ZakZak 【定年後・自走人生の勧め】①
2019年1月27日 お仕事日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.1.14 働き方改革最前線
ご参考=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190114/eco1901140003-n2.html
【定年後・自走人生のススメ】
「キャリア・ラーニング・システム」で自己能力を再開発
■ 得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。1957年生まれ。大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。
★ シニア社員活性化最前線(上)
昨年11月、東京都内のホールに企業の人事担当者約150人が集まった。定年後研究所が主催する「キャリア・ラーニング・システム公開セミナー」に参加いただいた人たちだ。キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)は、定年後研究所が50代現役会社員のキャリア開発のために企画・制作したラーニングシステムのことである。
働き方改革
役職定年や出向、配置転換などを原因としてモチベーションが下がったと感じる50代男性会社員は23・5-40・9%にも上り、「50代シンドローム」の危機が懸念されている(定年後研究所調べ)。にもかかわらず、雇用(定年)延長により60歳以降も在籍し続けるシニア社員が増えている。
「50代でモチベーションが下がってしまった社員を“長く抱える”ことにならないだろうか…」。このような人事担当者の本音が聞こえてきそうである。前述の公開セミナーに参加いただいた中にも、「今後は50代以上の社員のモチベーション維持や活性化が課題となってくる」と認識されている人が多数いた。
政府は、「働き方改革の第2弾として、65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた環境整備や、中途採用の大幅な拡大に取り組むなど、生涯現役時代の雇用改革を進める」(2018年10月15日第1回働き方改革フォローアップ会合より)とシニアの活躍を支援する動きを進めている。
さあ、そうなれば、あとは50代会社員“本人たちの問題”である。CLSの主題は、50代会社員が今まで以上に職務領域の拡大を狙える“人財”として成長し続けるための「50代再生プログラム」である。役職定年や出向などを経験して、「もう自分の会社人生はこれまでか…」などと50代シンドロームなどに惑わされている場合ではないのだ。
CLSの最大の特長は「Eラーニング形式」による研修である。といっても、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとはまったく異なる。講師は「自らの経験と思考」であり、自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していくのだ。自己の能力再開発を、自らの分析と傾向の把握によって、発見から再開発へと導いていく「自立型能力開発」プログラムである。
なぜ自立型なのか? これには理由がある。50代会社員になると、管理職の経験などで活躍してきた「自負」があるからだ。この自負は時として「頑固」となり「素直さ」の邪魔をする。従来の集合研修スタイルの研修を受講し、自分の能力や適性の棚卸しなどを矢継ぎ早に詰め込まれても、「満腹感」はあるものの「腑に落ちない」ままで研修を終えてしまう。結局、「なんとかなる。これまでもそうだったから」「まだ定年なんて先のことだし…」と自分に言い聞かせてしまうだけ。だからCLSでは自分自身が「講師」なのだ。
CLSの具体的内容については次回紹介する。
一般社団法人定年後研究所は、日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。 つづく
NPO法人 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー ・ ク ラ ブ 諸 活 動 で
ご 支 援 く だ さ る 会 員 皆 様
ZakZak by 夕刊フジ 2019.1.14 働き方改革最前線
ご参考=https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190114/eco1901140003-n2.html
【定年後・自走人生のススメ】
「キャリア・ラーニング・システム」で自己能力を再開発
■ 得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。1957年生まれ。大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。
★ シニア社員活性化最前線(上)
昨年11月、東京都内のホールに企業の人事担当者約150人が集まった。定年後研究所が主催する「キャリア・ラーニング・システム公開セミナー」に参加いただいた人たちだ。キャリア・ラーニング・システム(Career Learning System、以下CLS)は、定年後研究所が50代現役会社員のキャリア開発のために企画・制作したラーニングシステムのことである。
働き方改革
役職定年や出向、配置転換などを原因としてモチベーションが下がったと感じる50代男性会社員は23・5-40・9%にも上り、「50代シンドローム」の危機が懸念されている(定年後研究所調べ)。にもかかわらず、雇用(定年)延長により60歳以降も在籍し続けるシニア社員が増えている。
「50代でモチベーションが下がってしまった社員を“長く抱える”ことにならないだろうか…」。このような人事担当者の本音が聞こえてきそうである。前述の公開セミナーに参加いただいた中にも、「今後は50代以上の社員のモチベーション維持や活性化が課題となってくる」と認識されている人が多数いた。
政府は、「働き方改革の第2弾として、65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた環境整備や、中途採用の大幅な拡大に取り組むなど、生涯現役時代の雇用改革を進める」(2018年10月15日第1回働き方改革フォローアップ会合より)とシニアの活躍を支援する動きを進めている。
さあ、そうなれば、あとは50代会社員“本人たちの問題”である。CLSの主題は、50代会社員が今まで以上に職務領域の拡大を狙える“人財”として成長し続けるための「50代再生プログラム」である。役職定年や出向などを経験して、「もう自分の会社人生はこれまでか…」などと50代シンドロームなどに惑わされている場合ではないのだ。
CLSの最大の特長は「Eラーニング形式」による研修である。といっても、講師が映像で教えたりする従来の「教育・記憶型」のラーニングとはまったく異なる。講師は「自らの経験と思考」であり、自分自身に問いかけるカタチでラーニングが進行していくのだ。自己の能力再開発を、自らの分析と傾向の把握によって、発見から再開発へと導いていく「自立型能力開発」プログラムである。
なぜ自立型なのか? これには理由がある。50代会社員になると、管理職の経験などで活躍してきた「自負」があるからだ。この自負は時として「頑固」となり「素直さ」の邪魔をする。従来の集合研修スタイルの研修を受講し、自分の能力や適性の棚卸しなどを矢継ぎ早に詰め込まれても、「満腹感」はあるものの「腑に落ちない」ままで研修を終えてしまう。結局、「なんとかなる。これまでもそうだったから」「まだ定年なんて先のことだし…」と自分に言い聞かせてしまうだけ。だからCLSでは自分自身が「講師」なのだ。
CLSの具体的内容については次回紹介する。
一般社団法人定年後研究所は、日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。 つづく
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