AIで“人の判断”サポート:業務効率化①
2015年10月17日 お仕事 人工知能で、“人の判断”をサポートし、業務を効率化! NECの「RAPID機械学習」http://jpn.nec.com/info-square/mitatv/discover/37/2.html
みなさんは「人工知能」って聞いたことがありますか? 人間の知能を、コンピュータ上で人工的に実現したもののようですが、最近、人工知能に関する情報がテレビやインターネット上でたくさん取りざたされるようになりましたね。
そんな人工知能技術のひとつを搭載したソフトウェアをNECが開発したそうです。それが今回取り上げる「RAPID機械学習」! このソフトウェアは、機械に画像やテキストなどのデータを学習させることで、人のような判断を機械にさせることができるそうです。人が何かを判断するような業務を機械が代行したり、支援することで、業務の効率化につなげていけるというんですが、なんだか未来の世界の技術のようでワクワクしませんか? さっそく詳しい話をお聞きするべく、担当者にインタビューしてみました!
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「こんにちは、MiTA TVキャスター、三田エリーです。
NECは『えっ?こんなところにも』という分野でみなさんの生活やビジネスを支えているのだそうです。
MiTA TVでは、あまり語られることのないそんなNECの姿を、現場の方にお話を聞きながら、みなさんにレポートしていきたいと思います」
【三 田 エ リ ー ご紹介】
港区三田で生まれ育ち、地元の役に立ちたいとMiTA TVに入社。ビジネスレポートを担当して、いろんな会社に訪問してお話を聞く番組が人気を博している。少し天然。
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お話を聞いた相手:友永 康之(ともなが やすゆき)さん
「RAPID機械学習」の開発・保守に携わるソフトウェア技術者。「RAPID機械学習」を活用した人材マッチング・ソリューションの企画・販促も担当する。
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お話を聞いた相手:藤重 京子(ふじしげ きょうこ)さん
「RAPID機械学習」の開発・保守に携わるソフトウェア技術者。「RAPID機械学習」における幅広い分野の販促も担当する。
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「人工知能」をコアエンジンとした機械学習ソフトウェア
三 田: こんにちは、藤重さん、友永さん。さっそく「RAPID機械学習」がどういうものか教えていただきたいんですが、まず名前にある「機械学習」というものが何かよく分からなくて…。順を追ってご説明いただけますか?
友 永: では「機械学習」がどういうものかということから、簡単にお話しましょう。実はそれにぴったりのエピソードがあるんですよ。
三 田: どんなエピソードでしょう?
友 永: 私の知人に2歳になる男の子がいるのですが、先日、彼にリンゴとトマトとイチゴを見せて、「これはリンゴですよ」とか「イチゴですよ」と教えていたんですね。その中で、男の子にリンゴを見せて、「これはリンゴだよ」と何度も教えてあげると、赤いものを見たときは常に「リンゴ」と言うようになりました。これがいわゆる「学習」ですね。これを機械で行うと「機械学習」となるわけです。
三 田: なるほど。人が学習するのと同じことを機械でやると「機械学習」となるわけですね。
友 永: そういうことです。それでその後に、男の子にイチゴを見せて「これはイチゴだよ」と教えると、サイズの違いからイチゴとリンゴを理解します。ところが次に、リンゴとトマトを見せると、見た目が近いので、リンゴとトマトをなかなか見分けてくれません。そこでトマトには緑のヘタがついているので、そこを見ればトマトかリンゴか分かるとヒントを教えてあげました。すると、男の子はトマトとリンゴを見分けられるようになったんです。
三 田: 「ここを見て判断してね」という着眼点を教えてあげたわけですね。
友 永: その通りです。そういった着眼点を、従来の機械学習では、専門家が機械に細かくインプットして教えていたのですね。これが非常に手間のかかる作業でした。ところが、その手間がかからない技術が出てきたのです。それが「ディープラーニング」です。
三 田: ディープラーニング…?
友 永: ディープラーニングとは、さきほど紹介した男の子のように、機械がモノを認識することを可能にする技術で、「ここを見て判断してね」という着眼点を教えなくても、お手本データ、つまり、これはトマト、これはリンゴ、これはイチゴというお手本を機械に大量に教えると、機械の方で着眼点を自動的に見出して、判断できるようになります。例えば、猫の画像を見せて、それが猫であることを教えると、機械が「目の大きさや位置はこれくらい」「ヒゲはこれくらいの長さ」「耳はこんな形」といった着眼点を自分で見つけます。それで別の画像を見せると、「これは猫だ」「これは猫でない」といった判断ができるようになるんです。
三 田: すごい! なんだか人みたいですね!
友 永: 「人みたい」というのはまさにその通りで、このディープラーニングを私たちは人工知能技術のひとつと考えているんですね。ただ、このディープラーニングは、大量のお手本データを学習させなければならないため、膨大な時間がかかっていました。そんなディープラーニングを、NECが独自にチューニングし、高速・軽量・高精度に動かせるようにしたのが「RAPID機械学習」というわけです。
三 田: なるほど。そういうことだったんですね!
