 報 告 第 146 号                 2017年 11月29日 発行
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◎   11月22日(水)生涯現役サミット報告・合同理事会 報告

拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 
  さて、当NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブの7月定例理事会を下記のとおり開催しましたので、ご報告いたします。
                      記
【2017年11月 合同理事会議事録】
1.日時 2017年11月22日(水)1500~17:00
2.場所 ライフ・ベンチャー事務所
3.出席 代表、水上、高橋、中上、糟谷、中島、若林、立花
      中村、持田(記)(12名、順不同、敬称略)
4.内容 
(1)「第7回生涯現役サミット」の報告について
   (代表)本日は実行委員長・事務局長が不参加のため概略を報告する
       参加者は91名で前回を上回る動員となった
       内4名のネットからの購入があった
   アンケート:回答数31名(過去と比べ34%の高い数値)
         良かった点に31名中30名が回答、総じて肯定的感想
         生涯現役についても28名が回答、就労に関する記載が多かった 
         説明を希望が4件あった(内人材会社が3社)
   (若林)健康・生きがい・就労が生涯現役3つの柱で就労は今回の大きな成果
   (中上)生涯現役を人に分かりやすくつたえることができる内容だった
   (中村)原野講師の話とパネルの展開が良かった
   (持田)サミット後湘南支部がセミナーを行うなど支部活動が具体化している
(2)各メンバーからの報告事項
   (持田)産業交流展の出展で生涯現役アプリへの地域からの関心を感じた
   (中上)東京都展示会を巡ると仕事を楽しむという働き方改革の流れがある
   (糟谷)2025年問題などで女性の力を共有化することが重要
   (代表)NPO支援サービス展示会がありファンドレイズが日本でもビジネス化
(3)望年会の開催ついて
   (中島)望年会会場についての報告
   決定事項:望年会の会場は「庄や」会費は4,000円
        12月13日(水)日程
        13:30 理事会
        15:00 生涯現役塾
        17:30 望年会
   (代表)第384回塾進行・話は東瀧/望年親睦会の挨拶等は若手で仕切って
もらいたい
   (中村)中村、持田で会次第をまとめる          以 上
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http://diamond.jp/articles/-/151050
        専 業 主 婦 は 2 億 円 損 を す る [橘玲の日々刻々]

 日本はこれからどんどん「格差社会」になっていきます。しかしこれは、一部のひとがいうような「グローバル資本主義の陰謀」というわけではありません。

 いちばんの原因は高齢化です。大学生の頃は貯金などないのが当たり前でも、その後の人生の有為転変のなかで、ゆたかな暮らしを手に入れるひとと零落するひとに分かれていきます。「陰謀」などなくても、社会が高齢化すれば自然に格差は開いていきます。

 それに加えて「人生100年」の時代では、ずっと働きつづけるひとと、60歳(あるいは65歳)で定年という“強制解雇”を迎えるひとのあいだで大きな格差が生じます。年収200万円でも60歳から80歳まで20年間働けば4000万円になり、「(100歳までの)老後」は40年から20年に縮まるのですから、「生涯現役」の経済効果はとてつもなく大きいのです。

 安倍政権の「人生100年時代構想」の影響もあって、この不愉快な現実をひとびとはしぶしぶ認めるようになりましたが、いまだにちゃんと理解されていないのが「専業主婦は敗者の戦略」ということです。

 経済学では労働市場から収益を得るちからを「人的資本」と呼び、「金融資本」と並ぶ富の源泉としていますが、専業主婦は20代後半、あるいは30代前半でこの人的資本を放棄してしまいます(編集部注:橘玲著『幸福の「資本」論』に詳しい)。大卒女性の平均的な生涯収入は2億円ですから、彼女たちは(そして妻に専業主婦を望む夫たちも)2億円をドブに捨てていることになります。それにもかかわらず、「お金がない」といって(当たるはずのない)宝くじ売り場に並ぶのでは、なにをやっているのかわかりません。

 最近は、子育てが終われば働きはじめる母親が増えてきました。しかしそのほとんどは非正規の仕事で、正社員としてキャリアを積み上げてきた女性の収入とは比べものになりません。こうして、キャリアと非正規や専業主婦との「女性格差」も広がっていくでしょう。

 さらに問題なのは、専業主婦の夫の多くがサラリーマンで、60歳で“強制解雇”されてしまうことです。そうなると夫婦ともに人的資本はゼロなのですから、あとは乏しい年金を分け合うしかありません。「カネの切れ目が縁の切れ目」というように、夫の退職後、お金をめぐって夫婦仲が険悪になり熟年離婚に至るケースはますます増えるでしょう。

 そう考えれば、日本の未来に待ち構えている「超格差社会」がどのようなものかがわかります。それは、子どもが生まれても妻が仕事を続け、夫婦ともに専門知識や経験を活かして定年後も収入を得る「生涯共働き」の家庭と、老後破産の恐怖に脅える人的資本のない高齢者世帯のあいだにとてつもない「経済格差」が生じる社会のことなのです。

 経済合理的な生き方はどこでも同じで、欧米諸国は先行して「共働き」と「生涯現役」が当たり前になっています。これはすこし考えれば誰でも気がつく1+1=2のような話ですが、日本では不思議なことに誰も指摘しないので『専業主婦は2億円損をする』(マガジンハウス)で書きました。将来を真剣に考えるならぜひご一読を。
『週刊プレイボーイ』2017年11月20日発売号に掲載

橘 玲(たちばな あきら)氏紹介:作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ヒット。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(ダイヤモンド社)『「言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)など。ダイヤモンド社から発売即大幅重版となっている新刊『幸福の「資本」論 -あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』が好評発売中。
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2017年11月25日 18時30分 All About
   「終身年金」を厚くすることが老後資金準備のカギ?  
 50代のあなたの貯金額はいくらありますか? 公的年金だけでは、老後の生活費を100%賄うのも難しい状況です。そこで現役時代に資産の山をできるだけ高く築いておくことが大切になります。資産の山を築く一方、人生100年時代に備えるには入ってくるフロー収入を厚くすることが重要になります。それも生きている間受け取ることができる「終身年金」を厚くすることが鍵になるのです。

 50歳代になるとおぼろげだった老後が、日に日にはっきりと見えてくるはずです。老後の準備を急がなければと考えますが、一体同世代はどの位の金融資産を貯めているのだろうと気になることでしょう。具体的な準備の方法や考え方を述べる前に、少し寄り道してお隣さんの資産状況を見てみることにしましょう。

 総務省が公表している「家計調査年報(家計収支編)(貯蓄・負債編)平成27年版」によれば、世帯主50~59歳の勤労世帯の貯蓄残高の平均は1639万円です。平均値なので多めの金額になっているため、平均を上回っている人は少ないかもしれませんね。

 貯蓄広報中央委員会が公表する「家計の金融行動に関する世論調査(平成29年版)」によれば、全年代の平均額は1151万円、中央値380万円(2人以上世帯)、金融資産を保有している世帯だけに限ると、平均額は1729万円、中央値は1000万円になります。

 何を持って及第点とするのかは難しいですが、50歳代、かつ老後をイメージすれば中央値の1000万円を保有しておきたいところです。反面、50歳代でも31.8%が貯金0円の世帯です。貯金0円世帯の人は人的資本を大切にして生涯働けるようにしておくことが大切になるでしょう。

■ 退職までにどう資金を準備していくか
 お隣の資産額と我が家を見比べて一喜一憂する必要はありません。定年退職を迎えるまでではなく、亡くなるまでを俯瞰すれば(運用は生涯現役)、リカバリーする時間は十分あるからです。では、どうやって準備するかですが、現役時代の基本は、毎月の収支から資金を捻出して積み立て方式で行っていくことになります。

 iDeCo(個人型確定拠出年金)、つみたてNISAなど節税が得られる制度を活用するのがベースになるでしょう。ただし、iDeCo、つみたてNISAでは長生きのリスクに備える「終身年金」を確保することが難しいと言わざるをえません。人生100年時代を見据えるのであれば、資産の山を高くすることも大切ですが、一方で生涯受け取ることができる終身年金を厚くしておくことが重要になるのです。

 終身年金を厚くしたいのであれば、自営業者など第1号被保険者は「国民年金基金」で準備することを優先しましょう。掛け金は全額所得控除が利用できるうえ、まず終身年金に入る(選択する)ことが義務づけられているからです。勤労者であれば、iDeCoに目が向きがちですが、終身年金を重視するなら民間生命保険会社の「トンチン年金」がよいでしょう。

 トンチン年金は保険料を払っているときに亡くなると、返戻金は支払額を下回りますが、生きていればずっと年金を受け取ることができるのです。つまり、長生きすればするほど受け取り総額が多くなる年金保険なのです。

