日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
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 今週のメルマガは朝倉千恵子がブログで呟いている『今日の一言』のご紹介。
 『 2 0 1 7 年 1 2 月 の 今 日 の 一 言 』 で す。
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12/1
『仕事の報酬は仕事。
気持ちよく返事をする人に仕事が集まる。
人は仕事で磨かれ成長する。』
12/2
『また逢いたいと思える関係をいかに築けるか?
それこそが人生の豊かさに繋げる秘訣。』
12/3
『相手を信じるから信じてもらえる。
相手を疑って自分を信じてほしいというのは虫のいい話。』
12/4
『全ての人に平等に与えられている時間。
この時間の活用法で人生は大きく変わる。
時間こそ命。大切にしたい。
相手の時間も、自分の時間も。』
12/5
『一言添える思いやりを忘れず。
見えないところを綺麗にする価値観を持つ。』
12/6
『手抜きの無い人生を歩みたい。
懸命な姿勢を忘れず日々精進したい』
12/7
『究極のパートナーを目指せ!
それが出来るとお客様との関係は一生物。』
12/8
『自分の良心に恥じない行動を。
誠実であれ、謙虚であれ。』
12/9
『日々の努力の結果は必ず出る。
諦めないで続けてみよう。
努力に勝る宝なし。』
12/10
『義を重んじる姿勢を忘れず。
天に恥じない生きざまを選択する。』
12/11
『昨日と違う自分への第一歩を踏み出そう!
その為にもセルフイメージ・自己肯定感を大事にしよう!』
12/12
『勝利へのシナリオを自らの手で作る。
そして「やってやるぞ!」と心に誓う。』
12/13
『本質を見極める目を養え。
上っ面・表面的なものに惑わされるな。』
12/14
『夢は見るものではなく、叶えるもの。
夢に期日を付け目標とした人が、
諦めないでその夢を叶えていく。』
12/15
『密に人と付き合える時間も限られています。
人は触れ合うものに似ます。
だからこそ善き出逢いを求めたい。』
12/16
『礼儀正しさは生きる力、
礼儀正しさは生きる知恵。
万人に愛される最高の作法を身につける。』
12/17
『人に良いと書いて「食」と読む。
食べることは生きること。食を大事にしよう。』
12/18
『最初の一歩を踏み出す勇気を持て!
自ら行動する気構えと心構えを!
何もしなければ何も変わらない。
変わりたいなら行動あるのみ!!』
12/19
『心の友の存在は、
まさに人生に大きな価値をもたらせてくれた。
同志を、心友を大事にしたい。』
12/20
『自我か無我か?
仕事ができて愛される人財には共通点がある。
利己から利他へ!』
12/21
『扉を開けてこそ、その先が見える。
思い切ってチャレンジする勇気を持とう!』
12/22
『人を思いやる心、慈しむ心を大事にしたい。
いつの世も不変的な優しさや思いやりがある。』
12/23
『自分本意・自分勝手・自分保身ではなく、
相手のため、周囲の縁ある人のために
貴重な時間を使いたい。』
12/24
『勤勉であれ。実直であれ。真人間であれ。
怠惰やずぼらでは、
真の豊かさを手にすることは不可能である。』
12/25
『人生はたった一度だけ、
密に人と付き合える時間も限られています。
プラス思考・前向き思考で行こう!
周囲に良き影響を与えよう!』
12/26
『魅力の落とし込みをすることで
自信が生まれる。
自分を認めてこそ相手を認めることができる。』
12/27
『強さと自信、愛と勇気、感謝と貢献。
この言葉を胸に更に突き進む!』
12/28
『頼まれごとは試されごと
挑むか逃げるか、答えは一つ!挑むのみ!』
12/29
『常にチャレンジ精神を忘れず。
人生は何を言ったかではなく、何をやったかで決まる。』
12/30
『営業は可能性のある芸術・自分磨きの旅。
人生そのものがまさに営業です。』
12/31
『感謝の心を忘れず日々精進あるのみ。
人生二度なし、悔いなく生きよう!

【朝倉千恵子の向き不向きより前向きブログ】
http://blog.asakurachieko.com/?m20180110
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マネーポストWeb/2018年1月9日付URL= https://www.moneypost.jp/236307
   老 後 の 経 済 的 な 不 安 を 解 消 す る
                       も っ と も 簡 単 な 方 法


 日本人の平均寿命はどんどん延びていて、男性は79.59歳、女性は86.36歳(2015年)となっている。さらに50歳まで生きた人のその後の平均余命は男性が31.39歳、女性が37.32歳となり、日本はすでに「超高齢社会」に突入している。「老後」が長くなる一方、その生活を支えるはずの年金制度は制度疲労を起こしており、不安は募る一方だ。そんな老後の経済的な不安を解消する方法について、新刊『専業主婦は2億円損をする』が話題の作家・橘玲氏に聞いた。

橘:「老後」を経済学的に定義するなら、働いてお金を稼ぐちからである「人的資本」をすべて失った状態、となります。だとすれば、定年で会社を辞めたからといって仕事までやめるのではなく、たとえば80歳まで働き続ければ、その分、老後は短くなる。「老後問題」というのは老後が長すぎることなのですから、生涯現役によって老後を短くすれば問題そのものがなくなります。

──「人生100年時代」では、60歳で仕事をやめれば老後は40年間だし、80歳まで働き続ければ老後は20年間に短縮できる、と橘氏はいう。さらに、結婚している世帯なら、夫婦の働き方によっても大きな差が出てくる。

橘:専業主婦世帯と共働き世帯では人生設計が大きく違ってきます。夫が20代前半から40年会社に勤めて、老後を夫の年金だけで暮らす専業主婦モデルを1馬力としましょう。それに対して夫婦が共働きなら、2馬力にはならないとしても1.5馬力くらいにはなるはずです。この世帯収入の差は複利で拡大していきますから、30年、40年たつうちに大きな資産格差が生じます。たとえ1.2馬力にしかならないとしても、この複利の効果は同じです。

 さらに、夫婦ともに専門的な仕事に就いていて、60歳以降も2人で年500万円の収入があるとしましょう。80歳まで働けば20年間で1億円です。仮に2人で年200万円しか稼げなくても、20年で4000万円です。

 夫1人が40年働いて積み立てたお金で、夫婦2人で60歳から100歳までの計80年間(40年×2)を暮らしていく家庭と、「生涯共働き」の家庭では、80歳時点でとてつもない差がつきます。専業主婦の方は「女が働いたってたいして稼げない」といいますが、複利の効果と、長く働くことの効果を計算に入れてないんですね。

   生涯共働きを超える最強の人生設計はない

──まして年金の受給開始年齢の引き上げ議論が高まっており、当初の老後プランどおりにもらえるかどうかはわからない。年金制度がいつまでも盤石だという保証もどこにもないのだ。

橘:私は、「生涯共働きを超える最強の人生設計はない」といっています。経済環境が激変してどちらかの仕事がなくなっても、世帯の稼ぎ手が2人ならリスクヘッジがきいています。日本国の財政が破綻して年金が受け取れなくなったとしても、人的資本が生み出す富で生活を支えることができます。日本や欧米のようなゆたかな社会では人的資本こそが最大の富の源泉なのですから、人生100年時代の人生設計は、いかに長く人的資本を維持するかにかかっています。

 長く働くことを「苦役」にしないためには、「好きを仕事にする」以外にありません。もちろん、好きなことだけして生きていけるなどといううまい話はそうそうありませんから、キャリアを積み上げていくなかで、それぞれが「好き」をマネタイズする方法を見つけるしかありません。

 いまのキャリアモデルでは、20歳で社会に出て、10年か15年かけて「好き」を仕事にする方法を見つけていきます。ところが専業主婦は20代や30代前半でキャリアを切ってしまうので、子育てが終わってから働きはじめようとすると、50歳からキャリアをスタートしなければならない。その結果、パートや契約のような非正規の仕事しかなくなるのですが、これがどれほど不利な条件かいちど真剣に考えたほうがいいでしょう。
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□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■                
   【無料セミナー】 Greenberg Traurig 東京セミナー
          Gaming Law Study Group 第8回 勉強会のお知らせ
        「 米 国 ゲ ー ミ ン グ 法 の 基 礎 」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【講演趣旨】
弊事務所ではゲーミング・ビジネスに関わる方を対象に、弊事務所のラスベガスオフィス等に所属するゲーミング法専門の弁護士を講師に迎えて、米国ゲーミング法に関する勉強会を開催してまいりました。
今回は元ハイアットホテルのゲーミング担当社内弁護士であったMartha Sabol弁護士及び弊事務所のラスベガスオフィスのMichael Bonner弁護士を東京オフィスに迎え、米国ネバダ州のゲーミング法の基礎をレクチャーします。
【講演詳細】
日時: 2018年1月30日 (火)
9:30~12:00
13:30~16:00
★同日2回講演、同内容です。各回先着順(30名)です。
場所: GT東京法律事務所  大会議室  
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル14F
代表電話 03-4510-2200
【講師】  
■マーサ・セーブル (Martha Sabol)  
シェアホルダー、 Co-Chair, Gaming Practice
元ハイアットホテルのゲーミング担当社内弁護士。ゲーミング・オペレーターの内部統制、コンプライアンスに関する豊富な実務経験を有する。
■マイケル・バーナー (Michael Bonner)  
ラスベガスオフィス・マネージング・シェアホルダー 
世界各国のゲーミング規制に造詣が深く、ゲーミング業界クライアントを数多く代理する。会社法、コーポレート・ファイナンスにも豊富な経験を有し、ネバダ州の会社法改正にも関与。
【モデレーター】 
■石川 耕治
弁護士、Greenberg Traurig東京オフィス パートナー
日・米・欧のゲーミングクライアントを代理して日本のゲーミング規制について助言。パチンコホール等の海外上場にも関与。早稲田大学法学部卒、New York University School of Law (LL.M, 2004)、北京大学法学院客員研究員(2005) 、2017年秋から University of Nevada,Las Vegas, William S. Boyd School of Lawの客員研究員に就任し日米のゲーミング法を研究。
【Greenberg Traurig Gaming Practice Key Members】 
■マーク・クレイトン (Mark Clayton)
シェアホルダー、Co-Chair, Gaming Practice
様々なゲーミング規制案件を専門に取り扱い、ゲーミング業界にて幅広く円熟した経験を持つ。様々なカジノ法人にて執行役員や顧問を務めてきた。元ネバダ州ゲーミング管理委員会委員。
★本セミナーは無料です。使用言語は英語、同時通訳付きです。
各回先着30名様迄とさせていただきますので、お早めにお申し込みください。
【お申し込み】
GT東京法律事務所 (担当: ヤシカ TOKMarketing@gtlaw.com ) へ下記明記の上お申込みください。
(1)希望講演回時間
(2)会社名
(3)氏名
(4)ご連絡先 
※定員に達した際はお申込みを締め切らせていただきます。
※会場の制約上、毎回多数のお申し込みをお断りしております。直前のキャンセル及び無断キャンセルはご遠慮ください。
※お申し込みの際にメールに記載いただいた個人情報につきましては、共催者及び講演者からの各種ご案内に使用させて頂きます。
これらの情報提供を希望されない場合には、その旨お申し出ください。
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2018/1/6 13:45日本経済新聞電子版
URL=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25413510W8A100C1905E00/
    熟 年 力 で 生 涯 現 役 
        定 年 見 直 し 、 企 業 の 戦 力 に

