秋田魁新報湯沢支局:地方点描/2040年問題
2019年11月2日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
秋田魁新報 電子版 2019年11月1日 掲載
ご参考URL=https://www.sakigake.jp/news/article/20191101AK0011/
地方点描:2040年問題[湯沢支局]
「2040年問題」というのがある。第2次ベビーブーム(1971~74年)に生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上になって高齢者人口がピークに達し、行政運営が一番厳しくなる時期のことだ。当方もほぼ団塊ジュニア世代。先日、湯沢市で開かれた「第2回地域共生社会推進全国サミットinゆざわ」を取材し、今後の生き方を考えさせられた。
分科会のテーマの一つが「人生100年時代の働き方と健康づくり~生涯現役社会の実現に向けて~」。有識者の提言を簡潔にまとめると「定年前に50歳ぐらいで転職して75歳まで働こう」だ。75歳まで働くのは、年金だけに頼れない可能性もあるので理解できる。しかし、転職が必要かは疑問だ。
人生のサイクルとして、働く期間をこれまでの60歳終了ではなく、50~75歳までを第2の仕事期とし、企業に縛られず自分らしさを大事にして働くのがいいそうだ。ただ、地方の現状を考えると難しい。経済的に十分な蓄えがあり収入が下がってもいい人なら別だが、一定の収入を維持できる転職先はそうない。ましてサラリーマンが突然起業してうまくいくものだろうか。晩婚化の影響で50代でも子育て中の人は多く、現状の安定を維持しようとするはずだ。
まずは企業が再雇用や定年延長の制度を整え、シルバー世代が働きやすい環境をつくることの方が現実的だ。2040年には労働力不足がより深刻になることも考えられ、体力があれば75歳まで働ける場が今以上に多くなっている可能性もある。将来に備え団塊ジュニアがやるべき最重要事項は、健康づくりかもしれない。
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秋田魁新報 電子版 2019年11月1日 掲載
ご参考URL=https://www.sakigake.jp/news/article/20191101AK0011/
地方点描:2040年問題[湯沢支局]
「2040年問題」というのがある。第2次ベビーブーム(1971~74年)に生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上になって高齢者人口がピークに達し、行政運営が一番厳しくなる時期のことだ。当方もほぼ団塊ジュニア世代。先日、湯沢市で開かれた「第2回地域共生社会推進全国サミットinゆざわ」を取材し、今後の生き方を考えさせられた。
分科会のテーマの一つが「人生100年時代の働き方と健康づくり~生涯現役社会の実現に向けて~」。有識者の提言を簡潔にまとめると「定年前に50歳ぐらいで転職して75歳まで働こう」だ。75歳まで働くのは、年金だけに頼れない可能性もあるので理解できる。しかし、転職が必要かは疑問だ。
人生のサイクルとして、働く期間をこれまでの60歳終了ではなく、50~75歳までを第2の仕事期とし、企業に縛られず自分らしさを大事にして働くのがいいそうだ。ただ、地方の現状を考えると難しい。経済的に十分な蓄えがあり収入が下がってもいい人なら別だが、一定の収入を維持できる転職先はそうない。ましてサラリーマンが突然起業してうまくいくものだろうか。晩婚化の影響で50代でも子育て中の人は多く、現状の安定を維持しようとするはずだ。
まずは企業が再雇用や定年延長の制度を整え、シルバー世代が働きやすい環境をつくることの方が現実的だ。2040年には労働力不足がより深刻になることも考えられ、体力があれば75歳まで働ける場が今以上に多くなっている可能性もある。将来に備え団塊ジュニアがやるべき最重要事項は、健康づくりかもしれない。
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