高須氏:定年で完全リタイアはもったいない!
2020年3月24日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 協 働 く だ さ る 会 員 皆 様
Zakzak by 夕刊フジ 2020.3.24 高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200324/dom2003240002-n1.html
高齢者の就労機会、定年で完全リタイアはもったいない!
高齢者の就労機会を増やそうという動きが盛んになっている。社員が70歳まで継続して働けるように企業側にも努力が求められるんだそうだ。日本人の寿命が延びて医療や介護にかかるお金が膨らんでいるのが背景にあるらしいんだけど、何にせよボクとしては定年後も働くというのは大賛成だ。
だって、退職して家でゴロゴロしていても何もいいことないもの。健康面の上でもね。それだったら、週に3~4日といったアルバイト感覚でいいから働いて、社会に貢献する方がよっぽどいい。
かつてのような金額がもらえないと、給料面を気にしている人もいるかもしれない。でも、あまり高望みするのもよくないと思うよ。つまり「趣味として仕事をする」くらいの感覚。それくらいで構えてみてはどうだろう。「長年勤めた会社とは離れたい」という人でも、高望みしなければ世間にはさまざまな仕事があるんだから、世の中のために一肌脱ぐくらいの気持ちを持ってほしいね。
まあ、こうしたことができない人もいる。高給取りでプライドが高いと、「かつての部下から指示されるなんて嫌だ」とか、「今さら見習いみたいなことができるか」となるからね。ただ、このタイプの人は注意が必要だ。完全リタイアすると、一気にしょぼくれてしまうからね。
仕事を続けるんじゃなく、新たな趣味を見つけるというのも確かに楽しいだろうけど、あまり意気込んでもうまくいかないよ。お金がかかるばかりで、かえって家族から呆れられてしまう。若いころからそば打ちをやっている名人がたくさんいるのに、60歳を過ぎてから始めても一流の味にはならないでしょ。
愛知県西尾市にある高須病院での決算で、突然ドカッと赤字になるときがときどきあるんだ。これは働いていた医師が定年退職した時。退職金はまとまった額が一気に出るからね。初めから予定されていたこととはいえ、いざ数字として目の前に出てくるとドキっとするんだよね。
一方、高須クリニックでは定年制をとっていない。超ベテランの人もバリバリと働いているよ。
少子化の影響で、若者の力だけでは日本全体を支えきれなくなっていく。せっかく政治が後押ししてくれているんだから、これから定年を迎える人たちも完全リタイアより生涯現役を目指してほしいね。
■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。
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Zakzak by 夕刊フジ 2020.3.24 高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ
ご参考URL=https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200324/dom2003240002-n1.html
高齢者の就労機会、定年で完全リタイアはもったいない!
高齢者の就労機会を増やそうという動きが盛んになっている。社員が70歳まで継続して働けるように企業側にも努力が求められるんだそうだ。日本人の寿命が延びて医療や介護にかかるお金が膨らんでいるのが背景にあるらしいんだけど、何にせよボクとしては定年後も働くというのは大賛成だ。
だって、退職して家でゴロゴロしていても何もいいことないもの。健康面の上でもね。それだったら、週に3~4日といったアルバイト感覚でいいから働いて、社会に貢献する方がよっぽどいい。
かつてのような金額がもらえないと、給料面を気にしている人もいるかもしれない。でも、あまり高望みするのもよくないと思うよ。つまり「趣味として仕事をする」くらいの感覚。それくらいで構えてみてはどうだろう。「長年勤めた会社とは離れたい」という人でも、高望みしなければ世間にはさまざまな仕事があるんだから、世の中のために一肌脱ぐくらいの気持ちを持ってほしいね。
まあ、こうしたことができない人もいる。高給取りでプライドが高いと、「かつての部下から指示されるなんて嫌だ」とか、「今さら見習いみたいなことができるか」となるからね。ただ、このタイプの人は注意が必要だ。完全リタイアすると、一気にしょぼくれてしまうからね。
仕事を続けるんじゃなく、新たな趣味を見つけるというのも確かに楽しいだろうけど、あまり意気込んでもうまくいかないよ。お金がかかるばかりで、かえって家族から呆れられてしまう。若いころからそば打ちをやっている名人がたくさんいるのに、60歳を過ぎてから始めても一流の味にはならないでしょ。
愛知県西尾市にある高須病院での決算で、突然ドカッと赤字になるときがときどきあるんだ。これは働いていた医師が定年退職した時。退職金はまとまった額が一気に出るからね。初めから予定されていたこととはいえ、いざ数字として目の前に出てくるとドキっとするんだよね。
一方、高須クリニックでは定年制をとっていない。超ベテランの人もバリバリと働いているよ。
少子化の影響で、若者の力だけでは日本全体を支えきれなくなっていく。せっかく政治が後押ししてくれているんだから、これから定年を迎える人たちも完全リタイアより生涯現役を目指してほしいね。
■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「大炎上」(扶桑社新書)。
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