 所得控除を考慮すれば、iDeCoがまず頭に浮かびますが、iDeCoは60歳までしか拠出することはできません。現在、手を挙げれば65歳まで働くことができることと照らし合わせると、収入を得ている期間とiDeCoの拠出期間がマッチしません。50歳代後半の方は、拠出期間を考えるとつみたてNISAの方が使いがってよい面もあることでしょう。反面、50歳代前半であれば所得控除などを考えてiDeCoを利用されてもよいでしょう。

 積立期間(拠出期間)を俯瞰すれば、預金や生命保険などの元本確保型商品を選んでしまいそうですが、公的年金などはインフレに弱い制度です。インフレに備える観点から、投資信託を選んで運用をするべきです。

■ 公的年金の任意加入という手もある
 50歳代のかなりの人は公的年金に「未納」があるはずです。そんな馬鹿な!と思われるかもしれませんが、大学時代(20歳以上大学卒業まで)に公的年金に加入はしていたが、社会人になって追納を行った人はかなり少ないからです。今と違って大学生時代の公的年金に対する加入の催促等はあっさりしていましたから。

 再雇用をされた人は勤務先経由で加入は継続しますが、60歳の定年退職で会社を辞めた、起業した等の人は、任意加入を行い老齢基礎年金を満額受け取れるようにすべきです。長生きに備えるには、資産の山を築くことも大事ですが、同時に終身年金をいかに厚くするかもとても重要なことなのです。(文:深野 康彦)
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 米グーグルがスマートフォンの基本ソフト( O S )「アンドロイド」を開発し、通信機器をつくる企業に無料で提供する計画を発表して十年を迎えた。

 アンドロイドは世界のスマートフォン市場で八割強のシェアをおさえた。この結果、スマートフォンを通じたグーグルの検索サービスの利用が伸び、売上高は十年間で六倍以上に増えている。こうしたアンドロイドの成功には、多くの企業が学ぶべき点がある。

 アンドロイドが広く受け入れられた理由のひとつは、誰でも改良できるようにしたことだ。世界中の技術者の協力を得て開発を加速したといえる。米アップルと同様に、アプリを呼ぶソフトの開発に外部の企業や個人を引き込んだのも大きい。

 日本にはこうした「仲間づくり」が苦手な企業が多い。だが技術が難しくなり、世界的な競争も激しさを増す中、企業が単独でできることは限られている。外部と協力しやすい体制を築くべきだ。

 グーグルが買収したベンチャー企業の技術をもとにアンドロイドを開発した点にも注目したい。

 ネットの利用がパソコンからスマートフォン経由に変わると、グーグルは主力のネット検索でこれまで通りの収益を上げられなくなる恐れがあった。M & A(合併・買収)で人材や技術を手に入れ、検索の利用を伸ばし広告の収益力を高めた手法は参考になる。

 日本でもヤフーが買収先の人材を活用し、スマートフォンを通じて使うサービスをつくる全社的な取組みを加速したが、買収で入手した人材や技術を経営の中枢に据える動きはまだ少ない。買収後の組織や人材の融合を含め、M & Aの技量を磨く必要がある。

 あらゆるモノがネットにつながるI o Tや人工知能( A I )の普及が近づき、製造業から金融、小売りまで、幅広い分野の企業が新たな対応を迫られている。生き残りに向けて多くの企業が外部との協力やM&Aの活用を真剣に考えるときだ。
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第384回 生 涯 現 役 塾 & 2018 望 年 会
     2 0 1 7 生 涯 現 役 続 進 ・ 2 0 1 8 望 年 で 上 昇 夢 躍 進 ‼

日 時: 2017年12月13日 (水) 15:30~19:00
会 場:① 八重洲口会館会議室
      (中央区八重洲1-7-20 八重洲会館ビル B2階:03-3517-6667)
    (案 内 図 URL=http://www.sgsk.net/construction/access.html
     ② 庄や八重洲口店(東京都中央区八重洲1-8-3 黒龍八重洲ビル2F)
    (案 内 図 URL=https://r.gnavi.co.jp/e195402/
 30余年に亙る皆様方の日本生涯現役推進協議会 & NPO ライフ・ベンチャー・クラブへの絶大なご支援感謝します。
 月例生涯現役シリーズ塾は、前回通算383回を重ね、歳末恒例望年会32回目開催の集いで“ 夢と希望が溢れる意義ある生涯現役 あなたもわたしも日本も元気に希望2018年に挑む”懇親の絆拡充です。
 生涯現役活動歴32年から来2018年は、『生涯現役プロデューサーⓇ』商標登録で超高齢化日本に、人財の付加価値確認でどう社会貢献できるか、ご案内の東瀧代表ほかご発表皆様方で「第384回:生涯現役シリーズ塾」は、2020年に向けて大躍進していく『100万人目標プラットフォーム』構築の起爆源になり得るものと期待します。
                     記
☆ 第一部:第 384 回『 生 涯 現 役 全 国 展 開 塾2017 第 十 二 弾 』
演 題: 「生涯現役実践道場の会員総力評価・活動躍進で100万人へ!!」
                                     (15:00~16:50 )
進行講演: 東 瀧 邦 次
    (日本生涯現役推進協議会・NPO/LVC 代表)   (15:00~15:40)
発 表:全員が主役で参加/フリーディスカッション      (15:40~16:50)
まとめ:  江 島    優
   (東京エクゼクティブ‣サーチ株式会社 代表取締役会長)(16:50~16:55)                               ★      ★      ★      ★      ★       ★      ★
☆ 第二部:NPO 恒例 / 2018望年の懇親会       (17:30~19:00)
 生涯現役塾終了直後 小休憩して、八重洲口会館会場隣の「 庄 や 」で恒例の望年懇親会を行います。
 下記幹事担当の司会により全参加者主役の生涯現役実践2017年総括 / 2018年抱負 2分スピーチ。
幹 事:中島 信・増田龍一・水上久忠・糟谷繁子・中村雅弘(敬称略、順不同)
………………………………………………………………………………………
参加費: ① 生涯現役塾/1,000円 + ② 望年会/4,000円 = ③塾+望年会/         5,000円
申込先: NPO 法人ライフ・ベンチャー・クラブ 運営事務局
会 場: 東京都中央区八重洲1-7-20   八重洲口会館会議室B2F
電 話: 03(3517)6667   Fax: 03(3517)6668
E-mail : info @ sgsk.net /  
U R L: http://www.sgsk.net
……………………………………………………………………………………         第 3 8 4 回 生 涯 現 役 シ リ ー ズ 塾 & 2 0 1 8 望 年 会
            参  加  申  込  書           2017 年   月   日
                                                       NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブ事務局 宛

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毎日紙2017年11月23日地方版
ご紹介URL=https://mainichi.jp/articles/20171123/ddl/k35/040/602000c
  東 日 本 大 震 災
      千の音色で復興支援 被災したマツで楽器制作 
          受け継ぐ絆リレー 下関で講演&バイオリンコンサート/山口


 東日本大震災の復興支援事業の一環「千の音色でつなぐ絆 講演&バイオリンコンサート」が22日、下関市豊田町の市立豊田中学校(村岡真樹校長)で開かれた。全校生徒120人や市民が、岩手県陸前高田市で被災したマツから作ったバイオリンの音に聴き入った。【反田昌平】

 下関市倫理法人会と下関市中央倫理法人会の主催。第1部では、被災したマツから作った楽器をバイオリニスト1000人がリレーのように受け継いでいくプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」を運営する「命をつなぐ木魂(こだま)の会」の又川俊三会長が「震災直後と今」と題して講演した。又川会長は被災地の当時の様子と現在をスライドで示しながら復興の現状を語り「もう一度、立派な東北を作らなければならない。だから生涯、現役で先頭に立ってがんばります」などと話した。

 第2部のコンサートでは、仏在住のバイオリニスト、正戸里佳さんと、ピアニストの望月優芽子(ゆめこ)さんが共演した。正戸さんは「(復興と鎮魂の)祈りを込めて、語り掛けるような気持ちを持って弾きたい」と語り、計6曲を披露した。最後には東日本大震災からの復興を応援するチャリティーソング「花は咲く」を弾き、約30分のコンサートは幕を閉じた。

 正戸さんらには、生徒を代表して3年の有村穂乃香(ほのか)さん(15)が「今まで経験した事のない演奏で感動しました。今日は本当にありがとうございました」と礼を述べた。

 東日本大震災復興支援事業チャリティーコンサートと題した又川さんによる講演と正戸さんらによるコンサートは23日午後1時半から、下関市細江町の市生涯学習プラザ海のホールで開かれる。全席自由で当日券3500円。香河(かがわ)様宛 連絡先090・4103・5556。
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   仕事の極意は傍(はた)を楽にすること
             8 0 代 現 役 の 社 会 貢 献