 定年を過ぎてからも元気に第一線で働くシニアが増えている。戦後すぐの日本人の平均寿命は50代だったのが最近は80代に延び、さらに「人生100年時代」が視野に入りつつある。高齢化が進む中、企業にとってシニアの活用が課題となっているだけでなく、個人にとっても生きがいを持ち続けながら豊かに暮らしていくにはどうすればいいのか手探りだ。お手本となりそうなシニアの働きぶりを追ってみた。

■ 4 4 年 の 経 験 武 器
      年 齢 上 限 な し
 「あなたが勧めてくれるならと契約してくれた時はうれしくてたまらない」。日本生命保険東京西支社の八王子中央営業部で働く安齊正枝さん(72)は勤続44年の今も人から感謝されることを励みに現役を続ける。
 営業職員として28回連続で「グランプリ」を受賞した。グランプリは同社で年間の新規契約数などが多い優秀な営業職員上位1割に与えられる栄誉。安齊さんは飛び込み営業で獲得した顧客と丁寧に付き合い、今では契約者の孫、ひ孫の代まで契約を預かる。
 日生の営業職員に年齢上限はない。定年を迎えた後も原則、本人が希望するまで働き続けることができる。現在約5万人の営業職員のうち、70歳以上は1700人に達する。給料は固定給と歩合給の組み合わせで、歩合部分は契約獲得数に応じて上乗せとなるため、高齢者も仕事に意欲的になれる仕組みだ。昨年4月からは定年後の職員の固定給も最大1万円引き上げた。
 「あなたが勧めてくれるならと契約してくれた時はうれしくてたまらない」。日本生命保険東京西支社の八王子中央営業部で働く安齊正枝さん(72)は勤続44年の今も人から感謝されることを励みに現役を続ける。
 営業職員として28回連続で「グランプリ」を受賞した。グランプリは同社で年間の新規契約数などが多い優秀な営業職員上位1割に与えられる栄誉。安齊さんは飛び込み営業で獲得した顧客と丁寧に付き合い、今では契約者の孫、ひ孫の代まで契約を預かる。
 日生の営業職員に年齢上限はない。定年を迎えた後も原則、本人が希望するまで働き続けることができる。現在約5万人の営業職員のうち、70歳以上は1700人に達する。給料は固定給と歩合給の組み合わせで、歩合部分は契約獲得数に応じて上乗せとなるため、高齢者も仕事に意欲的になれる仕組みだ。昨年4月からは定年後の職員の固定給も最大1万円引き上げた。

■ 広 い 人 脈 生 か す
 大和ハウス工業では65歳の定年後も働く社員が2017年4月に100人を超えた。その一人、福村哲さん(67)は「後進の指導などで80歳まで働きたい」と意気盛んだ。
 福村さんは、現在所属する営業本部営業推進室東京法人第一営業推進室で定年前まで室長を務めていた。32年前に中途で入社して以来、営業畑一筋。今は土地の売却情報などを収集する役割を担う。
 福村さんが仕事を続ける理由は「健康的な生活を送るため」。週4日出勤し若手と営業先を1日4件ほど回る。「営業先との間で築いた信頼関係を引き継ぐには最低2年はかかる」と福村さん。一緒に働く渡辺光博さん(52)は「難しい交渉時には一緒に来てくれる。人脈が広いので頼りになる」と評する。
 同社は15年に65歳の定年後も嘱託社員として再雇用する「アクティブ・エイジング制度」を導入。社員が61歳になる前に面談をして役職定年後も携わりたい仕事や勤務地を聞き取りし、希望に合う配属先を決める。「月給は定年前の約3分の1。公的年金と企業年金を合わせれば定年前と給与差は大きくない」(福村さん)。賞与も一般社員の2分の1が支給される。
 大和ハウス工業では65歳の定年後も働く社員が2017年4月に100人を超えた。その一人、福村哲さん(67)は「後進の指導などで80歳まで働きたい」と意気盛んだ。
 福村さんは、現在所属する営業本部営業推進室東京法人第一営業推進室で定年前まで室長を務めていた。32年前に中途で入社して以来、営業畑一筋。今は土地の売却情報などを収集する役割を担う。
 福村さんが仕事を続ける理由は「健康的な生活を送るため」。週4日出勤し若手と営業先を1日4件ほど回る。「営業先との間で築いた信頼関係を引き継ぐには最低2年はかかる」と福村さん。一緒に働く渡辺光博さん(52)は「難しい交渉時には一緒に来てくれる。人脈が広いので頼りになる」と評する。
 同社は15年に65歳の定年後も嘱託社員として再雇用する「アクティブ・エイジング制度」を導入。社員が61歳になる前に面談をして役職定年後も携わりたい仕事や勤務地を聞き取りし、希望に合う配属先を決める。「月給は定年前の約3分の1。公的年金と企業年金を合わせれば定年前と給与差は大きくない」(福村さん)。賞与も一般社員の2分の1が支給される。

■ 6 0 歳 で 資 格 取 得
 大和証券は17年6月に営業職の定年制限を撤廃した。制度を利用する11人のうち最高齢が神戸支店に在籍する鶴野哲司さん(68)だ。若手に負けじと街を飛び回る。「経験を重ね、お客さまに深みのある助言ができるようになってきたかな」と胸を張る。
 鶴野さんは転勤のない「上席アドバイザー」として週5日勤務。顧客に資産運用を助言する。
    「 国 の た め に 」
 大和証券が高齢者活用を進めるのは「会社の成長にはベテラン社員の経験が必要」だからだ。同社の試算では10年後には社員1万人のうち60歳以上が約1500人を占める見通し。戦力としてシニアの存在感が高まる。シニア社員の活用のため、英語や証券アナリストなどの資格を取った50代が給料が上がる仕組みを導入。鶴野さんは60歳でファイナンシャルプランナー(FP)の資格を再び取った。
 「55歳を超えてから、働くことで社会貢献につながればいいと思うようになった」という鶴野さん。年金はまだもらっておらず、「自分が働いて税金を払うのが国のためにもなる」と意欲十分だ。

■ 長 寿 見 据 え 備 え を
 平均寿命が延び「人生100年時代」が到来すると、定年を迎え横並びでリタイアするのではなく、気力・体力が許す限り働き続ける人や、新たな知識やスキルを習得して再スタートをきる人が増えそうだ。第一生命経済研究所の的場康子上席主任研究員は「多様な生き方が求められる生涯現役社会になる」と予想する。
 国の財政悪化で将来の年金の支給開始年齢が上がることも予想され、「生活のために働き続ける必要がある社会になる」(的場氏)可能性は高い。
 同研究所が2017年1月に実施した調査で失業や給与低下のために準備していることを複数回答で聞いたところ、貯蓄が約50%と最も多かった。ただ、非正規雇用の増加など老後に備えた財産形成が難しくなっており、「ふくぎょうなどのパラレルワーク、大学などでの学び直し、地域でのボランティア活動などが(将来への)究極のリスクヘッジになる」(的場氏)。
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毎日新聞2018年1月5日東京夕刊
ご参考URL=http://www.sankei.com/life/news/180106/lif1801060005-n1.html
   も う 一 度 花 咲 か せ よ う
         平 ら か な 心 で 迎 え た 新 年 = 残 間 里 江 子


 毎年の元旦には「今年はこれを目標に頑張ろう!」と、「リスタート」を図っている。昨年の元旦は、母の他界で15年間の介護にピリオドが打たれたこともあって、盛りだくさんの努力目標を掲げたのだが、思いだけが空回りをしてしまい体調を崩してばかりいた。

 そこで今年は「気負わず粛々と歩みを進めよう」と、虚心坦懐(たんかい)な心で新年を迎えた。といっても、ただおとなしくしていたいとは思っていない。言うべきことは言い、退くべき時には退くという潔い姿勢で物事に臨みたいと考えている。

 主宰している「クラブ・ウィルビー」も今年は設立から10年目を迎える。旧来の高齢者イメージを覆し、世の中と積極的に関わっていこうという趣旨で創設したのだが、最近のメンバーを見ていると「生涯現役」を体現している人が多くなり、しばしば代表の私の方が励まされている。

 「クラブ・ウィルビー」と共にスタートし、以来毎日更新している私の拙きブログも4日で3437回を迎えた。全国に約1万3000人いるメンバーに向けて、深夜早朝に書いている。会える機会が少ないので、せめてクラブのホームページに毎日変わっている箇所が一つはないと不誠実な気がするからだ。

 ブログのタイトルは私の心境と重ねて何度か変えた。最初は「今夜も眠っちゃいられない!」だったのが「駄目で元々 雨、アラレ」となり、昨年末までは「波乱万丈、雨アラレ」だった。そして、今年の元旦から「波乱万丈、ケ・セラ・セラ」に変えた。

 今年も波乱万丈の日々が待ち受けていると思うが、「なるようになるさ」とうそぶくのではなく「人事を尽くして天命を待つ」に近い心境、焦りといら立ちは禁物ということだ。(プロデューサー)

【残間里江子(ざんま りえこ)氏略歴:1970年 静岡放送にアナウンサーとして入社。 1973年6月 光文社に入社し、女性自身編集部記者として勤務した。 1980年 企画制作会社「キャンディッド」(現「キャンディッド・コミュニケーションズ」)を設立し、代表取締役社長となった。 1980年9月 山口百恵の『蒼い時』をプロデュースし、広く名を知られる。】
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産経ニュース2018年1月5日
ご参考URL=http://www.sankei.com/life/news/180106/lif1801060005-n1.html
  首 都 大 学 東 京 、 5 0 歳 以 上 に 門 戸 
         公 立 初  在 学 期 間 1 年 、 修 了 証 も


 首都大学東京(東京都八王子市、上野淳学長)が、生涯現役を合言葉に学習意欲にあふれる50歳以上のシニア学生を受け入れる「首都大学東京Premium College」(仮称)を平成30年度に創設することが5日、分かった。公立大学では全国初の試みで「学び」と「新たな交流」の場を提供する。100歳まで生きることが当たり前となる超高齢社会で、新たな生涯教育として注目を集めそうだ。

 関係者によると、今年10月に試行的に開始し、来年4月に本講座を立ち上げる。募集は50歳以上で、定員は50人程度。小論文と面接試験を行う。在学期間は1年間で週2~3日程度の通学を想定している。

