「生涯現役社会づくり」をめざす第一弾:61
2015年12月28日 お仕事◎ 情 報 と 人 間 の ネ ッ ト ワ ー ク を 作 る
“ たった一人の旗上げ ”ならぬ “ 孤独な一人旅 ”がライフ・ベンチャーのスタート時の歩みであった。べんちゃーに踏み切ってからというもの、企業組織の一部問担当というような甘い姿勢は許されず、私はあらゆる仕事に一人で当たらなければならなかった。心と身体をフルに活用して一人でことにあたることは自分の思考力と行動力を鍛える上で脳力開発に好都合な環境だったとはいえ、やはり孤独との戦いであることは否めなかった。
そんな時は、「この世の中でもっとも強い人は、いつも一人で立ているのだ!」というイブセンの言葉を思い起こして自分を励ましていた。成功は “ 楽しむ旅 ”であり、人生の最終の目的地ではない、常に前進あるのみ!! と自分に言い聞かせ、心の中でいましめていた。
“ 作戦司令部 ”ともいうべき人間の頭脳は、人生設計というプログラムが繰り込まれなければ、効率的にその力を発揮しないものである。ライフ・プランを実現するための戦略プログラムをいったん打ち立てたなら、これを後でコロコロ変えてはならない。度々の戦略変更は、その人の人格や信用を疑われかねないからだ。
ライフ・ベンチャーへの人生目標を確立した以上、私には、それを目指して進む以外に道はない。けれども“ 信じて求めるものは、みな与えられる ”のである。確信した行動は孤独な一人旅をだっするものでもあった。
ある時、ニュービジネス登場ということで、私の顔写真と紹介記事が新聞に割合大きく載った。読者の興味を引く珍しい記事を取り扱うのが通例なので、ライフ・ベンチャー社もそれに便乗させていただいたまでのことである。
しかし、その反響はすばやく大きいものがあった。電話で問い合わせてくる人があったし、面会を求める人、講演の依頼などが相次いだのである。それだけ、中高年のベンチャーに対する関心度は大きく、真の生き甲斐を求める人たちの多さに、こちらが驚き、認識を新たにしてしまったほどである。
私は、そうした人たちに丹念に接しながら、反応の一つひとつを興味深く見守ることができた。同じベンチャーをめざす熟年者といっても、人は立場によって希望や意見、評価、戦略などがことごとく異なるものである。またベンチャーするにしても、その情勢判断に確定的なことと、そうでないことの区別は大切であり、憶測や仮定にとらわれて確定的でないことに意外とこだわり、悩み苦しむ人の多いことも発見した。ベンチャーにとってはタブーである「知ったかぶり」や「勝手なきめこみ」の多さにも驚かされた。
ものの見方には両面があるものである。そのどちらが主流であるかを見極めていくことは、判断力を鍛える必須条件の一つだが、そのためにも、自分自身や相手の考え方、立場を常に整理しておく態度が重要なのである。それが日常生活のなかで習慣化されるとき、ライフ・ベンチャーは花咲くのである。また、ライフ・ベンチャーは、できるだけたくさんの物事に接し、できるだけ多数の人びとの体験を知ることが最大の要件となり、平素の実践活動となる。一生のうちで出会える人間の数はタカがしれているというなかれ。“ ネズミ算式 ”に増えていく出会いの威力は、想像以上のものがあるのだ。 つづく
“ たった一人の旗上げ ”ならぬ “ 孤独な一人旅 ”がライフ・ベンチャーのスタート時の歩みであった。べんちゃーに踏み切ってからというもの、企業組織の一部問担当というような甘い姿勢は許されず、私はあらゆる仕事に一人で当たらなければならなかった。心と身体をフルに活用して一人でことにあたることは自分の思考力と行動力を鍛える上で脳力開発に好都合な環境だったとはいえ、やはり孤独との戦いであることは否めなかった。
そんな時は、「この世の中でもっとも強い人は、いつも一人で立ているのだ!」というイブセンの言葉を思い起こして自分を励ましていた。成功は “ 楽しむ旅 ”であり、人生の最終の目的地ではない、常に前進あるのみ!! と自分に言い聞かせ、心の中でいましめていた。
“ 作戦司令部 ”ともいうべき人間の頭脳は、人生設計というプログラムが繰り込まれなければ、効率的にその力を発揮しないものである。ライフ・プランを実現するための戦略プログラムをいったん打ち立てたなら、これを後でコロコロ変えてはならない。度々の戦略変更は、その人の人格や信用を疑われかねないからだ。
ライフ・ベンチャーへの人生目標を確立した以上、私には、それを目指して進む以外に道はない。けれども“ 信じて求めるものは、みな与えられる ”のである。確信した行動は孤独な一人旅をだっするものでもあった。
ある時、ニュービジネス登場ということで、私の顔写真と紹介記事が新聞に割合大きく載った。読者の興味を引く珍しい記事を取り扱うのが通例なので、ライフ・ベンチャー社もそれに便乗させていただいたまでのことである。
しかし、その反響はすばやく大きいものがあった。電話で問い合わせてくる人があったし、面会を求める人、講演の依頼などが相次いだのである。それだけ、中高年のベンチャーに対する関心度は大きく、真の生き甲斐を求める人たちの多さに、こちらが驚き、認識を新たにしてしまったほどである。
私は、そうした人たちに丹念に接しながら、反応の一つひとつを興味深く見守ることができた。同じベンチャーをめざす熟年者といっても、人は立場によって希望や意見、評価、戦略などがことごとく異なるものである。またベンチャーするにしても、その情勢判断に確定的なことと、そうでないことの区別は大切であり、憶測や仮定にとらわれて確定的でないことに意外とこだわり、悩み苦しむ人の多いことも発見した。ベンチャーにとってはタブーである「知ったかぶり」や「勝手なきめこみ」の多さにも驚かされた。
ものの見方には両面があるものである。そのどちらが主流であるかを見極めていくことは、判断力を鍛える必須条件の一つだが、そのためにも、自分自身や相手の考え方、立場を常に整理しておく態度が重要なのである。それが日常生活のなかで習慣化されるとき、ライフ・ベンチャーは花咲くのである。また、ライフ・ベンチャーは、できるだけたくさんの物事に接し、できるだけ多数の人びとの体験を知ることが最大の要件となり、平素の実践活動となる。一生のうちで出会える人間の数はタカがしれているというなかれ。“ ネズミ算式 ”に増えていく出会いの威力は、想像以上のものがあるのだ。 つづく
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