『生涯現役社会づくり』推進への本年度全国展開に大渦を創ろうと来る23日(土)午後開催の『第4回:生涯現役サミット』参加にまだ自主的ご決断のできておられない現サラリーマンの方や、サラリーマンOBの方々は、ぜひご参考にしては如何? 40代、50代でも早すぎることはない筈です。21世紀の生き方は被雇用型より自律生涯現役型へと時代変化のスピードが速いからです。
  人生ベンチャーに役立つヒントを得られる以下のWISDOMブログはその前準備へのご参考になると思います。ご高覧の上今週末23日(土)開催④サミットにご出席になればきっと人生後半への夢と希望を求める具体的発表論旨の実践者に出会えること請け合いです。  
紹介先URL=http://blog.blwisdom.com/fujiki/201604/article_1.html
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   サ ラ リ ー マ ン こ そ 独 立 の た め の
     「 滑 走 路 」 を 作 る べ き
2016/04/13 17:00        藤木 俊明(Garden-City Planning 代表取締役)            
  今、noteという新しいコンテンツを発表する場(まあブログみたいなものですが)が、流行はじめていて、流行りものが好きな自分もはじめてみました。文章でも、写真でも、マンガでも、自由に投稿して、自分で価格をつけて販売もできるのです。せっかくですから、テーマを「30~40歳サラリーマンの静かな独立」と決めて、書き進めてみたいと思います。よろしければ、そちらでも読んでください。 今回は、そのうち無料版で書いた記事を抜粋します。        

  「今すぐ会社を辞めて自由に独立しよう」と言っているのではありません。だいたい「辞める辞める」と飲み屋で言っている人ほど、なかなか辞めません(笑)。

   「独立」を胸の中に秘めて日々を過ごさないと、つまりある種の心構えをしておかないと、この先は本当にわからないからです。そのことは、30代・40代のみなさんの方が肌感覚として感じているのではありませんか?

・ 人 口 減 に よ る マ ー ケ ッ ト の 収 縮
・ 人 工 知 能 や ロ ボ ッ ト に よ り 「 な く な る 仕 事 の 増 加 」
・ 企 業 の さ ら な る リ ス ト ラ
  ( 将 来 的 に は 『 解 雇 フ リ ー 』 に な る 可 能 性 も )

  つまり、昔のように「そこそこの学校を出て、新卒でそこそこの企業に入社できたら一生面倒を見てもらえる」ということはもう望めない。

   筆者は今50代後半です。同世代のサラリーマンが続々肩を叩かれたり閑職に追いやられたりしています。65歳定年なんて嘘です。みなさんだいたい50歳前後で「役職定年」とされ、今までの部下の下に付けられたり、自分で仕事を探すように命じられたりする例を沢山みています。さらには、給与を下げられたりします。

   60歳になって、あと5年働きたいと申し出たら、再雇用させてもらえる会社もありますが、給与は3割ほどに下がります。3割マイナスになるのではないです。今までの3割になるのですよ。

   再就職しようと思っても、たとえば「東京しごとセンター」という公的なシニア雇用の斡旋センターに行っても、事務職の正社員あるいは契約社員なんてありません。あっても、10万円台前半の臨時雇用です。

   「夢見るために独立する」のではなく、「生活防衛のために独立を視野に入れておく」ということです。

   「独立を視野に入れる」というのはどういうことか?

  具体的に言えば「滑走路」を作っておくことです。いきなり独立できる人なんてなかなかいません。ましてや50代、60代になってからは無理です。また、ある日突然会社から言われてもどうしようにもない。

   飛び立つには「滑走路」が必要です。いつ、自分の身に何がおきても良いように「滑走路」を作っておき、飛行訓練をしておくことです。

  もし無事に今勤めている会社で出世できて役員になれたり、そのままずっと働き続けることができるようなら、それはそれで大変けっこうなことです。その時は、滑走路は定年後に使えるよう磨いておきましょう。どちらにしても、いつか組織から離れるときは来るのですから。

   まず、「滑走路」作る前に『整地』ですね。地ならしをしたり、草刈りをしたりして、「ここに滑走路を作るんだ」という準備を始めることです。もう、これさえ始めれば、半分ぐらい進んだようなものです。

   頭の中で自分の計画図を考えると「こう言う順番でやっていくのか。それでは目標を決めないと」とか「ゆっくり何ができるか熟考しよう」となりがちですが、そんな人は、だいたい何もせずに日々を過ごしがちです。

   いきなり『飛行訓練』からはじめて、空の怖さを知ったり、逆に自分の翼で飛ぶことの快適さを知る。そして、いったん戻ってきて、そこから『整地』をはじめるみたいなスピード感の方が好ましいです。

   実際の飛行機の訓練とは違うので、ちょっと失敗したぐらいで死んだりしません(笑)。

   そして、この「滑走路建設計画」は、あなたが会社にいる、どこかの組織にいる間にすすめておくべきものです。

  決断には、『飛行しない』というのがあります。「滑走路」は作ったけれど、無理に飛び立つ必要はない、そのまま会社でがんばっていこうというのも十分選択肢です。

   しかし、こうして「いつか自分の翼で飛べるように」と滑走路を作る作業は無駄にならず、会社生活にも張りが出てくるのではないでしょうか?

【藤木 俊明氏:プロフィール】北陸の石川県・金沢市の下町生まれ。
早稲田大学在学時より作曲家と活動するも、食べていくに窮してリクルート、ぴあを経て1990年代に独立。
現在東京九段にてデジタル/アナログのシナジー効果高いコンテンツ企画制作会社Garden-City Planningの代表取締役を務める。
サラリーマン時代、営業職であったためプレゼンテーション大好き、「通る企画書」の研究に余念がなかった。その経験からプレゼンのアドバイザー、またそのための企画書制作のプロとして各方面から重宝されている。
趣味は格闘技観戦とパチンコ。特にパチンコは独立して間もないころ、仕事が無くて苦しいときの生活費を稼ぎ出していたほど。また下戸であるが、食べ歩き、特にスイーツが大好きゆえ、体重増で医者より叱られるに至り、昨年より自転車通勤を開始。片道10キロ程度を駆け抜ける爽快感にはまると共に、体脂肪率や血糖値などが大幅に改善してびっくりしている。また三国志マニアで、曹操孟徳ファン。でもゲームでは劉備を選んでしまう。
近ごろPowerPointでの企画書制作が一般的となり利便性が高まった反面、テクニックや見栄えに走り過ぎて、「企画書のための企画書」になったり、本当に「通す」こと、つまりクライアントの心を動かすことへのこだわりが欠けているのではないかと感じ、2003年、別記の著書を出した。
さたらに単に企画書を書くテクニックにとどまらず、早朝型のワーキングスタイルを提唱し、「企画書を朝から晩まで書いているのではなく人に会うことを優先する」「クライアントからオファーがあった次の日にはもう提案に行く」というビジネス・スタイルを著したものであり、本ブログではその実践編というべき、ささやかなナレッジや実戦的なTIPSなどを展開していく。

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