 学校教育法に基づく履修証明プログラムでは、年間120時間以上の講義の受講を義務づけ、修了要件を満たした学生にはcertificate(修了証明書)を授与する。

 カリキュラムは必修科目と選択科目で構成。ゼミナールでの成果発表会を行うほか、複数の科目群から興味に合わせて教科を選ぶことになるという。現役学生と同じ授業を受けられる機会も検討する。

 大学側は専任教員を配置。学生に「学生証」を交付し、専用パソコンやリポート提出BOXなどが備え付けられたラウンジを設置する。図書館やスポーツ施設など学内施設も自由に利用でき、専用ロッカーの貸与やメールアドレス付与も行う。

 都によると、都内に住む65歳以上の男女は27年時点で約301万人と全国最多で、都民全体の約23%を占める。国連の定義では21%を超えると「超高齢社会」とされ、小池百合子知事は高齢者が学び働き続けられ、生きがいを持って活躍できる東京の実現を公約に掲げている。
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 新年あけましておめでとうございます。
 皆さま健やかに初春をお迎えのことと存じます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   「加藤合同国際特許事務所~知財とびうめ便り~」         Vol.58
  発信日:2018年 1月 4日          発信者:加藤合同国際特許事務所
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
◇ 目 次 ◇
1.所長コラム
  ◆新春を迎えて -知的財産制度の未来-
2.知財ニュース
  ◆2016年世界特許出願件数、前年比8.3%増の313万件、中国6年連続1位、日本は3位
3.連載 知財講座
  ◆第58回:特許「冒認出願」
4.事務所からのお知らせ
  ◆知財セミナー開催
5.所員ほのぼの日記
  ◆「かいだんめぐり」とは
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  1. 所 長 コ ラ ム
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
◆新春を迎えて -知的財産制度の未来-
  知的財産制度を取り巻く状況は、この20年で大きく変わりました。
 そこで、今後50年後、100年後、知的財産制度はどのようになっているか、知財の未来を考えてみました。
 知的財産制度の始まりは、諸説ありますが、「今から575年前の1443年、ベニス共和国で、発明に対して、特許が与えられたこと」だと言われております。このことから考えると、50年後、100年後もそんなに変わっていないようにも思いますが、果たしてどうなるでしょうか。
 今の技術の進歩は目覚ましく、500年前の1年が今の1日に相当するかもしれません。そう思うと、500年かけて変化してきた知財制度もここ数年で大きく変化することも十分に考えられます。
 知的財産権制度とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。その意味で、人類がいる限り、知財制度自体は存続すると思われます。
 一方、知財の未来に大きな影響を与えるのは、AIの出現でしょう。
 高段者のプロ棋士に人工知能が勝ったことで、一挙にAIが身近なものになってきましたが、AIが発明をしたり、また私たち弁理士が生業としている、特許明細書の作成や出願、また、特許庁が行っている審査業務に関しても、AIに取って代わられる時代は、そんなに遠くない将来に実現することと思います。
 一部では、AIの台頭により多くの失業者が発生し、悲惨な未来を描く人が居ます。
 AIは知財の世界だけではなく、いわゆる専門職と言われている、弁護士、公認会計士、税理士の業務内容を大きく変える可能性があるでしょう。特にビジネスとしての翻訳は、完全にAIに取って代わられる可能性が高いと思います。
  それは悲観すべきことでしょうか。私はけっしてそうは思いません。
 私は、AIの時代というのは、単に生きる糧を得るためだけに仕事をする必要がなくなり、言い換えると「労働=お金」の概念が変わり、自分の好きなことをして生きていけるこの世の楽園が実現する時代になると思っています。
 この世から病気がなくなれば医者はいらなくなります。この世に悪いことをする人がいなくなれば警察官や弁護士、また人を裁く人は必要ありません。時代の流れとともに、特定の職業が無くなることは仕方のないことです。知財の世界で言えば、人が考えた知財をすべての人が尊重する時代になれば、知財制度自体が必要なくなるかもしれませんが、それは人間が霊的に成長するはるか未来のことでしょう。
 そのような時代に大切なことは、人間力に他なりません。夢を描くこと、感動すること、人の心の痛みがわかること、悲しむこと、このようなことはおそらくAIにはできないでしょう。昨年悪いイメージがつきましたが、忖度(ソンタク)すること等々、人にしかできないことはたくさんあります。そのようなものをしっかりと蓄積することが必要だと思います。
 内閣府知的財産推進事務局が平成29年11月16日に公表した資料(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/ )によりますと、需要量が供給量を上回った20世紀から、21世紀は供給量が需要量を上回り、単なる新技術、新製品でもお客様から選ばれないと売れない時代になると予測しております。
 そのような時代に必要なことは、需要サイドを理解し、知的資産を活用してユーザの価値観に訴求することであり、将に、知的財産がますます重要になることは間違いなさそうです。
 今年も、嬉しいこと、悲しいこと、様々なことが起きることでしょうが、人類にとって素晴らしい未来が待っていることを信じつつ、皆様にとって良き一年となりますようお祈り申し上げます。
  代表 弁理士 加藤 久
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  2. 知 財 ニ ュ ー ス
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◆2016年世界特許出願件数、前年比8.3%増の313万件、中国6年連続1位、日本は3位
 世界知的所有権機関(WIPO)は12月6日、世界の特許、商標、意匠の出願件数などをまとめた「世界知的所有権統計」(World Intellectual Property Indicators 2016 )を発表しました。
 世界全体の特許出願件数は、前年比8.3%増で313万件となり、過去最高を更新しました。毎年大幅増が続く中国が全体の伸びをけん引しています。
 国別では、中国が130万件(前年比21.5%増)で6年連続1位、次いで2位アメリカ61万件(同2.7%増)、3位日本32万件(同0.4%減)、4位韓国21万件(同2.3%減)、5位EPO(欧州)16万件(同0.4%減)となっています。
 また、世界全体の商標出願件数(件数=区分の数)は、前年比16.4%増で700万件です。国別では、中国が圧倒的な1位で370万件(世界の約53%)、2位アメリカ55万件、3位日本45万件、4位EPO(欧州)37万件となっています。
 詳細は、下記のURLよりご覧ください。
[URL] http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2017/article_0013.html
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  3. 連 載  知 財 講 座
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◆第58回:特許「冒認出願」
 「冒認出願」という文言は文字だけを見ても意味が分り難いと思いますが、特許を受ける権利を有していない者が他人の発明を出願することを冒認出願といいます。例えば、発明者でない者が、その発明について特許を受ける権利を承継していないにもかかわらず出願することです。
 ただし、「特許を受ける権利」は譲渡することができますので、「特許を受ける権利」を譲り受けた者が特許出願することは認められています。例えば、企業の特許出願は、従業員から「特許を受ける権利」を譲り受けて、企業が自らの名義で出願していることが多いのですが、これは「特許を受ける権利」を有する者による出願であり冒認出願とはなりません。
 冒認出願は特許すべきではないので、審査において冒認出願であることがわかれば、拒絶されます(特許法第49条第7号)。
 しかしながら、特許出願を審査する特許庁の審査官は、特許願に記載されている出願人が本当に特許を受ける権利を有する者であるか否かを判断することが困難であるため、冒認出願により権利化されてしまう可能性もあります。
 このような場合、本来特許すべきでないことには変わり無いのですから、正当な「特許を受ける権利」を持っている人が無効審判を請求し、審理でそのことが明確になれば、その特許は無効となります(特許法第123条第1項第6号)。
 また、平成24年4月1日以降の出願については、所定の条件を満たせば、真の権利者となる者は、冒認出願による特許権者に対して特許権の移転を請求できるようになりました(特許法第74条第1項)。
 冒認出願が生じる場合としては、他人の家や会社に忍び込んだり盗聴したりするなどして、不法に知り得た発明を自分の名義で出願するような場合が考えられますが、実際には発明者の不注意が原因の場合も多いと言われています。
 例えば、取引会社との打合せの席などにおいて、発明内容を取引会社の社員に話してしまい、それを聞いた社員が勝手に自分名義や取引会社の名義で出願してしまうようなことがあるからです。
 前述したように、冒認出願によって権利化された場合の救済措置は設けられていますが、冒認出願であることを証明する証拠を揃えるのは相当困難であるのが実状です。
 そこで、冒認出願を防止するために、取引会社との打合せなどの場合に発明内容を話したり、発明資料を渡したりしないこと、他人(他社)と共同して研究や開発を行う場合はそれによって得られた成果(発明)の取り扱い(無断で単独出願してはならない、出願するときは必ず共同出願する、あるいは誰の名義で出願するか など)を定めた契約書を作成しておくことが必要です。
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  4. 事 務 所 か ら の お 知 ら せ
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◆知財セミナー開催
 九州経済産業局・日本弁理士会九州支部の主催で、知的財産の活用方法及び活用事例をテーマにした知財セミナーが佐賀市及び大分市で開催されます。参加には事前申込が必要で、参加は無料です。
【佐賀市】 日時:1月25日 14:00~17:00、会場:ホテル グランデはがくれ
 詳細は、下記のURLよりご覧ください。
[URL] http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00359278/3_59278_77417_up_i2jnpasg.pdf
【大分市】 日時:2月2日 16:00~19:00、会場:ホテル日航大分オアシスタワー
 詳細は、下記のURLよりご覧ください。
[URL] http://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/11/20180202_ooita.pdf
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  5. 所 員 ほ の ぼ の 日 記
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◆「かいだんめぐり」とは
 「階段巡り」ではなく「怪談巡り」でもなく、「戒壇巡り」と書きます。
 お寺の中の真っ暗な回廊の中を手探りで進んでいくもので、長野県の善光寺のものが有名です。
 高校生の時に、林間学校で初めて善光寺を訪れ、「かいだんめぐり」を体験しました。何も見えないという恐怖を感じながら、右の壁だけを頼りに回廊を進んでいきます。回廊に入ると、光の一切ない真っ暗闇で、目を開けているのに何も見えず、目を閉じているような何とも不思議な感覚にとらわれました。
 ところが、回廊の途中で、私たちの前を行く小学生の団体が怖くて進めなくなってしまい、私たちも暗闇の中で立ち往生することとなりました。引率の先生と思われる方が、子供たちを一生懸命励まし、進むように声をかけますが、子供たちは進むことができません。
 最終的にはお寺の方が、ライトをもって現れ、子供たちに進むように促しました。子供たちには、お寺の方が仏様に見えたかもしれません。
 真っ暗闇の中で立ち止まっていた時間は数分だったと思いますが、なんだかとても長い時間に感じました。
 数年前、善光寺で「かいだんめぐり」を再び体験することがありましたが、今度は40代くらいの女性の方がパニックになってしまいました。
私たちは、この女性の5、6組後ろにいたのですが、
回廊内には、
「何もあらへん。あんた、どこ?どこ?」
と女性の大きな声が響き渡っていました。
「落ち着いてください。右側に壁がありますから」
とその女性の後ろを行く方が冷静に声をかけます。
「何もあらへん、何もあらへん。」
「壁は右ですよ。左じゃないですよ。」
というやりとりが繰り返され、何とか女性の方は、出口にたどりつくことができました。
 「かいだんめぐり」の体験は、光がない状況というのはとても怖いもので、それは大人であろうと子供であろうと変わらないということを改めて感じる貴重なものとなりました。
 さて、長野の善光寺といえば、「牛に引かれて善光寺まいり」という逸話が有名です。
 大まかな内容は、角(ツノ)に布を引っかけて走り去った牛を追いかけて善光寺まで来てしまった信仰心のないお婆さんが、その出来事をきっかけに、仏様を厚く信仰するようになるというお話です。思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よい方に導かれることの例えとして使われています。
 「牛に引かれて善光寺まいり」ではありませんが、何がどういう結果に結びつくのかはわかりません。だからこそ、何事もポジティブに2018年を過ごしていければなぁと思います。
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★ 編集・発行:加藤合同国際特許事務所 -メルマガ事務局-
 福岡市博多区博多駅前3丁目25番21号 博多駅前ビジネスセンター411号
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 TEL:092-413-5378  E-mail:mail@kato-pat.jp
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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
       NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動 で 
                ご  支  援  く  だ  さ  る   会  員  皆  様