      8 0 代 か ら の 挑 戦       川邊事務所 川邊 康晴 会長

 長年地元・福岡で、中小企業経営における指南役として活躍され、80歳を超えた現在も精力的に第一線で活躍する川邊事務所会長の川邊康晴氏。川邊会長は、(株)西日本相互銀行(現・(株)西日本シティ銀行)に入行して以来、専務取締役、関連会社の代表取締役を歴任。定年後、現事務所を設立し、企業間をメインとしたビジネスマッチングやその支援、ネットワークづくりのサポート・アドバイザーとしての事業を構築している。事務所設立後16年になるが、川邊氏を訪ねる経営者は、今も多い。

  人脈は常にフレッシュに
 マッチングビジネスで最良の成果を得るためには、懐の深い人脈の構築が必須である。「その人脈も、年数が経過すると数が減少していきます」と川邊氏。人脈を維持するには、「新しい人々との出会いの機会を常に創出しメンテナンスしていくことです」という。

 「おかげさまでお客さまは福岡のみならず、全国から訪ねてきていただけております。訪問される経営者の方々のご相談は、人材関連・コストダウンおよび販路拡大などさまざまで、全国には有能な方々がいらっしゃるのに私を選んで来ていただきありがたいことです。よって私も真剣勝負です。当該の依頼をマッチングさせるには最低でも6カ月はかけます。自分自身でリサーチして思案して判断いたします。そして、私を訪ねてこられる方々に最善を尽くすためにも、常に人脈を広くフレッシュにしておきます。マッチングの仕事は、あとで責任が来ます。依頼主に紹介し、その後も良好な関係が続けられるようにすることが私の使命です。そのための人脈づくりも、常時行っておきます。5年、10年の間に各社の代表や体制は様変わりいたします。この人脈づくりをやっておくことで、どの時代も世代にも通じる事業をつくっていくことができます。これは、私の事業の生命線であり、その理念を、次の世代の方々に伝えていくことが使命です。私の財産は、know-howでなくknow-who=人を知っているということです」(川邊氏)。

  見えない資産を大切にする
 クライアントに喜んでいただき、役に立つ仕事を継続するために、川邊氏は「時代ごとの荒波を乗り切るため、変化に挑戦し続ける100年続く企業づくりを目指すことが大切です。毎日倒産する企業が出ておりますが、100年続いている企業は、適正な利益を生み出し続けております。それは、どの時代でもお客さまに支持されているということです。すなわち、お客さまに喜んでいただき、役に立つ仕事を築き上げているのです」と語る。定量の判断材料(貸借対照表や損益計算書)という“目に見える資産”と同等に、“目に見えない資産”に着目し増強していくことが大切であると力説する。

 川邊氏が唱える“目に見えない資産”とは、ナレッジ、リレーション、ブランドの3つの資産だ。

 ナレッジ資産とは、人的資産=人材である。「人を育てて、その企業の技術やサービス、ノウハウを向上させるために積極的に投資することです。技術やサービス、ノウハウを蓄積し常に進化させていくために、人材教育にお金と時間をかけることです。経営者は社員、アルバイトや非正規社員すべての人材を大切にして、“いつも会社のためにありがとう。あなたがいるから会社はやっていける”という風土をつくることが大事です。その企業風土が、モチベーションの向上につながり、お客さまの信頼を得る人材を育て、その会社、人材そしてお客さまに利益をもたらす好循環を生み出します」(川邊氏)。

 リレーション資産は、販売先、仕入先、金融機関、株主、地域社会などその企業のステークホルダーである。これらステークホルダーは、「すべてお客さま」という理念による企業活動を徹底し続けることを、経営者を筆頭に全社一丸で実践することが大切と説いている。

 ブランド資産は、企業の社会的な信頼性を示し、長年培ってきた伝統の重みを象徴する“のれん”で、無形の経済的な価値と定義づけている。ステークホルダーからの評価と信頼度が高く、法令違反など一切なく、その企業のスタッフの評判も良好であるなど、企業の規模の大小など関係なく、その会社の名前だけで信頼される価値である。ブランド資産は、不祥事の発生や、商品やサービスの品質の劣化で一気に失われる。

 これら3つの資産は、数字など定量として示されず、市場や社会、そして自社内の人々が評価する定性的な性質を有する。そして、すべてにおいて、人がキーファクターとなる。目に見えない資産を大切にして増強していくには、「傍を楽にすること」を礎に事業を構築することが肝要だ。そして目に見えない資産を生かした人と人とのつながりで派生する、企業間のアライアンスによる経済活動で、時流に沿いお客さまのウォンツに応えた喜ばれる商品やサービスがつくられ、高付加価値の事業が展開され続ける。それが100年続く企業であり、どの時代でも喜ばれる企業となることの尊さを川邊氏は、世に伝え発信している。

   損得勘定抜きの付き合い
 80歳を超えても、現役の経営者として社会に貢献し続ける川邊氏。今も、人と人とのつながりを大切にした人脈づくりを楽しまれている。「聴くことを一番大切にしている」という信念と姿勢こそが、川邊氏を訪れる人々が絶えない最大の要因であろう。また、慕う人々が増え続けることは、川邊氏が80歳を超えても若々しく、現役経営者として成果を出し続けていることにつながっている。

 川邊氏を囲む『川邊会』という経営者が集う会がある。福岡を中心に九州各地から東京そして全国各地、さらには中国・北京、大連から各々の強みをもった経営者が川邊氏の元に集って、話を聞きながら交流する場である。この場に集う経営者も『傍楽』の志向で、人々が喜び役に立つ事業を行い、いいものを広めて世の中に貢献したという企業のリーダーたちである。売上規模や業種などそれぞれ違っても、全員が経営者である。それぞれ企業経営において、孤独と戦いながら人には言えない苦労や、将来への不安を抱えながら夢を持ち続けて変化と挑戦を続けているという本音の話をすることで、お互いが活性化して、新たな力の源となっていく場だ。9年前に4名でスタートした同会は、現在40から70代の経営者50名が集う所帯に発展している。これも川邊氏が引き寄せた良縁によって生まれた会であろう。

 地元の経済団体や地域の各種会合などからの講演を含めた集う場への招待は常時ある。80歳を超えて川邊氏のように先頭に立って経営を行い、人や企業とのマッチングのために自ら活動する人は、稀有な存在であろう。なぜ川邊氏はそれができるのか。3年前と今回取材を行い、川邊氏は自然体で仕事をつくり、そして私心がなく人々と会い、経営者同士の縁を創造している。心の底から、傍(はた)を楽にするために日々活動することに対して、自身が喜びをもって行っているからである。目先の利益だけに走ることなく、未来や将来像を視野に入れながら、人々が喜び、企業は繁栄し、皆が幸せになれるかを具現化することにまい進している。その志向が、川邊氏に集う経営者に伝承していき、川邊イズムによる経営を行う企業が増えて、それぞれの強みを生かしたアライアンス事業によって、本当の共存共栄の経済社会がつくり上げられ、好循環の世の中になることが期待される。

 『一日一会』という言葉を掲げている川邊氏。「一度も会ったことのない初めての経営者と必ず最低一日1人と会うことを実践しております」という。今後も、次々と新たな人脈そして企業間のマッチングによる良縁により、新しい経営チャネルが出現する。生涯現役の経営者として川邊氏はこれからも、傍(はた)を楽にするビジネスの構築を成し遂げ続けることが期待される。【河原 清明】

<OFFICE INFORMATION>
代 表:川邊 康晴
所在地:福岡市中央区大名2-4-19
TEL:092-732-0230
FAX:092-732-0231
URL:http://www.alliance-power.jp
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 前20世紀のわが国では、世紀前半の「人生五十年時代」が後半では「人生八十年時代」へと見事長寿化へと伸長、いまや「人生百年時代」と言われ始めています。
 そこで考えなければならないのが、国を挙げて愛でたい「人生百年時代」といえる現実なのか?を、冷静に国民ひとり一人が考えるとき、私たち「生涯現役プロデュサー」仮登録諸兄姉はもとより、関係者皆様がどういうご意見・ご提言をいただけるか、ぜひ下記の日経紙本日記事をご参考に『生涯現役社会づくり』プラットフォーム構想との関連も含めたお考えと実践の姿勢を示していただきたいと思います。 
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日経電子版Opinion Deep Insight
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23750460R21C17A1TCR000/

         次 の 働 き 方   個 人 が 主 役                                                     
 首相を議長に人生100年時代構想会議が発足し、「人づくり」の議論が始まった。教育の無償化などに2兆円を使うという。生産性を上げるため人材に投資することは大事だが、果たして世の中のニーズにピントの合った取り組みといえるだろうか。
 人工知能(AI)やロボットの普及で業務の自動化が進み、就労期間の長い100年ライフも現実味を帯びてくる。この激変に対応し、人の能力をフル活用するには国頼み、財政頼みの姿勢ではいけない。技術をうまく使い、働き方の刷新を進めるときだ。

