「生涯現役社会づくり」をめざす第一弾:55
2015年12月22日 お仕事 ◎ 人 に 頼 ら ず
自 主 独 立 の 気 概 を も つ
“ 人は頼られこそすれ、頼るものではない ”
この教訓は、幼い頃からよく父に聞かされていたものである。
ベンチャー精神には、この姿勢がとくに必要である。もともとベンチャーでは、何ごとも自分からやりださぬことにははじまらない。徹頭徹尾、自分を頼りにしてフルに脳力を開発し、実践行動をとることがライフ・ベンチャーのスタートなのだ。何はさておき、“ はじめること ” “ それをやめないこと ” が、大前提となる。
人を頼み、他人をあてにすると、誰でも手抜きをした安易な行動をとりやすいものである。あなた任せの安易な姿勢のなかには、脳力発揮を期待する何ものもない。
日頃、ビジネス街の喫茶店や夜の巷の赤提灯の下で、サラリーマンたちの不平、不満はよく耳にする。会社や上司の悪口だったり、酒が入ればさらに声が大きくなって、あげくの果てが二日酔いである。こうした不平や不満には、本人は気付かないが、意外と人頼りの姿勢が知らず知らずのうちに込められているのも事実である。他人に文句をいったり、悪口雑言の矢を放つのは、相手の協力をあてにして、その通りにならなかった場合に多いのだ。
「会社の上役がダメだから・・・・」
「親が資産を残してくれないものだから・・」
「頼り甲斐のあるはずだった友人に裏切られてしまった」
こんな言葉を吐いて、いつも自分のやるべき責任を他人やまわりのせいにする輩が多い。責任転嫁が口癖になってしまっては、見苦しいばかりでなく、自分に人生に真正面から取り組もうとする主体性など微塵もない。主体性のない脳の使い方しかできず、いつも口先で相手をバカ呼ばわりしていては、所詮、愚痴や不平しか出てこないのは当然である。そのうちに、口先でバカにしていた当の相手に、結局は支配されてしまうのがオチである。
ベンチャー精神は、人を頼らず、まず自主独立の気概を培うことからはじまっている。ベンチャーへの精神的姿勢がしっかりしなければ、他者からの信頼や協力など、とうてい不可能なことだ。ある困難にぶつかった場合、その “ うまくいかない ”原因を、他に求めてはならない。原因は、自分の側にこそあると謙虚に反省する姿勢が大切なのである。自分のことを棚に上げて、人ばかり責めるのは愚の骨頂ともいうべきものだ。そこからは建設的なものは何も生まれず、いよいよお互いの反感ばかりが募るののみである。結局のところ、相手が変わることばかり求めて、自分を変えようとはしない安易で虫のよい姿勢なのである。これなど、脳の回路の使い方が根本的な間違いであるといえる。 つづく
自 主 独 立 の 気 概 を も つ
“ 人は頼られこそすれ、頼るものではない ”
この教訓は、幼い頃からよく父に聞かされていたものである。
ベンチャー精神には、この姿勢がとくに必要である。もともとベンチャーでは、何ごとも自分からやりださぬことにははじまらない。徹頭徹尾、自分を頼りにしてフルに脳力を開発し、実践行動をとることがライフ・ベンチャーのスタートなのだ。何はさておき、“ はじめること ” “ それをやめないこと ” が、大前提となる。
人を頼み、他人をあてにすると、誰でも手抜きをした安易な行動をとりやすいものである。あなた任せの安易な姿勢のなかには、脳力発揮を期待する何ものもない。
日頃、ビジネス街の喫茶店や夜の巷の赤提灯の下で、サラリーマンたちの不平、不満はよく耳にする。会社や上司の悪口だったり、酒が入ればさらに声が大きくなって、あげくの果てが二日酔いである。こうした不平や不満には、本人は気付かないが、意外と人頼りの姿勢が知らず知らずのうちに込められているのも事実である。他人に文句をいったり、悪口雑言の矢を放つのは、相手の協力をあてにして、その通りにならなかった場合に多いのだ。
「会社の上役がダメだから・・・・」
「親が資産を残してくれないものだから・・」
「頼り甲斐のあるはずだった友人に裏切られてしまった」
こんな言葉を吐いて、いつも自分のやるべき責任を他人やまわりのせいにする輩が多い。責任転嫁が口癖になってしまっては、見苦しいばかりでなく、自分に人生に真正面から取り組もうとする主体性など微塵もない。主体性のない脳の使い方しかできず、いつも口先で相手をバカ呼ばわりしていては、所詮、愚痴や不平しか出てこないのは当然である。そのうちに、口先でバカにしていた当の相手に、結局は支配されてしまうのがオチである。
ベンチャー精神は、人を頼らず、まず自主独立の気概を培うことからはじまっている。ベンチャーへの精神的姿勢がしっかりしなければ、他者からの信頼や協力など、とうてい不可能なことだ。ある困難にぶつかった場合、その “ うまくいかない ”原因を、他に求めてはならない。原因は、自分の側にこそあると謙虚に反省する姿勢が大切なのである。自分のことを棚に上げて、人ばかり責めるのは愚の骨頂ともいうべきものだ。そこからは建設的なものは何も生まれず、いよいよお互いの反感ばかりが募るののみである。結局のところ、相手が変わることばかり求めて、自分を変えようとはしない安易で虫のよい姿勢なのである。これなど、脳の回路の使い方が根本的な間違いであるといえる。 つづく
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