      生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム
        ~ 定 年 引 上 げ に つ い て 考 え る ~


 当独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構では、「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」を毎年開催しています。本2017(平成29)年度は、定年引上げをテーマとし、2月22日(木)に都内の下記会場で開催します。
 まず、当機構が行った企業調査の報告により定年を引き上げている企業の特徴や定年引上げのメリットについて明らかにします。 
 さらに、定年引上げを実現した太陽生命保険株式会社、トラスコ中山株式会社、YKK株式会社(50音順)の3社の人事責任者による事例発表のほか、東京学芸大学教授内田賢氏をコーディネーターとしたパネルディスカッションを行います。  
 政府においては、「働き方改革実行計画」のなかで65歳までの定年引上げを行う企業の支援を実施するとされています。そのような背景のなか、定年を引き上げる企業が増えています。
 皆様も、この機会に定年引上げについて考えてみてはいかがでしょうか。ご参加をお待ちしています。
                 記
日 時:平成30年2月22日(木) 13時~16時(開場12時30分)
場 所:品川 THE GRAND HALL別ウィンドウ
   (東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3階)
アクセス:JR山手線・京浜東北線・横須賀線・東海道本線「品川駅」港南口よりスカイウェイ直結【徒歩3分】
     東海道・山陽新幹線「品川駅」港南口よりスカイウェイ直結【徒歩3分】京急「品川駅」よりスカイウェイ直結【徒歩8分】
定 員:500名(先着順・入場無料)
プログラム:
1. 開会挨拶(13時~13時5分)
2. 講演(13時5分~13時50分)
 「定年を引き上げたのはどうのような企業なのか ~企業調査の結果より~ 」(仮題)
講 師:浅野 浩美(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 雇用推進・研究部長)
コメンテーター:内田 賢 氏(東京学芸大学教授)
3. 事例発表(13時50分~14時35分/50音順)
「わが社における定年延長等に向けた取り組みについて」(仮題)
 ◎ 太陽生命保険株式会社
  (大手生保では初めて、内勤者の定年を65歳に引き上げ、最長70歳までの継続雇用を導入。)
 ◎ トラスコ中山株式会社
  (定年65歳に加え、条件を満たす者は、70歳までの継続雇用制度を導入。平均年収を3年で11%アップ。)
 ◎ YKK株式会社  
  (2025年度65歳定年に向けて引き上げ中(現在62歳)。働き方改革の一環として定年を引き上げ。)               
4. パネルディスカッション(14時50分~16時)
   「定年延長を進めるためには」(仮題)
<コーディネーター>
 内田 賢 氏(東京学芸大学教授)
<パネリスト>
 事例発表企業3社 他
  内田 賢 氏.
参加申込み方法
下記の【申込み必要事項】をメール本文にご記入いただき、メールのタイトルを「シンポジウム申込み」として、平成30年2月2 0日(火)までに参加申込み専用アドレスにメールをお送りください。
参加申込み専用アドレス sympo2017@jeed.or.jp
【申込み必要事項】
1.参加者のお名前(ふりがな)
2.会社名
3.役職
※2、3は企業関係者の方のみご記入ください。
折り返し、お申込み受付確認のメールをお送りいたします。
(土日祝日など休日の場合や混雑状況により、ご連絡が遅くなる場合があります。)
※ なお、シンポジウム参加申込みによりいただいた個人情報については、本シンポジウム実施のためのみに利用させていただきます。利用目的の範囲内で適切に扱うものとし、法令で定められた場合を除き、第三者には提供いたしません。
【お問い合わせ先】
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
 雇用推進・研究部 研究開発課
 TEL:043-297-9527/FAX:043-297-9550
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【ご参考2018年(2017年&2016年対比)元旦主要新聞トップ・論説】

  新年元旦発行版【2018年上段/2017年中段/2016下段】で購入新聞7紙の表紙トップ記事と社説〔論説〕は次のとおりです。

 神 奈 川 新 聞 
2018:16歳、運命受入れ/20年前に北朝鮮核放棄寸前まで
2017:桜木町駅南側に心改札/横浜銀事業継承に本腰
2016:高齢者重視に危機感/京王線橋本駅、移設検討 
2018:〔論説〕時代の正体/岐路の憲法/ささやかな営みの先に
2017:〔論説〕時代の正体/ヘイトスピーチ考/相克乗り越えるために
2016:〔論説〕時代の正体/民主主義考/せめぎ合うために言う

 東 京 新 聞  
2018:福島除染「手抜き」/今も大量放置か/改憲 今年中の発議めざす
2017:対話は力、強気をくじく/9条精神で地球憲章を/立体駐車場転落3人死亡
2016:中古武器輸出を検討/転売リスク手つかず/がん患者支えたい
2018:〔社説〕明治150年と民主主義/年のはじめに考える
2017:〔社説〕日本の平和主義/不戦を誇る国であれ
2016:〔社説〕歴史の教訓を胸に/年のはじめに考える

 朝 日 新 聞  
2018:一瞬のハッピーがあれば、人はまた走れる/仮想通貨長者 把握へ
2017:試される民主主義/特例法に「陛下固有の事情」
2016:首相、衆参同日選も視野/18歳をあるく
2018:〔社説〕来たるべき民主主義/より長い時間軸の政治を
2017:〔社説〕憲法70年の年明けに/「立憲」の理念をより深く
2016:〔社説〕連帯の再生に向き合う年/われらの敵はそこにあらず

 毎 日 新 聞  
2018:「拉致解決 資金援助が条件」/計画公表前に受注文書
2017:多文化主義の危機「白人優越」タブー正当化/天皇の意思明記せず
2016:改憲へ緊急事態条項/新元素 理研に命名権/高速鉄道「街」も輸出
2018:〔社説〕国民国家の揺らぎ/初めから同質の国はない
2017:〔社説〕歴史の転機日本の針路は/世界とつながってこそ
2016:〔社説〕多様なほど強くなれる/2016年を考える/民主主義

 産 経 新 聞  
2018:中国、2030年までに空母4隻/自衛隊で「わが国存立」
2017:小池知事、都議選に30人超/陛下は無言で立ち上がられた
2016:マイナンバー運営システムに欠陥/巨額税金消えた2000億円
2018:〔社説〕繁栄守る道を自ら進もう/年のはじめに      
2017:〔社説〕自ら日本の活路を開こう/年のはじめに
2016:〔社説〕再生に向かう力の結集を/年のはじめに

 日 本 経 済 新 聞
2018:溶け行く境界 もう戻れない/デジタルの翼、個を放つ/混乱の先 描けるか
2017:断絶を超えて「当り前」もうない/LNG、欧州大手と提携/NY株、年間2337ドル高
2016:ANA超大型機導入/新元素理研の発見認定/目覚める40億人の力/
インド俊英続々頂点に/アジア ひと未来 Next 1
2018:〔社説〕順風の年こそ難題を片付けよう
2017:〔社説〕自由主義の旗守り、活力取り戻せ/揺れる世界と日本
2016:〔社説〕新たな時代の「追いつき追い越せ」へ

 読 売 新 聞   
2018:中露企業 北へ密輸網/タンカー提供 決済仲介/児童ポルノ7200人購入名簿
2017:中国海底に命名攻勢/秋篠宮さま「皇太子」待遇/懲役刑再犯防止へ転換
2016:教研出版も教科書謝礼/日本初元素に命名権/仮設住宅20年までに解消
2018:〔社説〕緊張を安定に導く対北戦略を/眠っているカネは政策で動かせ
2017:〔社説〕反グローバリズムの拡大防げ/トランプ外交への対応が必要だ
2016:〔社説〕世界の安定へ重い日本の責務/成長戦略を一層強力に進めたい
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謹 ん で 新 春 の ご 挨 拶 を 申 し 上 げ ま す

   私 た ち 生 涯 現 役 活 動 開 始 の 3 2 周 年 目 に 当 る 昨 2 0 1 7 年 に も  ま た  格 別 の ご 支 援 を 賜 わ り  本 当 に 有 難 う ご ざ い ま し た

   皆 さ ま ご 一 家 の ご 健 康 と ご 多 幸 を 心 か ら お 祈 り 申 し 上 げ て
   本 年 も ど う ぞ よ ろ し く ご 指 導 ご 鞭 撻 を お 願 い 申 し 上 げ ま す

      2 0 1 8 年 ( 平 成 3 0 年 )    元 旦
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  新2018年に 私たち『生涯現役社会づくり』推進のため、どう考え、どう実践していくかを ご一緒に研鑽する新発会の開催を下記ご案内します。
【 2 0 1 8 新年度 新発会 兼 会員総会準備会 ご案内 】
 日  時: 2 0 1 8 年 1 月 1 1 日 (木)  午後3時~4時半
 会 場: ライフ・ベンチャー事務所
 参加者: 会員皆様以外に新年度ご入会希望者のご同伴も大歓迎します
 年会費: 会員継続2018年会費12,000円を当日受付させていただきます
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「あなたと日本を元気に!」する『 生涯現役推進役百万人国民運動』への
意欲的参加で、『あなたと地域社会』に次々と民活力の大輪が拡がります!
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2017年春・秋実施サミット/2018年春開催予定サミット(各土曜日13:00)
⑥Summit 4/15(済)    ⑦Summit 10/28(済)    ⑧Summit 4/21(予)
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2018/1/24(理事会15:00 & 生涯現役塾17:30)【2月第4㈬第386回塾18:00要注】 
 1/24     2/28     3/28    4/25    5/23    6/27    
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   日  本  生  涯  現  役  推  進  協  議  会
         NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ
               ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー 株 式 会 社
                     代 表   東   瀧     邦   次      
TEL:03-3517-6667       FAX:03-3517-6668
E-mail: info@sgsk.net       URL: http://www.sgsk.net   
Blog: http://40591.diarynote.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/sgsk.net/
Facebook2:https://www.facebook.com/yaesu3min
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     ヘ  ッ  ド  ラ  イ  ン     ニ  ュ  ー  ス
 事務局報告 第167 号                   2017年 12月31日発行

