会社の指示で働き続ける時代か考える
2015年5月19日 お仕事 日本生涯現役推進協議会&NPOライフ・ベンチャー・クラブの活動に関心をもっておられる関係者から、次のようなAmazonサイトの紹介をいただきましたので、ご参考までにご案内します。 【アマゾン図書紹介サイトより転載】
君 は た だ 「 会 社 」 か ら 言 わ れ た と お り に
働 き 続 け る の か ?
“起業”と「企業で働くこと」は一見、相反するようだが、起業家のように自己成長を続け、同僚や部署、会社をも牽引する働きかたは、企業にいながらでも可能だ。
企業に勤める人たちとベンチャー経営者。彼らと間近で接して来てつくづく思うこと。それは、「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない。企業で働くにしても、「起業家」のように考え、動くことが必要だ、ということだ。
● 「起業家」マインドを持つ
起業のリスクは取れないと思っている君は、なにも起業することはない会社の資産と看板を使い、世の中にインパクトを与える仕事をしよう。企業において、どんどん出世して行く人、あるいは、やらされ感なく楽しそうに仕事をしている人は、例外なく「起業家」マインドを持って自律的に働いている。
これまでに私が組織人事コンサルタントや大学教員としての経験の中で出会ってきた、「起業家」マインドを具体的な行動に落とし込んで仕事を進める「企業人」が一体どうやっているのか、若いビジネスマンに伝えたいことを中心に構成したのが、本書だ。
● 慶応大学SFCで人気授業“リーダーシップ論”の教鞭をとる著者が、すべての社会人に問いかける
本書は、5年後の自分を描けない君への手紙だ
20代後半~30代前半、私のゼミの卒業生に対して手紙を送るという形で筆を進めている。また、起業家やアントレプレナーといわれる人たちの残した名言からは、学びが多い。それらはそのまま読者へのメッセージとして、各手紙の最後に付した。
[目次]
はじめに
Chapter0 君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?
Chapter1 志をもつ
Chapter2 起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
Chapter3 大きな仕事は企業でこそできる
Chapter4 転機をつくる
Chapter5 企業内で勝っていくためのスキル
******************************************************************
とても良い本だと思います。
独立だとか転職だとかが取りざたされ、日本企業の弱さや欠点ばかりがフォーカスされる中で、そもそも企業内で働くことにも十分価値があり、また事故を成長させられる大きな機会があるということを感じさせられた、
企業、つまり法人は法律上において擬人化された存在であるが、現実的な運営、営みの中では、確かに「人」によって成り立っている。その「人」は、最高決定者の社長だけを指すのではなく、そこで働くあらゆる従業員を含んだ意味での「人」によって成り立っている。
社長がだめだとか、上司がだめだとか愚痴をこぼす人が多い中で(私もその人ではある…)、会社を愚痴をこぼしたくなるような状態にしたのは、だれの責任でもその会社で働く「人」の責任であり、それは逆に言えば会社を変えることさえもできるということである。本書を読み、会社で働くどんな人でも会社を変えられうる、ということをはっきりと気づかされた。
愚痴を言うのではなく、どうやったら会社が良くなるのか議論する。いやいや会社に行くのでなく、会社を変えるという意思を持って嬉々として会社に行く。もちろん、それらはものすごく困難なものであろうが、可能性は0ではないからこそ、そして人生の中で最も多くの時間を費やす場所だからこそ、ポジティブに向かっていかなければと強く思った。
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企業に働いていて、「仕事はつらいだけで、面白くともなんとも無い」と考えたり、「ただ食べるだけの手段」と考えてしまう時に読むと、元気をもらえます。どうすれば前向きに取り組めるのか、そのための考え方や事例が満載です。
また、読者へ向けた手紙という書き方なのですが、分かりやすく丁寧で、またこちらの考えに関して図星をつかれるため、本の内容にぐいぐい引き込まれます。ビジネス書にありがちな、いやらしい上から目線ではなく、丁寧に教えて下っています。
私は営業職なので、こうした本をそれなりの数読んでいるつもりですが、著者のほかの本同様に、あるいはそれ以上に腹におとすことができ、元気をもらえました。
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会社に入って数年した卒業生へのゼミ教授からの手紙という形で、各章は進んでいく。若い世代のビジネスマンだけでなく、すべてのビジネスマンが読んでおくべき内容だと思うが、内容は実に平易。しかし、書かれている内容は、厳しく実現するには大変な努力が必要なハズ。
私の周りには私を含めて昔タイプサラリーマンは、うじゃうじゃいるが、市場価値はおそらく年収の数分の一というのが実態。その点を若いうちから意識して努力を重ねていくことは、非常に今後大切であることは自明の理。
$0 君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?
