日 本 生 涯 現 役 推 進 協 議 会 &  
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毎日新聞2018年1月25日 地方版
URL=https://mainichi.jp/articles/20180125/ddl/k26/100/480000c
     京丹後市健康と福祉のまちづくり審議会
        福 祉 の 人 づ く り 推 進 を 「健康長寿」計画答申/京都


 京丹後市健康と福祉のまちづくり審議会(会長=上田誠・北丹医師会副会長)は24日、来年度から3カ年の高齢者保健福祉計画を三崎政直市長に答申した。特別養護老人ホームや障害者施設など福祉の現場で人手不足が深刻化する中、重点プロジェクトとして「人づくり」の推進を掲げた。

 審議会の障害者福祉部会副会長の山添博史さん(社会福祉法人あみの福祉会)によると、最近は職員を募集するため求人票を出しても電話1本もかかってこない。福祉現場の深刻な人手不足は続いており、一社会福祉法人の対応では無理があるという。

 審議会が答申した計画によると、「安心していきいきと暮らせる健康長寿のまちづくり」を基本理念に掲げ、(1)生涯現役で活躍する健康長寿社会の形成(2)住み慣れた地域でいききと暮らせる地域包括ケアシステムの推進(3)高齢者の安心・安全を守るための仕組みや支援の充実(4)持続可能な介護保険制度の構築--を基本目標とした。

 少子高齢化と人口減少が続く中で、重点プロジェクトとして「人づくり」の推進を掲げた。(1)介護状態にならないための健康づくりや介護予防による元気な高齢者づくり(2)地域における人材づくり(ボランティアの育成・支援)(3)サービス事業を担う人材づくり(介護人材の育成・支援)--の三つを市のプロジェクトとして推進する。

 また、審議会は来年度から6カ年の市障害者計画についても答申した。精神障害者と発達障害者の支援体制の検討を盛り込んだ。外見からはわかりにくい障害のため苦しんでいるケースが多いとして、支援体制の構築に向けて協議を進める。

 具体的には精神障害者の地域での包括的支援▽発達障害児・者の支援▽医療的ケア児童の支援▽切れ目ない教育支援(学校を卒業後の生涯学習の推進)▽地域生活拠点事業の整備▽障害者差別解消法の取り組み(地域協議会設置の検討)--を進める。【塩田敏夫/丹波・丹後版】

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