 2010年の創業ながら企業価値が200億ドル(約2兆2400億円)に達するシェアオフィス大手の米ウィーワーク。単なる場所貸しビジネスではない。データを駆使して人びとの行動を細かくつかみ、居心地がよく仕事がはかどる職場をつくる。メンバー同士の交流を促すイベントにも熱心だ。「創造的な環境に身を置ける」として、16万人超が利用する。
 来年2月、日本でもサービスを始める。日本法人のクリス・ヒル最高経営責任者(CEO)は日本で3カ月過ごし、手応えをつかんだ。「次の世代は終身雇用よりやりがいのあるライフワークに関心を寄せる。日本は転換点にある」
 日本生まれのベンチャーも負けていない。16年設立のscouty(スカウティ、東京・渋谷)は、AIでエンジニアの転職を支援する。手がけたプログラムや交流サイト(SNS)への投稿といった情報をインターネットで収集。エンジニア一人ひとりの力量や適性を分析し、才能を発揮できる会社とマッチングする。
 「より面白い仕事、いい仲間に出会えるよう、ミスマッチをなくしたい」。島田寛基代表取締役は語る。データベースは90万人分におよび、約30社がエンジニアの採用に導入している。

 IT(情報技術)を味方につけた個人はどんどん先を行く。
 大学2年生の水紀華さんは東京都八王子市で、体質改善につながる食事の助言などをする会社を営む。対面のほか、ネット経由のサービスもある。SNSでファンを増やし、多いときは月の収入が300万円になる。
 自分の健康管理についてブログで発信していたら「お金を払うからカウンセリングして」とメッセージが届いたのが起業のきっかけだ。「ネットは自分を表現できる場所」と水紀さんは言う。
 ネットの世界では、趣味や特技で稼ぐ人が珍しくない。クラウドソーシング大手、クラウドワークスの吉田浩一郎社長は「生活のなかでも稼げるようになっている」と話す。仕事と生活を分けて考えるワークライフバランスではなく、両者の境目が消えた「ワークライフミックス」の潮流だ。
 勤労を尊び、生産を祝う――。あすの勤労感謝の日について法律はそう説明している。だが、いまネット空間で広がるのは、「勤労」の言葉が放つ重々しさとは性質の異なる働き方といえる。
 1週間の献立作成500円、おいしいリンゴの見分け方1000円。12年設立のココナラ(東京・品川)は、知識やスキル、経験を「出品」して個人間で売買できるオンライン市場を運営する。登録ユーザーは70万人。これまでに150万件の取引が成立した。
 「これからは個人の時代。高度成長期のような社会保障はあてにできない。自己責任で生きていけるインフラを整える」。南章行社長はこう意気込む。
 週休3日制が一般的になれば、ネットを使った副業の輪が広がる可能性がある。収入源の多様化は自前のセーフティーネットになり、自分の能力を磨いたり、新たな才能に気づいたりするのに役立つかもしれない。
 著名人や専門家の時間を買える「タイムバンク」、仮想通貨で個人の価値を売買する「VALU」……。今年話題になったサービスも個の力に目をつけた試みだ。どう信頼性を確保するかなどに課題はあるが、個人が主役という流れ自体は不可逆的だろう。

 「個」が前面に出る時代には大企業も変わらざるを得ない。
 来年創業100年を迎えるパナソニック。日本で週休2日制導入の草分けとなるなど働き方に影響を与えてきた。次の100年の成長に向けた取り組みを東京・渋谷で始めた。会社の枠を超え、外部の人材と接しながら革新的な事業の糸口を見つける拠点「100BANCH」をオープンした。
 「『労働』ではなく『活動』のために人が集まる場にしたい」と同社未来戦略室の則武里恵氏。目玉は35歳未満の起業家や学生、社会人を受け入れるプログラム。食糧問題を解決する昆虫食、誰でも民泊経営ができるようにするサービスなどユニークなアイデアの実現をめざす若者たちが集う。
 松下幸之助氏も起業時は型破りな23歳の若者だった。いまのパナソニックにとってミレニアル世代の生態を知ることは刺激になる。昆虫食なら植物工場、民泊ならリフォームと、既存ビジネスといずれ相乗効果が生まれることも期待できる。働く人を組織の歯車扱いするような社風の企業はあっという間に競争力を失うに違いない。
 PwCコンサルティングが日本の働く男女6000人を対象に行った調査では、71%がスキル向上は自己責任でと考えている。個人の意識は結構高い。国が2兆円を大盤振る舞いしても、働き方の自己改革に乗り出した人たちの心には強く響きそうにない。( 本社コメンテーター: 村 山 恵 一)
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朝日デジタルご参考2017年11月20日11時00分
URL=http://digital.asahi.com/articles/ASKCM6QZFKCMUBQU014.html?rm=415
    長寿のひけつは口の中の清潔 歯科医らが高齢者を訪問
                           小浦 雅和

口の中を健康に保ち、長生きを――。高齢化率が34%を超える福岡県豊前市が「生涯現役の社会づくり」を掲げて始めた口腔(こうくう)ケア事業が3年目を迎えた。歯科医師らが高齢者らの自宅を回って検査や指導をし、口の中や体全体の健康状態についてデータを蓄積する。行政と歯科医師会、大学が連携した全国でも珍しい取り組みだ。

「高齢者こそ肉食を」 貧血防ぐ食事の注意点は

自宅訪問でデータ蓄積

 「はーい、口を大きく開けて」

 14日午後、豊前市の有吉克己さん(84)宅に、九州歯科大(北九州市)の安細(あんさい)敏弘教授ら歯科医師2人と、歯科衛生士が訪れた。

 歯の状態をチェックし、綿棒で舌から唾液(だえき)を取って測定器で細菌数を測定。指先ほどの大きさの風船のような器具を口に入れ、舌の筋力を示す「舌圧」も測った。のみ込む力があるかどうか調べるためで、のどに聴診器をあてて正常にのみ込めるかどうかも調べた。あわせて、身長、体重、握力や体脂肪、筋肉量、骨密度などのデータも取った。

 ログイン前の続き有吉さんは3度の脳梗塞(こうそく)を経験し、言葉の不自由などの後遺症がある。歯科医師らは「腕は上がりますか」「外出や電話はできますか」「歯磨きはしていますか」といった問診に加え、事前に記入してもらった服用薬や認知症、うつ、社会参加などについて尋ねる質問票をもとに、健康状態や生活も確認した。

 続いて同市の染野博さん(85)方でも同様の検査を実施。それぞれ次回の訪問日を決めて、40分ほどで終わった。染野さんは「口をきれいにすることで、さらに元気に過ごせるなら本当にありがたい」と語った。

大学と歯科医師会が連携

 事業は2015年に市と豊前築上歯科医師会、九州歯科大が連携協定を結んで本格化した。大学と歯科医師会が歯科医師を派遣し、報酬や交通費などは市が負担する。厚生労働省によると、歯科医師会や大学と連携したこうした取り組みは全国的にも珍しいという。

 市は毎年、原則として40歳以上で歯科に行くのが困難な在宅の高齢者らを対象に、数十人ほどの訪問先を公募。3カ月間に1人あたり最大で10回訪問する。訪問先の自己負担はない。今年度の事業費は約500万円で、50人の訪問を予定している。

 初回と最終回は歯科医師と歯科衛生士、管理栄養士らが詳しく検査。途中の回は歯科衛生士が訪問し、口の中を清潔に保つ方法や、舌圧を改善する顔の体操法などを指導。3カ月で歯の衛生状態や舌圧などがどれだけ改善したか確認する。虫歯や歯周病が見つかれば医療機関での受診を促す。

 市によると、15年度は61人のデータが集まり、半数以上の人の舌圧が改善した。16年度は21人のうち4割ほどで口臭が改善、7割で舌圧が上がった。滑舌が良くなったり、朗らかになったりした人もいたという。

 県議時代から口腔ケアに関心があり、市長就任後にこの事業を始めた後藤元秀市長は「健康の源は口腔内を健全にすること。対象を全世代に広げていきたい」と語る。

 歯科医師会の筒井修一会長も「歯科医療も、治すだけから、健康を支えることに変わりつつある。口の中の健康と体の健康をあわせて見ていくことで、適切なアドバイスにつながるデータが集められるかもしれない」と話す。

口腔ケアで高齢者の肺炎予防を

 厚労省などによると、日本人の死因の3位は肺炎。特に高齢者は、病気や加齢で嚥下(えんげ)(のみ込み)がうまくできなくなり、食べ物や細菌が気管から肺に入ってしまうことによる誤嚥性肺炎が多い。