$1 志をもつ
出世しなくてもいい
言われたことをやるだけで終わらない
上司のポジションのイメージを持って働く
自分がどうなりたいかよりも大切なこと
$2 起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
ビジョンを持つ
ビジネスプランとは何か
プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ
自身がどれだけ価値を生むか
リーダーシップを発揮する
腹を括る
$3 大きな仕事は企業でこそできる
会社でやる意味を常に意識する
会社のリソースを使い倒す
社内外のネットワークを作る
チームを最大限利用する
$4 転機をつくる
社内で起業、転職できるのが企業にいる最大のメリット
新規事業に手を挙げる
難易度の高い仕事を引き受ける
傍流の仕事が君を成長させる
出向は成長のチャンス
あえて畑違いの部門を希望する
海外業務研修や留学のチャンスは積極的に利用する
$5 企業内で勝っていくためのスキル
最速か最高でないと勝てない
常に市場価値を意識する
上司とけんかしない
アサーション
表現力
影響力
存在
社内政治
チャレンジ
学習
$そうやって来た君はどこでも活躍できる
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本文中に出てくる仕事のモチベーションが下がっている教え子さんとまさに同じような状況だったので、すいすい読み進めることができた。気持ちの持ち方や、成功している方の事例など、ちょうど社会人3〜5年生くらいにちょうどよい本だと思いました。
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働き方に関する、有益なアドバイスが読めます。印象に残ったフレーズを以下にいくつか紹介させていただきます。
● キャリア・ビジョンを持つと、日々の仕事のやり方がそのビジョンを実現することに繋がっていく。
● 上司をリスペクトしながら、いかに対等に話をするかが重要なんです。
● 単に自分のやりたいことを主張するのではなく、会社としてこれが必要なんだという提案を。
● Quick & Dirty(早いということは何よりも価値がある)
● エンプロイアビリティ(雇用されうる能力)を意識する。
● 一目、二目置かれる存在感。
● プライベートでの挑戦やネットワークから仕事のアイデアを得る。
ただし、「起業家のように」というのは、自分の頭で考えて主体的に働くように、という趣旨は分かるものの、やや看板倒れのように思えました。最大ボリュームを占める最終章(Chapter5)の標題は「企業内で勝っていくためのスキル」ですし、「起業家のように仕事をするうえでやるべきこと」という標題のChapter2で書かれているのは、プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ、とかリーダーシップを発揮する、とかいう次元にとどまっているためです。
君 は た だ 「 会 社 」 か ら 言 わ れ た と お り に
働 き 続 け る の か ?
“起業”と「企業で働くこと」は一見、相反するようだが、起業家のように自己成長を続け、同僚や部署、会社をも牽引する働きかたは、企業にいながらでも可能だ。
企業に勤める人たちとベンチャー経営者。彼らと間近で接して来てつくづく思うこと。それは、「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない。企業で働くにしても、「起業家」のように考え、動くことが必要だ、ということだ。
● 「起業家」マインドを持つ
起業のリスクは取れないと思っている君は、なにも起業することはない会社の資産と看板を使い、世の中にインパクトを与える仕事をしよう。企業において、どんどん出世して行く人、あるいは、やらされ感なく楽しそうに仕事をしている人は、例外なく「起業家」マインドを持って自律的に働いている。
これまでに私が組織人事コンサルタントや大学教員としての経験の中で出会ってきた、「起業家」マインドを具体的な行動に落とし込んで仕事を進める「企業人」が一体どうやっているのか、若いビジネスマンに伝えたいことを中心に構成したのが、本書だ。
● 慶応大学SFCで人気授業“リーダーシップ論”の教鞭をとる著者が、すべての社会人に問いかける
本書は、5年後の自分を描けない君への手紙だ
20代後半~30代前半、私のゼミの卒業生に対して手紙を送るという形で筆を進めている。また、起業家やアントレプレナーといわれる人たちの残した名言からは、学びが多い。それらはそのまま読者へのメッセージとして、各手紙の最後に付した。
[目次]
はじめに
Chapter0 君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?
