Town News:80歳現役パーソナリティー
2017年1月27日 お仕事平塚版掲載号:2017年1月26日号
神奈川県 シニア起業家特設ページ(平成29年3月15日まで)
健康寿命の延長により、「地域に貢献したい」「培った知識やノウハウを活かしたい」等の意識から起業に挑戦するシニアの方々が増えてきています。県内においても、これまでに多くのシニア層が起業家として新たな人生を歩みはじめています。そこでこのページでは、起業に役立つ情報を取りあげるほか、既に活躍しているシニア起業家の方々をご紹介していきます。
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80歳の現役パーソナリティー 文化 /FM湘南ナパサの太田さん
FM湘南ナパサ(78・3MHz)の最年長パーソナリティーの太田圀之(くにゆき)さんが1月、80歳の誕生日を迎えた。太田さんは週1回の生放送番組を担当し、民放時代に磨いた熟練の語り口は健在。明朗闊達な口調と渋い声はナパサに欠かせない存在だ。
太田さんは桃浜町で生まれ、東京で育った。明治学院大学に進学後、「原稿を一字一句間違えずに読む、話し手の仕事に興味があった」と放送研究会に入部。卒業後は北海道放送に入社し、編成局アナウンス部でラジオ番組をはじめ、テレビ番組のナレーションや司会も経験した。「当時の録音機は手動でレバーを回して電源をつけるもので、寒さで凍って動かなくなったり、アイヌ語の地名を覚えるのが大変だったり、苦労しました」と北海道で浴びた洗礼を思い出す。
定年退職し帰郷、ナパサがパーソナリティーを募集していると耳にした。「年寄りが受かるわけない」と構えていると、孫から「おじいちゃんの声、また聴かせてよ」と背中を押され、オーディションに挑戦。街頭インタビューや原稿読みなど、長年の技術が光り合格、ナパサのマイクの前に座って13年になる。
北海道放送から地元ラジオ局へ
現在、太田さんが出演しているのは、毎週水曜日、午前8時〜10時放送の「ナパサ☆タイムスMorning」。新聞記事から地域の話題を取り上げるニュース番組だ。リスナーにもわかりやすいように言い回しを変えたり、解説を付け加えたりして情報を伝えるのは長年報道を担当していた太田さんならでは。「言葉はえんぴつで書く文字とは違って、一度耳に入ってしまったら、消しゴムで消すということができない。でも、怖がっていては何も言えなくなってしまう」と太田さん。「相手を敬う気持ちがあれば、自然と美しい言葉づかいになる」とにっこり。太田さんの放送への姿勢は後輩パーソナリティーの手本にもなっている。
「ラジオはふるさとを伝えているんです」と太田さんは話す。限られた聴取エリアでリスナーと共有するのは、地域の話題。平塚の地名の由来や、地元で活躍する人の記事をスクラップして放送に生かす。「まだまだ勉強になることがたくさん。楽しい職業ですよ」。月2回のカラオケと、ナパサの若手スタッフたちとの交流が太田さんのパワーの源だ。「お医者さんからも健康はお墨付き。スタジオで倒れるなら本望、なんてね」と生涯現役で走り続ける。
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健康寿命の延長により、「地域に貢献したい」「培った知識やノウハウを活かしたい」等の意識から起業に挑戦するシニアの方々が増えてきています。県内においても、これまでに多くのシニア層が起業家として新たな人生を歩みはじめています。そこでこのページでは、起業に役立つ情報を取りあげるほか、既に活躍しているシニア起業家の方々をご紹介していきます。
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FM湘南ナパサ(78・3MHz)の最年長パーソナリティーの太田圀之(くにゆき)さんが1月、80歳の誕生日を迎えた。太田さんは週1回の生放送番組を担当し、民放時代に磨いた熟練の語り口は健在。明朗闊達な口調と渋い声はナパサに欠かせない存在だ。
太田さんは桃浜町で生まれ、東京で育った。明治学院大学に進学後、「原稿を一字一句間違えずに読む、話し手の仕事に興味があった」と放送研究会に入部。卒業後は北海道放送に入社し、編成局アナウンス部でラジオ番組をはじめ、テレビ番組のナレーションや司会も経験した。「当時の録音機は手動でレバーを回して電源をつけるもので、寒さで凍って動かなくなったり、アイヌ語の地名を覚えるのが大変だったり、苦労しました」と北海道で浴びた洗礼を思い出す。
定年退職し帰郷、ナパサがパーソナリティーを募集していると耳にした。「年寄りが受かるわけない」と構えていると、孫から「おじいちゃんの声、また聴かせてよ」と背中を押され、オーディションに挑戦。街頭インタビューや原稿読みなど、長年の技術が光り合格、ナパサのマイクの前に座って13年になる。
北海道放送から地元ラジオ局へ
現在、太田さんが出演しているのは、毎週水曜日、午前8時〜10時放送の「ナパサ☆タイムスMorning」。新聞記事から地域の話題を取り上げるニュース番組だ。リスナーにもわかりやすいように言い回しを変えたり、解説を付け加えたりして情報を伝えるのは長年報道を担当していた太田さんならでは。「言葉はえんぴつで書く文字とは違って、一度耳に入ってしまったら、消しゴムで消すということができない。でも、怖がっていては何も言えなくなってしまう」と太田さん。「相手を敬う気持ちがあれば、自然と美しい言葉づかいになる」とにっこり。太田さんの放送への姿勢は後輩パーソナリティーの手本にもなっている。
「ラジオはふるさとを伝えているんです」と太田さんは話す。限られた聴取エリアでリスナーと共有するのは、地域の話題。平塚の地名の由来や、地元で活躍する人の記事をスクラップして放送に生かす。「まだまだ勉強になることがたくさん。楽しい職業ですよ」。月2回のカラオケと、ナパサの若手スタッフたちとの交流が太田さんのパワーの源だ。「お医者さんからも健康はお墨付き。スタジオで倒れるなら本望、なんてね」と生涯現役で走り続ける。
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