 近年の研究で、口の中の細菌には、血管障害や心臓病、糖尿病などを引き起こすものもあることが分かってきた。

 そこで、口の中の有害な菌を減らし、虫歯の治療や舌圧の改善などで不具合を治療する口腔ケアは、広く注目を集めるようになってきた。06年の介護保険制度の見直しでは、「口腔機能の向上」も介護予防サービスの一つに盛り込まれた。

 日本口腔衛生学会の理事で、学会誌の編集委員長も務める安細教授は「行政、医師会、大学がスクラムを組み在宅の人のデータを蓄積して生かすのは画期的。学会でも成果を紹介していきたい」と話している。
http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小浦雅和)
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            (お知り合いの方々に広くお声がけ下さいませんか。)

いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 さて、高齢社会NGO連携協議会(略称:高連協)“提言チーム”(リード団体・公益財団法人さわやか福祉財団)では、我が国が世界に先立ち、超高齢社会を迎えている中、「誰もが安心して暮らし続けられる地域づくり」に向けて、一人ひとりが地域とつながり、助け合うことのできる“社会参加の場”を多くつくっていくことを目指しています。

 そこで、先般、広く皆様に「提言募集」のお願いをさせていただき、数多くの「提言」をお寄せいただきました。
ご協力、本当にありがとうございました。(締切日:10月20日期限)

 つきましては、予定通り、下記の日時・会場で「民間きずな国民会議」を開催する運びとなりましたので、ご案内をさせていただきます。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。

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『 民 間 き ず な 国 民 会 議 」~今、きずなをどうつくるか~』のご案内
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【テーマ】みんなで、助け合う地域を!
     私たちはどんな助け合いをすればいいのでしょう。
     どんな環境や仕組みがあればいいのでしょう。
     全国からお寄せいただいた提言を、参加者の皆様と協議し、
     提言集にまとめ、発信していきます。
【日 時】2018年1月15日(月)9:45~16:00(受付開始9:00)
【会 場】イイノホール
     (東京千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4F)
【定 員】500名(参加費無料)先着順
【主 催】高齢社会NGO連絡協議会(通称:高連協)(JANCA)
【後 援】Jリーグ、あしなが育英会、にっぽん子育て応援団   
【申 込】さわやか福祉財団「民間きずな国民会議」事務局宛て
     ※必要事項:氏名、所属、住所、連絡先(電話番号/メールアドレス)
     ①Web申込
      はこちらから⇒ https://pro.form-mailer.jp/fms/6df18c4e128637
     ②E-mailでの申込⇒ kizuna@sawayakazaidan.or.jp
     ③FAXでの申し込み⇒ 03-5470-7755
     ④郵送での申し込み⇒〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-8
               日本女子会館7階
               さわやか福祉財団「民間きずな国民会議」事務局宛て
 ※受付後に順次「参加証」等をおお送りします。(12月中旬より発送予定)
  ※チラシhttps://www.sawayakazaidan.or.jp/news/2017/20171113.htmlを添付します。 
【お問い合わせ】「民間きずな国民会議」事務局
         (担当:さわやか福祉財団 高橋・松浦・大坪)
                     TEL:03-5470-7751

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高齢社会NGO連携協議会・事務局  野島 卓郎
〒105-0011  東京都港区芝公園2-6-8 日本女子会館7F
        (公益財団法人さわやか福祉財団内)
Tel 03-5470-7751      Fax 03-5470-7755
E-mail: nojima@sawayakazaidan.or.jp
URL http://www.sawayakazaidan.or.jp
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  J.I.メールニュース No.834               2017.11.16 発行
       「特ダネではないけれど(20) 政治のPDCA」
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<巻頭寄稿文>
     「特ダネではないけれど(20) 政治のPDCA」
                         新聞記者  松浦 祐子
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まさに台風来襲のように衆院選がやって来て、去って行った。でも、台風一過の青空は見えない。

なぜだろう、と考えてみた。

「PDCA」という企業や行政で言われて久しい言葉がある。
「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Act(改善)」のサイクルを回しながらより良くしていこうという考えだ。さて、日本の政治で、ちゃんとPDCAは回っているだろうか?

まずは、各党にしっかりと練られた「Plan」、つまり公約やマニュフェストは作られたか?そして、その「Do」がなされたか? その結果を見て、有権者は「Check」(選挙での投票)ができたか?

そしてその結果が「Act」につながっているか?

私は「否」だと思う。多くの有権者は、具体的な公約は示されない中、過去の実績も十分に評価できる時間を与えられず、投票せざるを得なかった。

日本の政治でPDCAが回らない大きな要因の一つが、首相の解散権だと思う。日本では首相の心一つで次の衆院選の時期が決まるので、マスコミでも衆議院4年の任期の半分ほどが過ぎると、「いつ、解散か」とそわそわし始める。永田町でも霞が関でも、解散時期が一大関心事になってしまう。そこで、次の選挙に向けた公約の議論が活発に行わるようになれば良いけれど、たいてい話題の中心は「いつの選挙ならば、我が党に有利なのか」という党利党略の皮算用だ。

日本では、「伝家の宝刀」とも言われ、もてはやされがちな首相の解散権だが、憲法上は、明確な規定があるわけではなく、解釈でそのように言われているだけだ。諸外国を見てみると、英独などでは、法律で解散権にしばりをかけて、為政者が自由に行使できないように制限をかけるようになっている。「宝刀」はやたらと抜くものではないのだ。

選挙日程を決めている国もある。米国大統領選は4年に1度、11月の第1月曜日の次の火曜日。この日に向けて各党の候補者の選出過程なども含めて、2年がかりで広義の選挙戦を繰り広げる。

スウェーデンでは、国と県(ランスティング)、市(コミューン)の議会選挙は統一選挙で、4年に1度9月の第2日曜日と決まっている。選挙をするためにはお金(税金)もかかるので、効率的だろう。現地の知り合いに聞いたところによると、選挙の年の前年あたりから、各党が公約の原案を示し始め、テレビや新聞紙上で討論をし、批判があった部分は改善して正式な公約を作り上げていく。議論の中で、各党が目玉とする政策のメリットとデメリットが浮き彫りになっていくという。

選挙のときだけ出来もしない大風呂敷を広げても、実現できなければ、次の選挙で、有権者から厳しい審判をうけることになる。それゆえに、任期4年では解決できない年金のような長期の課題については、選挙で争点化せず、議会で超党派による合意形成をしていく(つまり、政権が変わっても大きな変更はしない)といった政党間の知恵も生まれていく。

私も選挙の年にスウェーデンを訪れたことがあるが、駅前や広場に各党が「選挙小屋」と呼ばれる北欧の家屋を模した色鮮やかな小屋を設け、そこで市民らにコーヒーなどを出しながら公約を説明したり、議論をしたりしていた。完全に比例代表の選挙制度なので、各候補が選挙カーで自分の名前を連呼するといったことはないが、街角はちょっとしたフェスティバル、イベントといった感じになっていた。

結果として投票率は80%ほどと、高い。

各党の公約をじっくりと吟味できる有権者たちを、うらやましく思った。また、時間をかけて選んだ政権だからこそ、有権者の側も政治が順風満帆でなくても4年間は耐え、次のCheck(評価・投票)につなげていく姿勢が育っていくのだと感じた。
 
もちろん選挙制度は民主主義の土台となるもので、各国ごとに理念も、歴史も異なる。日本は日本の仕組みを作り上げていくしかない。それでも、政治のPDCAの最初のPをおざなりにさせる首相の解散権は、なんとかならないものかと思う。

安倍首相は、少子高齢化などを例に挙げて「国難突破解散だ」と言った。
一方スウェーデンでは、高齢化が進み始め、付加価値税(消費税)の増税が避けられない状況になった時、2院制だった議会を1院制に変えるという議会の大改革も実行している。そういう政治側の努力が、政治と国民との間の信頼の背景にあることも、日本ではあまり知られていないので、付記しておきたい。
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 松浦 祐子 (まつうら ゆうこ):1974年 神戸市生まれ。大学院修了後、1999年新聞社に入社。和歌山、高知での地方勤務、東京での雇用、介護分野、厚生労働省、財務省担当、新潟で県政取材などを経て、今は内閣府担当。
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◆協働ステーション中央からのお知らせ
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1. 協  働  講  座 【 参  加  者  募  集 】
  まちの未来をえがくアイディアづくり
  ~ したいこと、スキルを活かした地域デザイン ~
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 隣の家に誰が住んでいるか分からない。困った時に頼れる知り合いが近所にいない。都市に住み、日々職場と自宅を往復する私たちは、
地域との関わりをどのように作っていけるのか。全3回の講座で地域をデザインし、その接点を探ります。