Chapter1 志をもつ
Chapter2 起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
Chapter3 大きな仕事は企業でこそできる
Chapter4 転機をつくる
Chapter5 企業内で勝っていくためのスキル
******************************************************************
とても良い本だと思います。
独立だとか転職だとかが取りざたされ、日本企業の弱さや欠点ばかりがフォーカスされる中で、そもそも企業内で働くことにも十分価値があり、また事故を成長させられる大きな機会があるということを感じさせられた、
企業、つまり法人は法律上において擬人化された存在であるが、現実的な運営、営みの中では、確かに「人」によって成り立っている。その「人」は、最高決定者の社長だけを指すのではなく、そこで働くあらゆる従業員を含んだ意味での「人」によって成り立っている。
社長がだめだとか、上司がだめだとか愚痴をこぼす人が多い中で(私もその人ではある…)、会社を愚痴をこぼしたくなるような状態にしたのは、だれの責任でもその会社で働く「人」の責任であり、それは逆に言えば会社を変えることさえもできるということである。本書を読み、会社で働くどんな人でも会社を変えられうる、ということをはっきりと気づかされた。
愚痴を言うのではなく、どうやったら会社が良くなるのか議論する。いやいや会社に行くのでなく、会社を変えるという意思を持って嬉々として会社に行く。もちろん、それらはものすごく困難なものであろうが、可能性は0ではないからこそ、そして人生の中で最も多くの時間を費やす場所だからこそ、ポジティブに向かっていかなければと強く思った。
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企業に働いていて、「仕事はつらいだけで、面白くともなんとも無い」と考えたり、「ただ食べるだけの手段」と考えてしまう時に読むと、元気をもらえます。どうすれば前向きに取り組めるのか、そのための考え方や事例が満載です。
また、読者へ向けた手紙という書き方なのですが、分かりやすく丁寧で、またこちらの考えに関して図星をつかれるため、本の内容にぐいぐい引き込まれます。ビジネス書にありがちな、いやらしい上から目線ではなく、丁寧に教えて下っています。
私は営業職なので、こうした本をそれなりの数読んでいるつもりですが、著者のほかの本同様に、あるいはそれ以上に腹におとすことができ、元気をもらえました。
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会社に入って数年した卒業生へのゼミ教授からの手紙という形で、各章は進んでいく。若い世代のビジネスマンだけでなく、すべてのビジネスマンが読んでおくべき内容だと思うが、内容は実に平易。しかし、書かれている内容は、厳しく実現するには大変な努力が必要なハズ。
私の周りには私を含めて昔タイプサラリーマンは、うじゃうじゃいるが、市場価値はおそらく年収の数分の一というのが実態。その点を若いうちから意識して努力を重ねていくことは、非常に今後大切であることは自明の理。
$0 君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?
$1 志をもつ
出世しなくてもいい
言われたことをやるだけで終わらない
上司のポジションのイメージを持って働く
自分がどうなりたいかよりも大切なこと
$2 起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
ビジョンを持つ
ビジネスプランとは何か
プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ
自身がどれだけ価値を生むか
リーダーシップを発揮する
腹を括る
$3 大きな仕事は企業でこそできる
会社でやる意味を常に意識する
会社のリソースを使い倒す
社内外のネットワークを作る
チームを最大限利用する
$4 転機をつくる
社内で起業、転職できるのが企業にいる最大のメリット
新規事業に手を挙げる
難易度の高い仕事を引き受ける
傍流の仕事が君を成長させる
出向は成長のチャンス
あえて畑違いの部門を希望する
海外業務研修や留学のチャンスは積極的に利用する
$5 企業内で勝っていくためのスキル
最速か最高でないと勝てない
常に市場価値を意識する
上司とけんかしない
アサーション
表現力
影響力
存在
社内政治
チャレンジ
学習
$そうやって来た君はどこでも活躍できる
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本文中に出てくる仕事のモチベーションが下がっている教え子さんとまさに同じような状況だったので、すいすい読み進めることができた。気持ちの持ち方や、成功している方の事例など、ちょうど社会人3〜5年生くらいにちょうどよい本だと思いました。
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働き方に関する、有益なアドバイスが読めます。印象に残ったフレーズを以下にいくつか紹介させていただきます。
● キャリア・ビジョンを持つと、日々の仕事のやり方がそのビジョンを実現することに繋がっていく。
● 上司をリスペクトしながら、いかに対等に話をするかが重要なんです。
● 単に自分のやりたいことを主張するのではなく、会社としてこれが必要なんだという提案を。
● Quick & Dirty(早いということは何よりも価値がある)
● エンプロイアビリティ(雇用されうる能力)を意識する。
● 一目、二目置かれる存在感。
● プライベートでの挑戦やネットワークから仕事のアイデアを得る。
ただし、「起業家のように」というのは、自分の頭で考えて主体的に働くように、という趣旨は分かるものの、やや看板倒れのように思えました。最大ボリュームを占める最終章(Chapter5)の標題は「企業内で勝っていくためのスキル」ですし、「起業家のように仕事をするうえでやるべきこと」という標題のChapter2で書かれているのは、プロフェッショナルとして仕事をする覚悟を持つ、とかリーダーシップを発揮する、とかいう次元にとどまっているためです。
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