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◎  2 0 1 7 / 1 2 / 1 ~ 2 0 1 7 / 1 2 / 3 1 の当Blog「掲載テーマ一覧表」
    日 付                   タイトル

2017年12月31日    「日本生涯現役推進協議会」 会報 167
2017年12月30日    NPOライフ・ベンチャー・クラブ会報147
2017年12月29日    日野原医師、105年間「命」の使い方③
2017年12月28日    日野原医師、105年間「命」の使い方②
2017年12月27日    日野原医師、105年間「命」の使い方①
2017年12月26日    「時間価値」を高める3つのポイントとは
2017年12月25日    日経BP Mail:ITインフラ Summit 2018
2017年12月24日    埼玉県シニア活躍推進課「働くシニア応援サイト」
2017年12月23日    be Happy ニュースレター/幸せになぁーれ32号
2017年12月22日    生涯現役協理事/BrainWorks近藤昇CEO年末挨拶
2017年12月21日    Alterna誌2020年寄付3兆円規模へー戦略的寄付」
2017年12月20日    長命条件はDNAと特有の気質 海外大学共同研究
2017年12月19日    地方活性化へ『生涯現役ネットワーク』提供開始
2017年12月18日    2017/12/13㈬:師走合同理事会議事録のご報告
2017年12月17日    76歳ランナー「次は300勝」目標:鳥取克行氏
2017年12月16日    私は専業主婦:人前で言えなくなるか?
2017年12月15日    バブル世代直撃「2035年問題」深刻度
2017年12月14日    2人に1人無役:バブル世代最後役割
2017年12月13日    明年2月7~9日実践ソリューションフェア2018
2017年12月12日    次代のためバトンパス:思想家・内田樹氏に聞く
2017年12月11日    「生涯現役社会プラットフォーム」拡充の対応策
2017年12月10日    ZAKZAK by 夕刊フジ:定年後必要な教育・教養
2017年12月 9日    「生涯現役社会の実現に向けたシンポ」
2017年12月 8日    90%以上が老後「年金だけでは不十分」
2017年12月 7日    NPO法人アジア起業家村推進機構
2017年12月 6日    Alterna森編集長:アワード・エントリー
2017年12月 5日    Jinzai Business News 11-12 2017掲載2
2017年12月 4日    Jinzai Business News 11-12 2017掲載1
2017年12月 3日    激動野球人生を歩んできた中村紀洋氏
2017年12月 2日    恵庭市シルバー人材センター会員増へ
2017年12月 1日    調査が拓く高齢者の医薬・健康の未来      以 上

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        ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 報 告 第 147 号                 2017年 12月30日 発行

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◎   12月13日(水)生涯現役協&NPO/LVC合同理事会 報告

拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 
  2017年も愈々大晦日を残すのみとなりましたが、当NPO法人 ライフ・ベンチャー・クラブの12月定例理事会を下記のとおり開催しましたので、ご報告いたします。
                      記
 今月理事会は、10月28日開催「第7回生涯現役サミット」結果を踏まえ、新年に向けて気分一新を諮る、参加された皆様方からの活発なご意見・ご感想を含めて、本年度会集会を有意義に論議できました。
 理事会後に開催の「第384回生涯現役シリーズ塾」は参加者24名(会員14名、新来会者8名)と、年内最終塾に相応しい充実感に満ちた全出席者が主役の立場で、初参加者も多士済々、皆様に参加してよかったとの満足度を味わっていただきました。
 会員皆様の主体的人脈情報や相互研鑽方式による生涯現役力アップを狙う当実践道場は、理事会とも密接連携できる会員唯一の月例交流の得難い場です。他団体では試めない生涯現役本質論を実体験する伝統塾だと自負しています。どうか友人・知人、ご関心ある方々をお誘いくだされば、来年は必ずや喜んでご参加いただけると確信しております。

    2017年12月 合 同 理 事 会 議 事 録

日 時: 2 0 1 7 年 1 2 月 1 3 日(水)1 3 時 3 0 分 ~ 1 4 時 5 0 分
場 所: ライフ・ベンチャー事務所
参加者: 東瀧代表、石橋、持田、内山、新川、水上、中上、高橋、若林、糟谷、
       増田、立花、 野口雄一〔新入会者〕(以上13名。敬称略、順不同)
内 容:
1.報告事項
(1)行政・業界団体・関連団体・業界企業etc向けのJinzai Business News 誌11-12 2017号に、①10月28日(土)開催の日本生涯現役推進協議会主催:『第7回生涯現役サミット』取材記事が掲載(P72・P73)②『第7回生涯現役サミット』開催実行委員長・(株)かい援隊本部 代表取締役会長 新川政信氏(日本生涯現役推進協議会理事)の業界団体Top記事も同誌(P60)に併載、ブログ等で再度ご確認いただきたい。
(2)日本生涯現役推進協議会の地方支部設置の意義と進捗状況について発表(新川理事)現時点で江戸川支部を含め7支部開設が完了、今後茨城、仙台、岐阜等各支部開設の動きもあり、来春早々に10支部~11支部を目標としたい。シニア就労、地域との交流、そこに支部開設見込みが生じている。
(3)入会予定者、野口雄一氏挨拶(東瀧代表から紹介。日経グループOB。ライフ・ベンチャー(株)でM&A等関連情報収集・関係先団体役割を担うこととなる)
(4)持田NPO/LVC 理事より、事務所の壁時計時刻が不正確では困るので、気づき次第即訂正を望むご指摘に、代表から時刻修正の仕方を直接出席者に説明。
2.協議事項
(1)12月例会「第384回生涯現役シリーズ塾/望年会」運営再確認
(2)2017年度1月~11月生涯現役協議会・NPO/LVCの各事業報告
(3)新年度生涯現役協議会・NPO/LVCの各事業活動計画提案と総会運営方針
上記各3項目協議テーマが上程されたが、今回時間が30分短縮されているため、各自由闊達に、関連テーマに関するそれぞれの思いや考えを披歴し、新年度への協働意欲を述べた。
 最後に東瀧代表から、次年度は、各理事役割担当制を明確化(=理事の専任制を敷く)、生涯現役協・NPO/LVC協働事業を推進する体制としたい。新年度スケジュールに1月24日の例会、月例生涯現役塾を年間シリーズ生涯現役プロデューサー養成企画塾とし2月28日の総会参画への、出席優先化をお願いしたい旨要望があり閉会となった。                             以 上
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『あなたと日本を元気に!』させる 生涯現役実践道場への 意欲的参加で
あなたご活躍の地域から 次々と民活力の盛り上がる大輪が拡がります!
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    2017年春・秋期:開催御礼/2018年春期:開催予定(各土曜13:30~ )
⑥Summit 4/15(済)  ⑦Summit 10/28(済)  ⑧Summit 4/21(予定)
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 2018/1/24 (理事会15:00 & 第385回生涯現役塾 17:30)~ 2018/6/27 
    1/24    2/28    3/28   4/25   5/23   6/27
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週刊女性2017年11月21日号PRIME URL=http://www.jprime.jp/articles/-/11056?page=5
人間ドキュメント
     生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、
            105年間の「命」の使い方をたどる(続・続)


          命は巡り、受け継がれ、永遠に生きる
 老人への活動の一方で、冒頭に紹介した「いのちの授業」に代表される、子ども向けの活動も’87年に始めた。この一環だろう、2000年に、童話『葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜』をミュージカルにする原案を考えた。
 春に葉っぱが生まれ、夏に人々に陰をつくったりしながら役に立ち、やがて秋になり散って死んでいく。でも命は終わりではない。葉っぱは土を肥やし、たくましい木の栄養となっていく─というのが原作の主題だ。
 「“命は巡って永遠に生きる。受け継がれていき、人の心の中にも残るものだ”というメッセージが、日野原さんが書かれた原案からも伝わってきました。日野原精神を凝縮したような作品です」そう語るのは、ミュージカルの脚本・演出を手がけた犬石隆さん(演出家)だ。
 実はこの作品、すさまじい集中力で作られた。この企画が旧知の黒岩祐治プロデューサーから犬石さんに持ち込まれたのが、2000年8月。聞けば日野原さんが自身の誕生日に合わせて、10月29日にすでに会場を押さえてあるという。準備期間はわずか2か月。

     犬石さんはこう振り返る。
 「普通だととうてい無理な日程です。ところが原案を読んでいくうちに、先生の命に対する考え方が伝わってきて、パワーをいただきました。何かが降りてきた。いま振り返っても信じられないような力が湧いてきて、無事、初日を迎えることができたのです」
 公演は大好評で、’04年には日野原さんが、ルークという老医師役で登場。冒頭の台詞とラストのダンスも披露。92歳で初舞台と話題になった。毎年再演を重ね、合計約200ステージを上演している。
 犬石さんにとって印象深いのは2010年のニューヨーク公演。終戦記念日のころだったため、挨拶に立った日野原さんの提案で、国籍を超えて戦死者に黙禱を捧げた。
 そのあと、ミュージカルが幕を開けたため、客席との一体感が生まれたのかもしれない。犬石さんによれば、芝居が終わった瞬間、観客全員が一斉に席を立ち、スタンディングオベーション。拍手が鳴りやまず、出演者はみな感極まって涙を流したという。
 このミュージカルで興味深いのは、前記した老医師ルークである。原作には存在しないのだが、日野原さんが自分を投影させてつくった人物である。実は、そのルークが死をおそれている。しかし生きることに疲れた少女が少しずつ明るさを取り戻していくさまに触れたり、葉っぱの営みから命は巡っていくことを感じながら、死に対する恐怖から解放されていく。