【第1回】12月2日(土)13:30-17:00
  「 ま ち の 未 来 を え が こ う 」
 最近気になる地域のことや、暮らしたい未来のまちについて話し合うフューチャーセッションを行い、それを実現する活動を考えます。

【第2回】12月7日(木)18:00-21:00
  「 し た い こ と、 ス キ ル を 活 か し た 活 動 の レ シ ピ 」
 ゲストを迎え、活動と仕事の両立、自分のしたいことやスキルを実践に結びつけるポイントについてお話を伺います。

【第3回】12月14日(木)18:00-21:00
  「 活 動 ア イ デ ィ ア 発 表 会 」
 活動アイディアをまとめ、発表します。また、講師からのフィードバックを踏まえて、具体的な活動プランをつくります。
【会 場】協働ステーション中央
【定 員】20名(3回連続・各回ごとの申込みはできません)
【参加費】無 料
【主 催】中央区・協働ステーション中央
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【申込み・問合せ】協働ステーション中央
TEL:03-3666-4761(受付 10:00~19:00、月曜休館)
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2. 十 思 カ フ ェ 【 参 加 者 募 集 】
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vol.77 《飲む》《食べる》が難しい人も楽しく通える「kaigoスナック」の取組み

 病気や高齢で、食べたり飲み込むことが難しくなるケースがあるなかで、そうした人たちも気軽に集えて楽しめる「kaigoスナック」を営む方をゲストに迎えます。介護食=美味しくないと思うことなかれ!当日は圧巻の料理を試食しながらの開催です。
【日 時】11月30日(木)18:30~20:30
【会 場】協働ステーション中央
【ゲスト】冨山 真純さん
     (kaigoスナック、地域デザインナース潜在看護師
      ワークデザインプロデューサー)
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【予告】vol.78 テーマ:まちの魅力[パワー]を引き出すアートのチカラ
~世界と日本のアートフェスティバルにまちのマネジメントを学ぶ~
 
 さまざまなアートフェスティバルの紹介とともに、「アート」とまちづくり、まちやひとの魅力の引き出しかたについて話題提供していただき、「アート」と私たちの「まち」について、みなさんで語り合いたいと思います。
【日 時】12月8日(金)18:30~20:30
【会 場】協働ステーション中央
【ゲスト】嘉藤笑子さん
     (NPO法人アート・オウトノミー・ネットワーク 理事長)
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【申込み・問合せ】協働ステーション中央
TEL:03-3666-4761(受付 10:00~19:00、月曜休館)
E-mail:info@kyodo-station.jp
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NHK地域づくり情報局アーカイブス
URL=http://www.nhk.or.jp/chiiki-blog/800/284422.html
     町 民 全 て が ” 生 涯 現 役 ” ! 秋 田・藤 里 町
  藤里町社会福祉協議会・菊池まゆみさんたちの福祉の常識をほんの少し変えることから始まった地方創生事業への取り組み。はたしてどんなエピソードが?
2017年11月17日 (金)
 生 涯 現 役 ― そ れ は 弱 者 の 底 力 を 見 せ る こ と

菊池まゆみさん(藤里町社会福祉協議会会長):秋田県藤里町出身。1990年に藤里町社会福祉協議会に入り、現在、会長を務める。2006年から、ひきこもりや長期不就労者などの人たちの調査・支援を続ける。町の全戸調査を行ったところ、人口3600の町に100人以上ひきこもり状態の人がいると判明。就労支援などを行いながら、働く場を作ってきた。その結果、80人以上が働き始めている。さらに、「生涯現役」を合い言葉に、高齢者などもそれぞれの能力を生かして、地元に貢献しながら暮らしていける地域づくりの活動を続けている。主な著書に、「ひきこもり町おこしに発つ」 (秋田魁新報社)「藤里方式」が止まらない(萌書房)

 地域づくりブログには、ご無沙汰しておりました。筆不精の言い訳ですが、つい考え込んでいたのです。私に、皆様に向けて発信できることなんてあるのだろうか、と。
 それが今、先月に実施した藤里町老人クラブ大会の写真を眺めるうちに、どうしても書きたくなりました。
 私は今、地方創生としての「町民全てが生涯現役を目指せる町づくり事業」に全力で取り組んでいます。
 3年前、耳にも新しい「地方創生事業」の報道が流れるたびに、私の中で違和感が強くなったのです。この事業の担い手は、能力も力量もある人だと言われている気がしました。私たち社会福祉協議会が関わる、弱者と呼ばれる方々は、その立派な誰かが実施する地方創生事業を行う人ではなく、その恩恵を受ける人なのだ、と。
 一人で勝手に苛立って、あげくに、手を挙げていました。
 福祉の立場からの地方創生事業に参入したい。弱者と呼ばれる方々が担い手になれる地方創生事業を実施したい、と。
 私たち地域福祉実践現場の者は、知っています。
 一部介護が必要でデイサービスの利用者になったとしても、全ての機能がダメになった人ではないことを。障害者でも、地域で活動できることはいっぱいあることを。地域には、100%の力量はなくても、まだまだ頑張れる意欲も力量もある方々がいるということを。

  紫 T シ ャ ツ の 恐 ろ し い 伝 説
 藤里町では、ボランティア活動には紫Tシャツが欠かせないという暗黙の了解があり、そこに疑問を感じる者さえいなくなっております。
 それは9年前の、私が事務局長職だった頃。藤里町社会福祉協議会が3年間のモデル地区指定を受けて取り組んだ「トータルケア推進事業」の集大成として、日本地域福祉研究所の全国研究大会を藤里町で開催するというお話を頂いたことから始まりました。過疎の田舎町の社協が、全国から120人の研究者の方を2泊3日でお迎えするというのですから、大騒ぎでした。町民の力を借りるしかないと実行委員スタッフを募ったところ、250人のボランティアスタッフが集まりました。
 閉会式の写真は、紫Tシャツがスタッフで、それ以外の人が参加者です。
 参加者が120人でスタッフが250人という大会がどんなものだったかは、ご想像にお任せします。結果オーライにしましたが、スタッフとして必要な人数を超えたら断るのが普通で、250人全てをスタッフで使うという発想は「キクチマユミ」ならではだというお言葉も頂きました。
 その時、老人クラブ連合会では「ボランティアスタッフは辞退する」ことになったのです。「高齢だし、たいして役に立てそうもないから」という理由でした。
 もちろん、スタッフ数が膨れ上がって四苦八苦している私の立場を考慮してくれた、などということではなかったのですが。
 それでも「協力できることがあるなら言ってくれ」とおっしゃるので、遠慮しないタイプの私は、できることなら山ほどあると、申し上げました。
 それぞれの地域の老人クラブが缶拾いや清掃活動等を大会の開催に合わせてやってくれれば助かるし、個々人としてはスタッフ用の紫Tシャツを買って、大会期間中はそれを着てウロウロしてくれればウェルカムムードが出る、と。
 実際、○○地区がワークショップ会場になるらしいと噂が出た段階で、老人クラブの草刈りや清掃活動が始まり、「何だ? △△地区で何かやるなら早く言え!」と怒られることも1度や2度ではなく、老人クラブの実行力を見くびっていました。まして、紫Tシャツを着てウロウロの話は、冗談半分だったのですが…。
 大会当日、派手な紫Tシャツで畑仕事をしている高齢者の目撃情報が、地元スーパーで買い物する紫Tシャツの目撃情報が、そして、隣町のJR駅での目撃情報が寄せられ、不覚にも涙が出そうになりました。ありがたいことです。
 のど元を過ぎれば何とやら。「紫Tシャツを着て、みんなで力を合わせれば怖くない、何でもできる!」と、今となれば、美しくも楽しい思い出として語り継がれています。
 そして、「ボランティア活動に紫Tシャツは欠かせない」という思い込みでボロボロになったTシャツを着続ける町民の方々の姿に根負けをして、社協は2年前に新たな紫Tシャツを購入することになりました。
 ちなみに、現在の「町民全てが生涯現役を目指せる町づくり事業」について、老人クラブさんに対してはこんな説明をしております。
 「町を元気にするために自分にできることがあるなら参加したい。そんな思いがあるならどなた様でも、志があるなら必ずどなた様も参加できる仕組みを作りますからよろしく」と。「足腰が弱くなったとおっしゃる方には手指だけで参加できるカタチを、手も足もダメになったとおっしゃる方には口だけで参加できるカタチをご用意いたしますのでよろしく」と。

