日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
     NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  活 動 で 
            ご  支  援  く  だ  さ  る   会  員  皆  様
************************************************************************
N P O 法 人  ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ  
          ホ  ッ  ト  ラ  イ  ン   ニ  ュ  ー  ス
事 務 局 報 告 第 172 号                   2020年 1月 30日 発行
************************************************************************
◎ 創設来の永続を感謝し本年35年目、有意義な生涯現役人生をどう楽しむか。


 令和2年1月も瞬く間に過ぎ去るものです。その1ヶ月間脳裏に浮かぶのは、何よりもわが人生を預ける天の恵みと、故 城野 宏 恩師が敵対した中国共産党による禁錮18年判決の獄中、やっと生存確認できる地獄環境下でも日夜唯一脳力発想は誰にも備えられているという私のあらゆる発想原点です。

 「生死の保障なき瞬間でも、わが生き甲斐・希望は何かある・・・」「出獄後は、国破れた無資源国日本のわれら貴重資源人財の脳力開発に!」と、日夜出獄後の夢と希望に脳裏を楽しませていたといいます。だからこそ日中国交回復後、無事禁錮16年で帰国した恩師は、祖国での高待遇環境には一切断り23年間、1985年病死直前迄生涯現役で獄中の初志貫徹を貫き、活動仲間に教導実践されたのでした。

 その晩年数年しか教導戴けなかった私ですが、幸いなことに恩師が第1号会員の情勢判断学会世話人役を引受していた時です。幸運なことにライフ・ベンチャー(人生冒険)流の生涯現役啓発事業/ライフ。ベンチャー株式会社の顧問役、さらに同名クラブ発足呼びかけにもなった拙著『ライフ・ベンチャーのすすめ』に推薦文を寄稿された恩師です。その師の思いがけない70代前半での急逝は、我が国における情勢判断学分野最高の人財喪失であり、本当に無念の涙で残念です。

 前置き説明が長引きましたが、本年の基本方針を述べたいと存じます。私たちはこれまで、生涯現役を志して集う個人会員制のクラブ組織で通算35年目、団体会員制の協議会組織が16年目を迎えています。その年月は、故城野師が獄中時代と日本帰国後の全国での脳力開発・情勢判断学啓発の期間に類似性があります。
しかし、無念なことに恩師亡き後の各弟子集団の結集力は雨後の衆同然でした。

 金科玉条の教条に固執する原理主義にこだわらぬ恩師タイプは、後継問題など無頓着だったと感じられ、子弟集団は各々弱小集団に甘んじ、デジタル新時代に覇を称える力量は存在しないようです。また、21世紀グローバル社会は情報技術スピード化時代でもあり、高年齢層に偏する団体の時代遅れは、あらゆる分野で衰退を免れません。

 そこでこの激動期に生きる私たちは、生涯現役協・NPO/LVクラブ両組織ともに、従来型の安易な自然体運営での展開は存続を許されるものではないと覚悟しなければなりません。

コメント