     早春に咲く庭の梅に亡き妻を思う
 ただ現実には、自身の死よりも先に、妻・静子さん(93歳没)との別れがあった。2013年5月、日野原さんが101歳のときである。妻であり、経理をするなど夫の仕事を支えるパートナーであり、一方では、知り合いが投げかける悩みの相談に優しくのることから、「田園調布のマリアさま」と言われるような存在でもあった。
 しのぶ会で披露した自身の詩『静子を想う──二人の掌』の一節が切ない。《毎晩寝る時は 私の左手と静子の右手を合わせる 左手は私の掌 右手は静子の掌 二つの掌のタッチの中に 静子を私は感じる……朝夕の見舞いに握った手のあたたかさを思い出す私は あゝ、何という幸せか》(前掲自叙伝)
 遺骨の灰を、梅の植わる庭に撒き、早春に咲く白梅、紅梅を見ては、妻を思った。その妻への思いが、ほとばしり出た瞬間があった。
 昨年の11月7日、日野原さんは、「新老人の会」のイベントに参加していた。当時は、心臓病の影響で、車イスを利用していたが、約1500人の会員を前に、戦争と平和に関する講演をした。そのあと、加藤登紀子さんの歌を客席で楽しんだ。
 加藤さんが『愛の讃歌』を歌い上げた直後である。日野原さんはすっくと車イスから立ち上がり、加藤さんに向けて、拍手し始めたのだ。その姿に感激した加藤さんは、壇上から下り、日野原さんのもとに駆け寄った。そして2人は抱き合うのである。
 なぜ、それほど、この『愛の讃歌』は日野原さんの心をとらえたのか。加藤さんは、「この歌は、人は死ぬけれども、その後も生き続けるということを歌っているのです。それが伝わったのだろうと思います」
 実はその日、加藤さんが歌った『愛の讃歌』は、越路吹雪の歌唱で知られる岩谷時子による訳詞ではない。加藤さん自身が訳したものだ。もしもあなたが死んで 私を捨てる時も 私はかまわない あなたと行くから 広い空の中を あなたと二人だけで 終わりのない愛を 生き続けるために
 これはもともと、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフが書いた詩だ。この歌を聴かせたくて、ピアフは当時、熱愛中だったボクサーをパリから公演先のアメリカに呼ぶのだが、乗っていた飛行機が墜落。翌日の夜、喪失感の中で、この曲を歌ったという。
 加藤さんは自分の訳詞で歌おうと思った矢先、夫を亡くし、しばらく歌えないでいた。しかし40周年のコンサートを機に歌い始めた。するとピアフが乗り移ってきたような感触があったという。
 「人が亡くなったとき、それが始まりであると。ここからは誰にも邪魔されずに、2人だけの永遠の時間が始まる。この歌は、そういう高らかな愛の宣言だったとわかったのです」 ピアフが加藤さんに乗り移ったように、加藤さんの思いが日野原さんにも伝わり、静子さんとの永遠の時間を感じたのだろう。

     葉っぱは散って養分となり、花を咲かす
 年が明け、今年になると、日野原さんの体調は思わしくなくなった。1月29日、「新老人の会」の会議のため、日野原さんと会ったときに交わした会話を、石清水さん(前出)は覚えている。
 「先生、来年4月以降、『新老人の会』の地方講演にいらっしゃれますか」すると、つらそうな声を絞り出しながら、こう話した。
 「もう、行けないね」3月には、自宅で付き添っている日野原さんの次男夫妻から、面会の誘いを受けた。胃瘻も拒否し、もう長くないという感触があったのだろう。4月初旬に行くと、衰弱は隠せない様子だった。
 ところがである。2か月後の6月、日野原さんから直接電話があった。滑舌もしっかりし、張りのある声だった。「僕ね、2日前、病院で検査を受けたんだけど、どこも悪くないんだそうだ。これから地方にも行けるようにリハビリするよ。次はどこ?」振り返れば、これが最後の元気な日野原さんだった。
 ほぼ同じころ、担当編集者の岡島さん(前出)が見舞いに行くと、同居する次男夫妻への手土産として持っていった最中を見た日野原さんが、「僕も食べたい」と言い出した。誤嚥の危険性があるので本当はいけないのだが、指先ほどの大きさにしてもらって食べていたという。
 「最期まで生きるエネルギーを感じました。次男の奥様によると、おにぎりが食べたいとおっしゃるので、やわらかいご飯を握ったら、“パリパリの海苔で巻いたのが食べたい”と怒られたと、笑いながらこぼしておられました」
 しかし、それから1か月と少しで最期を迎える。
 前記の自叙伝の中で、《最期の時にはきっと周りへの感謝を伝えたいと希望するだろう》と書かれているが、実際そのとおりの最期を迎えられたという。3人の息子などお世話になった人に「ありがとう」という言葉を残して。 日野原さんは多くの人のために、命を使った。それは、葉っぱが散って木の養分になるように、今後いろいろな花を咲かせるに違いない。

取材・文/西所正道(にしどころ・まさみち)◎奈良県生まれ。人物取材が好きで、著書に東京五輪出場選手を書いた『五輪の十字架』など。2015年、中島潔氏の地獄絵への道のりを追ったノンフィクション『絵描き-中島潔 地獄絵一〇〇〇日』を上梓。縁あって神奈川県葉山在住。
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週刊女性2017年11月21日号PRIME URL=http://www.jprime.jp/articles/-/11056?page=3
人間ドキュメント
     生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、
             105年間の「命」の使い方をたどる(続)


     患者の心にまで寄り添う医療を始める
 日野原さんにとって、大きなターニングポイントになったのは、1970年に起きた「よど号」ハイジャック事件である。学会出席のため搭乗した日航機が赤軍派によって乗っ取られたのだ。4日間機内に閉じ込められ命の危険も感じたが、無事解放される。
 当時、日野原さんは58歳。この経験を通して、残りの人生を与えられた寿命ととらえ、こう考えるようになる。「第二の人生が多少なりとも自分以外のことのために捧げられればと希ってやみません」(日野原さん夫妻が出した関係者への挨拶状より)
 日野原さんは、人の命を守る先駆的な試みを、次々に行い始める。
例えば、全人医療。病気を治すには、病気の部位だけに注目するのではなく、患者それぞれの人生、食生活や住環境といった生活環境も把握し、なおかつ心にも寄り添いながら行われなければならないというスタンスだ。
 興味深いエピソードがある。語るのは、障害のある人の施設『ねむの木学園』理事長の宮城まり子さん。40年ぐらい前のこと。過労で体調を崩し、聖路加国際病院に入院していた。脚も腫れていて歩けなかったのだ。
 ある日、日野原さんが宮城さんの病室に入ってきた。旧知の仲だから、言葉遣いも態度もフランクだ。「まりちゃん、僕の脚のほうが腫れているよ、ほら」そう言って、ズボンの裾をまくり上げてみせた。まず目に飛び込んできたのは、毛むくじゃらのすね。次に見たのは腫れているふくらはぎ。ジッと脚を見入る宮城さんに、日野原さんは言った。「一日、仕事をしていれば脚も腫れるよ。仕事に負けていてはダメだよ。君は大切な仕事をしているんだから。もっと頑張らなきゃダメ」
 「はい」と宮城さんが応えると、「もう治った!」と励まして、病室を出ると日野原さんは、エレベーターは使わず、階段を上がっていった。
 「お医者さまが自分の脚を見せる。ほかのお医者さまはそんなことをしないと思うけど、日野原先生はそこから感じるものを望まれたのだと思う。私のような者には、こういう治療法がいちばん効くことをおわかりになっていたのです。私の脚、まだ腫れていたけど、気持ちの面で立ち直って、数日後に退院した。名医だと思う。
 あれから何度も入院したり、“先生、もう疲れた、もうやめる”と弱音を吐いたりすると、“何言っているんだ、僕はまりちゃんより15歳も上なんだよ、頑張らなきゃ!”と言ってくださって。そんなふうに私のことを励ましてくださいました」
 それから約20年後、宮城さんが最愛の作家、吉行淳之介さんを看取った際、日野原さんが横にいた。聖路加国際病院の病室で、宮城さんは、作品を書いてきた吉行さんの右手を持ち、日野原さんが左手を持って見送った。当時、吉行さんはねむの木学園理事。死後、日野原さんが引き継ぎ理事長代行に就任した。日野原さんらしいエピソードだ。

     “新しい老人”の生き方を探る
 それ以外にも日野原さんは、医療の世界に、命を守るための革命的な発想を次々に世に問うていく。
 例えば、人間ドック。病気の早期発見・早期治療が大事だと、日野原さんはごく早い段階で病院に導入したが、それでも十分でないと考えた。そこで始めたのが、「予防医療」である。当時、活動をともにした紀伊國献三さん(笹川記念保健協力財団最高顧問)は、次のように話す。
 「それまでの医療は、治療に大きな力点が置かれていました。そこから一歩進んで、予防医療をやらなければと、日野原先生は考えたのです。そして自分の健康は自分で守ることの大切さを説いたわけです」 日常生活に、病気にならないような食生活や運動習慣といった、いわば「生活習慣」の概念を広めようとした。
 いまでは誰でも知っていることだが、日野原さんは’70年代から予防の大切さを訴えていた。それを普及するために、’73年、「ライフ・プランニング・センター」という財団法人を立ち上げた。途中、聖路加国際病院院長の誘いもあったが、それを断っても、この財団に力を注いだ。
 「成人病」を「生活習慣病」に変えるよう、厚生省(当時)に働きかけたのも、そうした活動の一環である。家庭で血圧を測れるようにしたのも、日野原さんの運動の賜物だ。同財団に’80年から職員として関わった前出の石清水さんはこう話す。
 「血圧の自己測定運動も、最初、多くの専門家は“とんでもないことだ”と反対しました。でも、先生は自ら全国を回り、聴診器を用いた血圧計の使い方を主婦にも教えていました。勇気のいることだったと思います」 その後、電子血圧計が普及し、自己測定は当たり前になった。負けず嫌いで頑固な日野原さんの面目躍如である。
 さらに日野原さんは、「新老人の会」を、2000年に立ち上げる。新しい老人の生き方を探る会だ。設立当初から同会の事務局長を務める前記の石清水さんが語る。
 「それまでの老人は人に迷惑をかけないように生きるという考えが一般的でした。でも日野原先生は、高齢者だからこそ持っている知恵や経験を社会に還元することを考えました。また新しいことにチャレンジして生きがいを見いだすことも大事だと訴えました。老いることを“新しい価値”ととらえたわけです。仲間を増やして、あの人がやるなら私もと刺激しあうような国民運動にしたのです」
 3、4年前までは、年間30か所で講演をし、「新老人の会」が全国組織になるよう努めた。そのかいあって、ピークの2011年には、会員は1万2千人を数えた。「新老人の会」のいちばんのモデルが日野原さんであったことは誰もが認めるところだろう。
 連載を何本も抱え、生き方などいろいろな考えを広めた。80歳で聖路加国際病院の院長を引き受け、その3年後に、オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生。日野原さんはその日の外来診察を中止し、被害にあった640人を引き受けることを決断、命を救ったこともあった。
 90歳を越えても、若い人がエレベーターを使っているのを横目に、書類がいっぱいに入った紙袋を抱えながらでも階段を上がる。100歳になってようやく「徹夜はそろそろやめようか」というスタミナにも驚かされる。新しいことに挑戦するのが大好きで、90代後半から俳句や絵画を始め、100歳からFacebookを使って「新老人の会」会員にメッセージを伝えるようになった。   つづく
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週刊女性2017年11月21日号PRIME URL=http://www.jprime.jp/articles/-/11056
人間ドキュメント
     生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、
              105年間の「命」の使い方をたどる