 【 山 菜 の 皮 む き を 生 き が い 支 援 と は 認 め ま せ ん ! 】
 藤里町社協の生涯現役事業について、新聞記者の方に聞かれました。
 個人としては藤里社協の取り組みに共感するが、「生きがいづくり」とか「自立支援」とか、言葉にするとありきたりになる。よそと何が違うのか、違いがあるなら教えてほしい、と。
 それこそ、私の方こそ、教えてほしいことです。
 福祉職として、特別なことを目指したつもりもなければ、よそとは違うことをやっているつもりもないのです。それなのに、全国から講師依頼や視察研修依頼を頂くようになり、戸惑いの方が強いのです。
 藤里社協がよそに比べて優れていると胸を張れることって、何だろうか? いえ、そんなモノがあるのだろうか?
 そんな中、とあるシンポジウムで就労支援の福祉職を対象に、藤里社協の「町民全てが生涯現役を目指せる町づくり事業」の話をしました。
 前述の「生涯現役事業」にかける思いや「紫Tシャツの伝説」から始まる思いを語り、「自立支援」や「生きがいづくり」を日常業務の中で決しておろそかにしたくないというこだわりを語り…。
 具体例を聞かれて、デイサービス利用者に山菜の皮むきをお願いした時の話をしました。生涯現役事業の藤里町の特産品づくりに、車椅子でも参加できる作業として「山菜の皮むき」は可能かどうか、デイサービス利用者に試していただいたのです。レクリェーション活動に関心を示さない利用者が、帰りの時間ばかりを気にする利用者が、目を輝かせて夢中になって「山菜の皮むき」作業に熱中する姿に、事業化の手ごたえを感じました。
 ですが、それを見ていたデイサービス職員が、早速レクリェーション活動として実施しようとしたので、それは「自立支援」でも「生きがいづくり」でもないと、厳しく叱責しました。
 と、そこまで話したところで200人以上の福祉職の方々に、「え???」とドン引きされてしまいました。その反応に、私も「え???」と驚きましたが、言い訳もさせてもらえないままに終わってしまいました。
 誰にも理解してもらえない寂しさを抱えては、当社協の職員に、愚痴の一つも二つも三つもこぼしたくなります。
 私は、「レクリェーション活動としての山菜の皮むき」を「生きがいづくり」とは認めません。仕事として「山菜の皮むき」をこなしてきた高齢者に対して。それで高齢者を喜ばせるつもりだとすれば、私はむしろ侮辱と考えます。職員は、「山菜の皮むき」を単なるレクリェーション活動で終わらせず、利用者が皮むきをしてくれた山菜をどう活かすかを真剣に考え、そこに汗を流さなければいけないと思います。頑張って下さった「山菜の皮むき」作業の成果を活かしてこそ、本当の「生きがいづくり」に繋がると思うのです。
 私に、高齢者の作業の成果を活かせる自信はありませんが、その努力をし続ける自信はあります。そして、職員にもそうあってほしいと思うのです。
 そんな愚痴に職員たちは、「会長らしい」と、「会長のそんなこだわりは、私たち職員のこだわりになってしまっているし、町民にも伝わっていると思う」と理解を示してくれました。ただし、付き合いが長くて理解できるようになったとはいえ、会長の言い訳を聞かずにその会場でただの聴衆で座っていたとしたら、皆と同様にドン引きで終わったかもしれない。と、そんな言い方をします。
  そして、そんなこだわりが、よそとの違いかもしれないと、思いつきました。私の分かりにくいこだわりに、諦め顔で職員がつきあってくれ、訳も分からないままに町民もつきあってくれ、だから成せたことが多くありました。
 特に優れていなくても、特に立派ではなくても、視察依頼や講演依頼が来ていること自体に意味があるのかもしれません。私たちのこだわりに、その活動に関心を寄せて下さっている方々がいるのかもしれない、と思えたのです。
 そのとたん、私には発信したいことが山のようにあることを思い出しています。
 とりあえず今回は、老人クラブさん中心の「弱者の底力」のお話でした。次回は、ひきこもりのいなくなった町での、ひきこもり支援のお話でもしましょうか。
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 来週22日(水)午後3時:合同理事会&第383回生涯現役シリーズ塾 開催案内

 いつも何かとお力添えに感謝し、11月恒例合同理事会&塾開催ご案内申し上げます。
 今月理事会は、先月盛会裡終了の「第7回生涯現役サミット」結果のご報告はじめ、
ご協力くださった皆々様方のご意見・ご感想も有難く頂戴致したく存じております。

 今回の理事会後に開く「生涯現役シリーズ塾」は、お陰様で第383回目になります。
会員皆様の人脈情報や相互研鑽による生涯現役実践力アップに注力の当実践道場は、
唯一の月例交流の場です。他塾にない生涯現役の本質を実体験できる塾だといえます。
 どうか友人・知人、周辺の方々もお誘い合わせの上、ご参加をお待ちしております。

【 11月 合 同 理 事 会 プ ロ グ ラ ム 】
日  時:2017年11月22日(水)午後3時00分~5時00分
場  所:ライフ・ベンチャー事務所
内 容:
1.報 告 事 項
2.協 議 事 項
(1)「第7回:生涯現役サミット」会計報告と実行委総括意見・・新川実行委員長
(2)11月・12月例会「第383&384回:生涯現役シリーズ塾/望年会」企画
(3)2018年度生涯現役協・NPO/LVCの各事業活動方針
                                  以 上

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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場への 意欲的参加で
あなたご活躍の地域から 次々と民活力の盛り上がる大輪が拡がります!
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2017年春期・秋期:実施/2018年春期:次回予定(各土曜13:30~ )
⑥Summit 4/15(済) ⑦Summit 10/28(済)  ⑧Summit 4/21(予)
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2017/11/22 (理事会15:00 & 第382回生涯現役塾17:30) ~ 2018/4/25
11/22     12/13     1/24    2/28    3/28    4/25
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       NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
                代   表   東   瀧     邦   次 
                事務局長  増   田     龍   一
TEL:03-3517-6667          FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net        URL: http://www.sgsk.net   
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/sgsk.net/
Facebook2:https://www.facebook.com/yaesu3min
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  『生涯現役プロデューサーⓇ』仮登録の諸兄姉には、ご本人様自体下記ご参考記事が直接関わることではありませんが、 今後『生涯現役プロデューサーⓇ』 本登録後に関与される様々な場合の遭遇に際しては、多分に参考になる事例となるかと存じます。
  つきましては、下記ケース類似のご経験等ある方は、どうかご遠慮なく当ブログ宛ご掲載提供の労を惜しまないで、宜しくお願いします。
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ZakZak by 夕刊フジ
URL=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/171108/eco1711080005-n1.html
   老 人 性 う つ 病 の 発 症 原 因 
       シ ニ ア が 直 面 す る 「 定 年 後 の 心 も よ う 」


 ★〈 生 き が い 編 〉 定 年 後 の う つ 

 夕刊フジが9月に開催した「シニア懇談会」では、生涯現役を実践中の男女7人の生の声を聞き、シニアが直面する問題やテーマがリアルに浮かび上がった。今回は「定年後の心もよう」について考えてみたい。

 ■ 喪 失 感 に さ い な ま れ る

 大手電機メーカーに長年勤務していた中村新一さん(71)は現役時代、定年退職後のことはそれほど深く考えず、不安感もなかった。60歳で役職定年を迎えたとき、“定年がいきなりやってきた”感じがしたが、精神的なダメージはなかった。すぐにフルタイムの再就職をしたからだ。

 「そこで5年ほど働いて、65歳で会社を退職した時、これで会社生活が終わるんだという寂しさがこみ上げてきました。しばらく何もできず、うつ病のようになりました」と、中村さんは当時を振り返る。

 それは東日本大震災が発生し、日本中が混乱した時期と重なる。中村さんは憂鬱な気持ちに拍車がかかり、新しく何かを始める気にはとてもなれなかったという。

 65歳以上でかかるうつ病は「老人性(高齢者)うつ病」といい、特有の要因がある。

 ■ 人 と の 関 わ り が 回 復 へ と 導 く

 何もしないまま1年を過ごしていた中村さんだが、心配した元部下の女性から、社長を含め社員全員が女性という翻訳会社「A&People(エイアンドピープル)」(東京都渋谷区、浅井満知子社長)を紹介された。ここで中村さんはITシステムを担当することになる。

 仕事内容は、社内ITシステム関連やPCヘルプサポートなどで、現役時代の経験とは異なった。しかし、パソコン関連のさまざまなトラブルをネット検索やメーカーへの問い合わせで解決し、社員のサポートに真摯(しんし)に取り組んだ。

 「皆さんには翻訳業務に専念してもらい、パソコン関連のトラブルなどは私の方ですべて引き受けています。未経験の業務内容でしたが、試行錯誤しながら今は知識もついてきました。皆さんに頼りにされることで充実感もあります」(中村さん)

 老人性うつ病の予防法のひとつに、「社会や人との関わりを絶やさないようにすること」が挙げられる。現役時代に築き上げた部下との繋がりが、次のステージの「人や社会との関わり」に結び付き、それが中村さんをうつ状態から回復させた。幸運な事例だろう。 (「オレンジ世代」取材班)