みなさんは「人工知能」って聞いたことがありますか? 人間の知能を、コンピュータ上で人工的に実現したもののようですが、最近、人工知能に関する情報がテレビやインターネット上でたくさん取りざたされるようになりましたね。
そんな人工知能技術のひとつを搭載したソフトウェアをNECが開発したそうです。それが今回取り上げる「RAPID機械学習」! このソフトウェアは、機械に画像やテキストなどのデータを学習させることで、人のような判断を機械にさせることができるそうです。人が何かを判断するような業務を機械が代行したり、支援することで、業務の効率化につなげていけるというんですが、なんだか未来の世界の技術のようでワクワクしませんか? さっそく詳しい話をお聞きするべく、担当者にインタビューしてみました!
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「こんにちは、MiTA TVキャスター、三田エリーです。
NECは『えっ?こんなところにも』という分野でみなさんの生活やビジネスを支えているのだそうです。
MiTA TVでは、あまり語られることのないそんなNECの姿を、現場の方にお話を聞きながら、みなさんにレポートしていきたいと思います」
【三 田 エ リ ー ご紹介】
港区三田で生まれ育ち、地元の役に立ちたいとMiTA TVに入社。ビジネスレポートを担当して、いろんな会社に訪問してお話を聞く番組が人気を博している。少し天然。
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お話を聞いた相手:友永 康之(ともなが やすゆき)さん
「RAPID機械学習」の開発・保守に携わるソフトウェア技術者。「RAPID機械学習」を活用した人材マッチング・ソリューションの企画・販促も担当する。
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お話を聞いた相手:藤重 京子(ふじしげ きょうこ)さん
「RAPID機械学習」の開発・保守に携わるソフトウェア技術者。「RAPID機械学習」における幅広い分野の販促も担当する。
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「人工知能」をコアエンジンとした機械学習ソフトウェア
三 田: こんにちは、藤重さん、友永さん。さっそく「RAPID機械学習」がどういうものか教えていただきたいんですが、まず名前にある「機械学習」というものが何かよく分からなくて…。順を追ってご説明いただけますか?
友 永: では「機械学習」がどういうものかということから、簡単にお話しましょう。実はそれにぴったりのエピソードがあるんですよ。
三 田: どんなエピソードでしょう?
友 永: 私の知人に2歳になる男の子がいるのですが、先日、彼にリンゴとトマトとイチゴを見せて、「これはリンゴですよ」とか「イチゴですよ」と教えていたんですね。その中で、男の子にリンゴを見せて、「これはリンゴだよ」と何度も教えてあげると、赤いものを見たときは常に「リンゴ」と言うようになりました。これがいわゆる「学習」ですね。これを機械で行うと「機械学習」となるわけです。
三 田: なるほど。人が学習するのと同じことを機械でやると「機械学習」となるわけですね。
友 永: そういうことです。それでその後に、男の子にイチゴを見せて「これはイチゴだよ」と教えると、サイズの違いからイチゴとリンゴを理解します。ところが次に、リンゴとトマトを見せると、見た目が近いので、リンゴとトマトをなかなか見分けてくれません。そこでトマトには緑のヘタがついているので、そこを見ればトマトかリンゴか分かるとヒントを教えてあげました。すると、男の子はトマトとリンゴを見分けられるようになったんです。
三 田: 「ここを見て判断してね」という着眼点を教えてあげたわけですね。
友 永: その通りです。そういった着眼点を、従来の機械学習では、専門家が機械に細かくインプットして教えていたのですね。これが非常に手間のかかる作業でした。ところが、その手間がかからない技術が出てきたのです。それが「ディープラーニング」です。
三 田: ディープラーニング…?
友 永: ディープラーニングとは、さきほど紹介した男の子のように、機械がモノを認識することを可能にする技術で、「ここを見て判断してね」という着眼点を教えなくても、お手本データ、つまり、これはトマト、これはリンゴ、これはイチゴというお手本を機械に大量に教えると、機械の方で着眼点を自動的に見出して、判断できるようになります。例えば、猫の画像を見せて、それが猫であることを教えると、機械が「目の大きさや位置はこれくらい」「ヒゲはこれくらいの長さ」「耳はこんな形」といった着眼点を自分で見つけます。それで別の画像を見せると、「これは猫だ」「これは猫でない」といった判断ができるようになるんです。
三 田: すごい! なんだか人みたいですね!
友 永: 「人みたい」というのはまさにその通りで、このディープラーニングを私たちは人工知能技術のひとつと考えているんですね。ただ、このディープラーニングは、大量のお手本データを学習させなければならないため、膨大な時間がかかっていました。そんなディープラーニングを、NECが独自にチューニングし、高速・軽量・高精度に動かせるようにしたのが「RAPID機械学習」というわけです。
三 田: なるほど。そういうことだったんですね!
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