 病院の現場に、講演に、医療の刷新運動に……100歳を越えてなお、新しいことに挑戦し、他人の命のために自分の命を使い続けてきた日野原重明さん。人生の最後まで実践し続けてきた「命」の使い方に迫る──。
  ◇   ◇   ◇  
 この人ほど「命」について伝わる言葉で話した医師はいないかもしれない。
 日野原重明さん。7月、105歳で亡くなったが、人生の後半は、子どもたちに「いのちの授業」を通して、命とは何かを伝える活動を続けていた。その授業をそばで聞いた人たちの話をまとめると次のような要旨になる。
 生命誕生から40億年という時間軸でみると、私たちがいま生きているときは、砂粒程度の小さな存在かもしれない。でも何億年もの間、受け継がれてきたいのちをあなたたちは授かった。何か意味があるはずだ。
 いのちはどこにあると思う? 心臓? 頭? 心臓は血液を全身に送るポンプ、頭は考えたりするとき使う。でもそれらは身体の一部にすぎない。では、いのちは何かといえば、目に見えないものなんだ。掴むことも触ることもできない。でも感じることはできる。
 葉っぱがそよいでいるのを見て、風が吹いているのを感じるみたいに。空気は見えないけど必要なように、いのちも同じように見えないけど大切なものだ。
 私は、いのちとはあなたたちが持っている時間だと思う。それをあなたたちは自分のためだけのものだと思っているかもしれない。でも大きくなったら、そのいのちと時間を自分以外の人のために使ってほしいんだ。そうして人の幸せのためにも。
 もし世界中の人たちがそういう考え方をすれば、戦争なんて絶対に起きないよ。自分の幸せばかりみているから、人は争ってしまう。戦争はいのちを奪うから絶対にやってはいけないんだ。
 日野原さんの人生を振り返るとき、これはまさに自身の「命」の使い方だった。人や人の命のために、自らの命を使った人生をたどりたい。    つづく
     戦争で医師としての無力感を感じた
 「僕はね、タイタニック号が沈没した年の1年前に生まれたんですよ
」 日野原さんは講演などで自己紹介するときに、よくこう言って会場を沸かせた。
 1911(明治44)年10月4日生まれである。6人きょうだいの次男。父親はプロテスタントの牧師である。生まれは山口市だが、少年時代は神戸で過ごす。日野原さんが書いた初めての自叙伝『僕は頑固な子どもだった』によれば、幼いころは丸顔で「西郷さん」と呼ばれたり、人前に出るとすぐに赤面するので「金時さん」とも呼ばれたという。
 しかし内面は、強烈な負けず嫌い。同書の編集をし、10年以上、日野原さんを担当した、雑誌『ハルメク』副編集長・岡島文乃さんはこう話す。「きょうだいでトランプ遊びをしていたとき、自分が負けそうになると、妹の脚をつっついたそうです。後年、妹さんがそのことを言ったら、“そうだよ、僕は負けず嫌いだからね”とすましていたとおっしゃったようです」
 そんな日野原さんをよく知る日曜学校の先生は、母親にこう言ったという。「しいちゃん(重明君)はよい方向に育てばいいけれど、悪い方向に向かえば、大変な子になりますよ」
 よい方向に育つきっかけになったのは、母親の病気だったかもしれない。重い腎臓病にかかり死線をさまよったことがあった。日野原さんは、神様に「お母さんを助けてください」と祈るぐらいしかできなかったが、医師が適切な治療をした結果、危機を脱出する。その一部始終を見た重明少年は、「人の命を助けるお医者さんになろう」(前掲書)と決意するのである。
 京都帝国大学医学部を卒業後、研修医として働くが、ひとりの少女の死に接し、医師の仕事とは何かという問題に直面する。少女は16歳。紡績工場で働いていたが、結核性腹膜炎という病名で入院していた。腹痛と吐き気で、次第にやせ衰えていった。母親はなかなか見舞いに来ることができない。母子家庭で、母親は働き詰めだったからである。
 症状は悪化の一途をたどる。入院から3か月後、打つ手なしの状態に。彼女は死を悟ったようにこう言った。「先生、どうも長い間、お世話になりました。……私はもうこれで死んでゆくような気がします。お母さんには会えないと思います。・・・ 先生、お母さんには心配をかけ続けで、申し訳なく思っていますので、先生から、お母さんによろしく伝えてください」(『死をどう生きたか』)
 日野原さんは、このとき、「しっかりしなさい。死ぬなんてことはない。もうすぐお母さんが見えるから」と、励ましてしまう。強心剤を打つも身体は反応せず、茶褐色の胆汁を吐く。不要な治療を加え、安らかな最期を妨げていた。少女を苦しめてしまったことを、日野原さんは後悔する。
 死を受容した彼女に、どうして「安心して成仏しなさい」と言ってあげられなかったのか。なぜ彼女の手を握っていてあげなかったのかと。
 医師としての無力さを痛感する体験もした。太平洋戦争である。大学時代にかかった結核の後遺症があり、すぐには召集されず、勤務していた聖路加国際病院で診療にあたっていたのだ。後年、日野原さんの活動を支えた看護師の石清水由紀子さんは、当時の話を聞いたことがある。「東京大空襲のときなどは、ケガをした人が次から次へと運ばれてきたといいます。でも薬が満足に足りませんから、大ヤケドを負った人にも、新聞紙を燃やした粉しかかけられない。亡くなっていく人の死亡診断書を書くばかりで、本当につらかったそうです。特に100歳を過ぎてからでしょうか、そういう話をされるときは、苦渋の表情を浮かべておられました」
 そんな経験から、「戦争をしない」「軍隊は持たない」ことを明記した日本国憲法は大切だと訴え、改正には反対し続けた。一昨年、安全保障関連法が成立した際も、記者会見で強い口調で言った。「私は絶対反対です。全く反対。本当の憲法というのはもっと恕しがある。それが憲法のエッセンスです」      つづく
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ご参考 ZUU Online (2017/12/25)URL=https://zuuonline.com/archives/182300
   あ な た の「 時 間 価 値 」 は い く ら ? 
      一 時 間 当 り の 価 値 を 高 め る 3 つ の ポ イ ン ト


 普段、自分が「1時間いくらで働いているのか」という時給換算価値をどれだけ考えているだろうか。自分の1時間あたりの時間価値を知り、自分の時間をどこに使えばより大きな成果を得られるのかを常日頃から考え、選択を積み重ねられているのが理想の状態だ。

1. 「時間価値」の測り方

 時給制の人ならば時間価値の基準は明快だ。また月給いくら、年棒いくらとして給与を受け取っている人は、「1日あたり」で除算した額が時間価値といえるだろう。ただ、労働時間だけが人生のすべてではない。そう考えると、自分が1カ月に得た金額を1日24時間×30日(720時間)で除算した額が、現在のあなたの時間価値といえるだろう。

 どうだろうか、予想より高かっただろうか。低いときは、時間価値を上げる工夫を考えてみたい。

 よく「時は金なり」といわれるほど、時間は大事なものだ。世の中には成功する人も失敗する人もいるなかで、皆に与えられた時間は均等に24時間。周囲を見てみると、「短期間でこんな結果を残せるのはなぜだろう」と羨望の対象になる人がいるが、突き詰めていけば時間の使い方が極めて上手、つまり時間価値が高いと言える。

 給与等、報酬を受け取る人ならば給与額を上げることが時間価値の上昇に繋がる。バブル時代のように「24時間戦えますか」の時代ではないので可能な限り、短い時間で給与額を上げる意識をしたい。自営業や経営者ならば、1カ月の売上が時間価値を測る目安だ。

 不動産や証券で資産運用している人はその事業所得も、ベンチャー企業の経営者ならば出資額も含めたい。すべて総合的に纏めて「1カ月でいくらの金額を生み出したか」だ。たとえば専業主婦・主夫の人も、自身の時間を使って家族の豊かな生活を実現しているので、家族の売上をもとに自身の時間価値を算出できる。

2. 高齢化、スマホ時間による時間価値の減少を防ぐために

 時間価値を維持するためには報酬面だけではない。1カ月あたりの時間価値を人生すべてに拡大すると、高齢化で定年後の時間が増えることも時間価値を左右する。ただ、現代は定年後も様々な場面で「働く環境」があり、セカンドキャリアとして独立起業で成功をする人も多い。生涯現役の時代、どうせなら天寿を全うする前日まで時間価値を生み出していたいものだ。

 この時間価値の大敵がスマートフォン(スマホ)である。1日10分20分、なんとなく使っているスマートフォン。もちろん効率的に情報収集をしている人は多いが、反対に「何気なく」使っている人も一定数要るといわれる。

 1日のちょっとした時間まで効率性を求めてしまうのは息苦しくもなるものだが、時間価値を上げたいと考えている人は見逃しがちな注目の部分だ。スマホを使う時間を減らすか、使ってリラックスした分を他の部分で補完するかは、それぞれの人が自身のタイプに合わせて判断するとよいと思う。

3. 時間価値を高めるためのキャリアチェンジ

 実際に時間価値を算出したとして、思ったより低い数値が出た場合はどうすればいいのか。スマホの利用時間を管理してもいいが、思い切って「キャリアチェンジ」を検討するのもひとつの方法だ。

 ひとつの会社に長く「我慢して」勤めれば右肩上がりで給与レートが上昇していく時代は既に過去のものとなった。たとえば20代の若者が40代になっても50代になっても時間価値が変わらないものとなれば、あまりお勧めできる展望ではない。その時は、思い切った転職や、独立起業もひとつの選択肢だ。

 とはいえこの時の妙は、先行投資の考え方が必要となること。独立を例にとってみても、最初の一定期間は「下積み」の期間が生じる。その分を控除して、事業が軌道に乗ってからの時間価値を考えるほどの余裕は不可欠だ。

 また、当然だが事業はすべてが成功するわけではない。そのリスクとも向き合うことが大切だ。ただ、現在独立して時間価値を稼いでいる人たちは、そのような期間を踏まえて今日の立ち位置を築いている。

工藤崇(くどうたかし)氏プロフィール:FP-MYS代表取締役社長兼CEO。FP-MYS:http://fp-mys.com/ ファイナンシャルプランニング(FP)を通じ、Fintech領域のリテラシーを向上させたい個人や、FP領域を活用してFintechビジネスを検討する法人のアドバイザーやプロダクト支援に携わる。Fintechベンチャー集積拠点Finolab(フィノラボ)入居。執筆実績多数。
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     I T イ ン フ ラ  S u m m i t   2 0 1 8
   ~ クラウドでAIを活かす俊敏・柔軟・堅牢な基盤とは ~


 ビジネスのデジタル化を進める企業が盛んになっています。ビッグデータをAIで分析しマーケティングに活かしたり、統合運用管理ツールでシステムログをとって働き方を改革したりする取り組みが、いくつも見られるようになりました。