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銀座経済新聞2017年11月14日URL=https://ginza.keizai.biz/headline/3376/
       銀座で山口椿さんのトークイベント 「生涯現役」の86歳

 銀座経済新聞のリアルスペース「ぎんけいさろん&ギャラリー」(中央区銀座1)で11月10 日、トークイベント「山口椿(つばき)、その変奏の生を語る その4~シエナでの日々、そして帰郷~」が開かれた。

 山口さんは東京・神田生まれの86歳。永井荷風の薫陶を受けるなどした後、フランスに留学。その後イタリアに移住し、シエナの貴族の邸宅に約20年にわたって滞在する中で、当時のソビエト・レニングラードで肖像画家として活動したり、旅の途中に第3次中東戦争に巻き込まれたりするなどさまざまな体験を重ねてきた。

 50代前半で帰国した後、60歳を目前にして小説家デビュー。多くの著作を世に出すほか、画家としても活動。チェロや三味線の演奏も行う。

 同催しについて、ぎんけいさろん&ギャラリーの三島太郎さんは「山口さんは江戸・東京の流れを受け継ぐ言語感覚や数寄(すき)の精神、個人主義的な人生観、洒脱(しゃだつ)な身のこなしに至るまで、今の日本からなくなりつつある優れたものたちを体現する人。その半生を時系列を追う形で聞いておきたかった」と話す。

 当日は山口さんのシエナでの日々や帰国後の厳しい生活、創作にまつわる思いなどについてのトークが展開され、最後に、1600年代のイタリアの音楽など3曲のチェロによる演奏も披露された。

 三島さんは「そろそろ90歳に手の届こうとするお年にも関わらず今も現役で活動されている山口さんにお会いする度に、その旺盛な生命力と精神の強靱(きょうじん)さに感心させられる。より多くの人が山口さんのお人柄に触れられるよう、これからもお話を伺う会を続けていければ」と話す。
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ご参考@niftyニュース URL=https://news.nifty.com/article/entame/crankin/12119-5268110/
   湯の街・別府で映画を掛け続ける86歳館長の“別府シネマパラダイス”

 1949年創業、全国的に知られる大分県の湯の街・別府で、映画の灯をともし続けてきた「別府ブルーバード劇場」。86歳になる館主の岡村照さんは今も毎日映画を掛け続けている。別府に劇場が20館を数えた映画全盛期も今は昔。しかしブルーバードは多くのファンと映画人に愛され、岡村館長の功績を祝う映画祭も開催された。生涯現役を掲げる館長に映画愛を聞いた、“別府シネマパラダイス”。

 「父の時代からで私が高校3年ぐらいの時に始めたので、そのまま学校にも行かす卒業したらすぐ受付に座った感じで、だから68年ですか(笑)。それで20周年ぐらいの時に父が亡くなって、その翌年にまた主人が亡くなったものですから、私が1人でし出して46年ぐらいになります」。

 別府駅から駅前通りを進んで徒歩3分ほど。ブルーバードは抜群の立地に建っている。照館長の父・中村伝助氏が劇場を始めたのは戦後間もない昭和24年。ディズニー映画の『白雪姫』が最初の上映作品だったという。

 昭和30年代は映画が娯楽の王様として君臨し劇場も大繁盛。しかし映画の勢いはやがて陰りを見せ、昭和40年代半ば、照館長は父親と夫を相次いで亡くしてしまう。だが、それでも劇場を切り盛りし今日まで営業を続けてきた。

 「映画はもともと父が好きで、子どもの時にあちこち連れていってもらって観ていました。そういう関係もあって結局私は映画が好きだから、何とか続いたんじゃないかと思うんです。他の仕事をしていても続かなかっただろうと思います」。

 映画愛を父に育まれ、ご主人とともに営んだ劇場を今も館長は守り続けている。しかし平成の世を迎えて映画興行も移り変わりを受け、照館長も劇場を閉めようと思ったことがあったという。

 「大分にシネコンができて、駐車場はあるし電車で15分で行けるからみんな行くし、興行成績がガタンと落ちて。それでお客はお年寄りぐらいで、その時に辞めようかと思ったんですけど、やっぱり別府に映画が無いのはって思ったんです。従業員さんのお給料は払えなくても、1人でもできるだろうってその時思って」。

 映画への愛、そして別府への思いが照館長に劇場を続けさせる力となった。最近では娘の実紀さんも劇場の仕事を手伝うようになり、扱う映画のラインアップも拡大。シニアだけでなく客層も広がりを見せている。

 そしてそんな照館長の長年に渡る功績を称えんと、9月29日から10月1日の3日間、「第1回Beppuブルーバード映画祭」が開催された。会期中は平田満、津田寛治、西村知美、中原翔子、遠藤ミチロウ、村上虹郎、芸人のアントニー、女装家のブルボンヌといった多彩なゲストが来館。照館長の映画人生を祝福した。

 「別府の駅前通りが、昔は人通りがゾロゾロあったんですけど、今は人が出るのは金・土ぐらいで日ごろはガランとしてますので、少しでも活気づけばと思って。準備期間が短かったのでお客さんの入りを一番心配しましたけど、まぁ何とか(笑)」。

 映画祭では館長自ら映写機を操り、名作『蒲田行進曲』をフィルム上映。場内は満員の観客で冷房が効かなくなるほどの熱気にあふれ、エンディングで「キネマの天地」が流れると、客席からは手拍子が起こる。一体感ある上映に目を熱くした人の姿も多く見られ、「一生忘れられない映画体験」といった声も聞かれた。

 「あんな風に“いつまでも忘れられない映画”っていうようなものを観て帰って頂くと本当に嬉しいです。別に夢っていうのもないけど、何とか健康な間は生涯現役でいたいなって思います」。

 “映画は魔物”――そう言って笑う照館長は、今もその魔力に魅入られ別府で映画を掛け続けている。(文:しべ超二)

別府ブルーバード劇場/大分県別府市北浜1‐2‐12/0977‐21‐1192
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昨日Blogの@niftyニュースつづき
     孤 独 な 退 職 者 は  リ ス ク だ ら け

 さらに気掛かりなのがアルツハイマー病の増加だ。ITの普及で人と直接話す機会が減っている状況も相まって、脳に深刻なトラブルが生じている。

 NPOのアルツハイマー病インターナショナルは13年、世界全体の認知症発症率が2030年には2倍に、50年には3倍になると予測した。ミレニアル世代の認知症リスクは史上最悪になるわけだ。現在の医学ではアルツハイマー病を食い止める手だてはない。

 他人とのつながりが減っていることも問題を悪化させる。現代産業の特徴の1つはリモート・テクノロジーへの依存だ。モニター越しにいつでも誰とでも交流できることで、ビジネスの効率は大幅にアップする。その半面、自宅で仕事をするようになると1日8時間の他人と接する機会が失われ、健康面にしわ寄せが来る。「人との交流が失われる分、非常に大切な何かも失う」と、高齢者専門の精神科医ゲーリー・ケネディは指摘する。

 今の若い世代は単発の非正規雇用が多く、職場への忠誠心も人間関係も希薄になっている。そうした働き方でも当座の生活には困らないかもしれないが、老後の精神的健康を保つために必要な情緒の安定は得られない。

 強固な社会的絆を持たない人間の脳は、深い闇に落ちる恐れがある。15年にオックスフォード大学出版局の学術誌「労働、高齢化、退職」に発表された研究は、52~75歳の労働者1200人を対象に調査を実施。

 愛する人間がそばにいない人や健康状態が悪化し始めている人は、活動的な人に比べてドラッグやアルコールに溺れるリスクがはるかに大きかった。

 「健康上の理由で定年後に有意義な活動への参加が制限される人は特に、労働力から外れると社会から疎外され、孤立し、退屈する羽目になる」と、研究論文の執筆者ピーター・バンベルガーは書いている。

 リタイアしてからしばらくは自由な時間がうれしいかもしれない。だがそのうち、1日中のんびり過ごすことに嫌気が差し、まるで終身刑に服している気分になってくる。孤独な退職者は特にそうだ。

 高齢者が健康に暮らす方法について、スタンフォード大学のフリースはあれこれ指示し過ぎることを避けている。「誰にでも当てはまる公式を探す人々もいるが、私は懐疑的だ」

 それでも、気を付けるべき基本的なポイントはいくつかある。普段からストレッチなどで体を動かすこと、そして脳を刺激すること。他人と一緒に作業するのが理想的だ。

 今のところ若い世代は、こうした基本を身に付けていないようだ。それでも、何を優先すべきかを見失わない限り悪い流れを変えることは可能だと、フリースは言う。「長生きしたければ、とにかく活動的に過ごすことだ
<誌2017年11月7日号特集「一生働く時代」から転載>

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