 ビジネスのデジタル化を推進する上で不可欠なのがITインフラ(システム基盤)です。しかも「俊敏性」「柔軟性」「堅牢性」という三つの観点で、既存の情報システムよりも高いレベルが求められます。
例えば、デジタル化したビジネスにおいては自社で新たな取り組みを展開したいと話がまとまったら、ITインフラも即応して構築・運用する必要があります。従って「俊敏性」は欠かせません、顧客の増減に応じてITインフラが適切に追随する「柔軟性」も重要です。さらに顧客との接点に直結したシステムが増えますから、セキュリティ攻撃や障害、災害といったリスクに負けない「堅牢性」も確保しなければなりません。

 このようなITインフラの要件に応えるため、優れた製品やソリューションを見抜く確かな眼と、製品やソリューションを最適に組み合わせるアーキテクチャーの知識が、IT部門やITエンジニアに求められています。そこで本イベントでは、ITインフラを「クラウド基盤」「AI基盤」「ビッグデータ/ストレージ基盤」と「運用基盤」という4つの要素に分け、それぞれのノウハウをあますことなく紹介します。
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●開催日:2 0 1 8 年 1 月 3 0 日(火) 10:30~17:10 (10:00開場)予定
●会 場:ホテル雅叙園東京 2F ※旧目黒雅叙園
●主 催:ITpro
●協力:日経SYSTEMS、日経NETWORK、ITpro Active
※同時開催:クラウド時代のネットワーク最適化Forum

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日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
    NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動  
          ご  支  援  く  だ  さ  る   会  員  皆  様


 埼玉県は22日、元気に働く高齢者や、働きやすい職場環境づくりに取り組む企業などの情報を発信する「働くシニア応援サイト」を開設した。2016年度に県庁内にシニア活躍推進課を設置。支援のための施策や、高齢者、企業の情報が充実してきたことから、広く発信し、活躍を後押しする。

 生涯現役で活躍する高齢者と、積極的に活用を進めている企業を取材し、メッセージを紹介。各種セミナー、相談窓口の案内のほか、県が認定した「シニア活躍推進宣言企業」を検索できるコーナーなどを設けた。

 開設を記念して18年3月末まで3回、特別企画のクイズを実施し、正解者の中から抽選で各回10人に歩数計などを贈る。

 シニア活躍推進課は「働く意欲のあるシニアや、シニア活躍に取り組もうとする企業にとって参考になる情報を発信していきたい」と話している。

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 皆様、お世話になります。今年も残すところ7日間となりました。今年最後のニュースレターのお届けです。

 (一社)日本結婚カウンセリング協会として本年は、いろいろありましたが、ほとんど良いことばかりで、ますます、活動内容が充実してきています。大きく飛躍できるようなパワーはありませんが、少しずつの積み重ねでここまで来ました。
 これも多くの皆様のご協力を頂いた賜です。厚く御礼申し上げます。

 来年も大きな希望と夢をもってひるむことなく、駒を進めて皆様のお役に立てるように頑張っていきたいと思います。どうか、宜しくお願いします。
 皆様におかれましては、どうか良いお年をお迎えいただけますよう祈念いたします。          (一社)日本結婚カウンセリング協会 遠藤壽彦
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【 b e H a p p y ニュースレター/幸せになぁーれ 第32号 平成29年12月25日 】
● 一年を振り返って
  平成29年も残すのは後わずかになりました。益々時間が過ぎるのを早く感じています。健康で忙しく過ごすことができ、この上ない幸せだと感じています。
  一年を振り返ってみますと1月には「地方創生11市町村長協議会」から派遣されて中国の成都市に行ってきました。成都市では5つの私立幼稚園を見学し、子どもたちの教育状況を見てきました。また、成都の教育委員会主催の日本と中国の幼児教育に関する意見交換会が開かれました。私は1時間程日本の幼児教育について説明しました。中国では日本の情操教育について関心が向けられていました。
  次に今年は、名古屋で「結婚相談所」を自営されている方が16名もプリマリタルカウンセラー養成講座を受講しました。これは、今年のトピックスで、結婚相談所の差別化が進んでいるようにも思います。結婚相談所はプリマリタルカウンセリングを使える一番良いステージを持っている事業所であると考えます。
  7月には、関東では、1泊2日で夏の合宿を山中湖で行い、参加者は8名で有意義な時間を共有しました。今後も継続していくことで確認しました。さらに7月は「婚育」で有名な明治大学の諸富先生の授業が2コマありました。この授業は東京、大阪、名古屋の3か所で同時に授業を行い大変好評でした。
また、現在養成している資格の名称の変更と種類を増やし養成講座の充実を図りました。これにより、結婚前のプリマリタルカウンセラーの資格と結婚後の心理マリッジカウンセラーの2つの資格を中心に運営していく体制が整いました。
  今年の受講生からは、授業内容が大変充実していたとの感想も多くいただき、主催者としては大変満足で嬉しい思いで一杯です。大学の先生5名や弁護士等々の講師陣は今後も継続していきたいと思います。
● 協会主催の賀詞交換会を1月に開催する予定です。
  平成30年1月19日(金)18時30分から20時30分まで賀詞交換会を行います。場所は神田の「廣豊楼」で行います。皆様におかれましては、是非ご参加をお願いいたします。今回は、理事の方や当協会の関係者の皆様をお誘いして楽しい会にしたいと思います。
● 平成30年3月に理事会を開催します。
  当協会をご支援いただいている関係協会の理事の皆様方に3月にお集りいただき現状の報告や今後の展望についてご説明申し上げ、引き続きご支援を頂けるように運営してまいりたいと思います。また、さらなる飛躍についてのご相談も致したいと思っています。
● 修復的カウンセリングの依頼が増えました。
  今年の後半からカップルの修復的カウンセリングの依頼が増えています。カウンセリングをして思うのは、それほどこじれていないケースで多くて3回、短い場合は1回でお二人の関係の修復を図っています。その前提としては、お二人が仲よくしたいとの思いがあることが必要です。その手法はエゴグラムを使ってお二人の性格や相性診断を駆使してお互いに心地よい関係を築くアドバイスをしています。カウンセラーの主観だけのアドバイスではないのでクライアントも納得してうまくおさまります。
  来年のプリマリタルカウンセラー養成講座の科目にこの「修復的カウンセリング」の方法や「再婚カウンセリング」の進め方を取り入れてあります。
なお、今後は、お二人の気持ちが離れてしまっているケースについても「心理マリッジカウンセラー」の仕事として依頼を受けていきます。
● 編集後記
  私は「現状維持は衰退」、「継続は力なり」また「努力はうそをつかない」との思いが常にあります。これは退職前の公務員の時も同じです。特にこの仕事は、先を見越して仕事をすることで道は開かれると思っています。ただ、常に的確な方向付けがなされているかと言えば自信はありません。しかし、柔軟に方向を修正しながらここまでやってきました。現状が満足だとは思っていませんが、皆様のご協力を得てここまで来たことに感謝の気持ちで一杯です。
この仕事を着手して10年目に入りました。来年の10月には、10周年記念をささやかに行いたいと考えています。一つの区切りをつけて新たなスタートが切れればと思います。どうか、読者の皆様には来年も宜しくお願い申し上げます。
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ブレインワークスの近藤です。
 年末のご挨拶を皆さまにお届けします。

 本年も大変お世話になりました。年の瀬を迎え、皆さまも慌しい毎日をお過ごしと思います。
 弊社もこの1年、さまざまな活動に取り組んでまいりました。新たな事業領域も着実に広がっており、2018年以降の活動が今から楽しみでなりません。

 2018年は日本国内だけでなくアジア、アフリカとさらに駆け巡ります。
 皆さまも弊社の活動にご期待ください。

 寒さが身にこたえる時期です。体調など崩されないようご自愛ください。
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【年末のご挨拶】2018年を飛躍の年にすべく 2017/12/22

  今年も残りわずかとなりましたが、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
  本年も1年を通して大変お世話になりました。弊社が関わりを持つすべてのお客様、パートナー、そしてスタッフ一同に感謝致します。

  弊社において2017年の1年を一言で言い表すと『萌芽』という言葉が最も相応しいと思います。2016年以前に種を撒いて、水をやり、小さいながらも大切に育ててきた各事業が芽を出し、すくすくと育ち始めたことを実感できる1年でした。

 弊社のコア事業である経営サポート事業、リスクマネジメントサポート事業についてはICTとAIの世界的な浸透によって、これからの企業経営における重要な要素として位置づけられました。その時代の到来を予見し、弊社でも活動を続けていましたが、日本においても大きな可能性を秘める事業として成長を遂げるはずです。特に、企業だけでなく社会インフラとしての利便性、安全、安心といった要素に目を向けることで豊かな社会生活をサポートする事業として大きく生まれ変わる準備ができました。まず、この2つの事業の大きな飛躍にご期待ください。

 アジアビジネスサポート事業においては日本企業の進出で沸くベトナムはもちろんのこと、2016年に手探りながらリーンスタートアップで設立をしたルワンダ拠点を中心としたアフリカ事業の可能性が大きく広がり始めました。誰もが知っているが、なかなか触れる機会がないということはよくあることでしょう。10年前のベトナムも同様だったはずです。私たちがアフリカを中心としたセミナーやメッセージを発信することにより、関心を示す方々が数多く集まりました。このような皆さま方とアフリカの事業を少しずつ進めていければと考えています。

 そして弊社の創業期以来の理念の実現としてスタートさせたシニア事業も着実に成長を見せています。セミナーはもちろんのこと、『波平サロン』と称する、老若男女の交流の場を提供し、これが大きな反響を頂きました。これからも全国でこの『波平サロン』を開催しながら、シニアがさらに活躍できる社会づくりに貢献していきたいと考えています。

 弊社の事業はそれぞれが個別の事業として存在し、それぞれが個別の動きをしていると思われがちです。しかし、これらの事業はすべて有機的に結合されており、それぞれの事業が影響をしあって成立しているのです。例えば、ベトナムなどの新興国においては経営サポート事業、リスクマネジメントサポート事業がアジアビジネスサポート事業と連携をしながら、新興国におけるICT、社会インフラ整備の事業機会創出を実行していきます。新興国に対しての日本の経験とノウハウの提供に関してはアジアビジネスサポート事業とシニア事業部の出番です。日本のシニアの知恵と経験を新興国で生かすインフラづくりに弊社も取り組んでいます。

 さらに、上記のような弊社の各分野の取り組みを多くの方々にお届けする役割を果たすのが、コンテンツプロデュースサポート事業部です。この弊社で培った情報発信のノウハウをお客様にソリューションとして提供しています。

 このように、各事業領域において種を撒いたさまざまな取り組みがいっせいに萌芽の時期を迎えたのがまさに2017年であったと実感します。同時に、弊社のそれぞれの事業領域の有機的な結合が今まで以上に明確に目に見える形であらわれたのも2017年という1年だったと確信しています。

 2018年はこのような2017年の動きを通じ、新たなビジョンを示すべく皆さまに新年早々にもメッセージをお送りする予定です。来年もひき続き、皆さまのご指導とご鞭撻の程を何卒宜しくお願い申し上げます。

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