【 生 涯 現 役 実 践 の た め の 五 原 則 】

1.  生 涯 現 役 の 人 生 目 標 を 持 つ
  “人は何のために生きるのか?”は、有史以来の重要な問いかけです。衣食住という物質的な部分を満たすことだけを考えて生きている限り、生きがい・働きがいなどの精神的な喜びを味わうことはないと思います。人としてこの世に生を受けている以上は、この世に何らかの形で役立ちたいという願いや、足跡を残したいという真剣な思いを持ってください。自分でなければできないことを追及する中で、ご自身の創造性も発揮され、「生涯現役」という確固たる目標も生まれてくるのではないでしょうか。

2.  生 涯 現 役 の た め の 周 到 な 準 備 を す る
  「生涯現役」活動は、ご自身が使命感を感じ、迷わず追求できるものであるという点に価値があります。しかし、誰もが確信をもって人生の目標をめざしているとは限りません。一般的には、周囲の環境・条件の変化や困難に遭遇すると諦めてしまう方や、目先のご都合主義に捉われ目標を見失ってしまう方が多いようです。「生涯現役」というライフワークに取り組む際の明確な動機づけをしっかり行えば、周到な準備ができ、自ずと活動に注力していけるような忍耐力も備わります。

3.  信 頼 で き る 仲 間 づ く り に 励 む
  「生涯現役」を実践するときに、信頼できる仲間がいるのといないのでは、効率の面で格段に違います。自分の人生の目標に客観的な評価を示してくれる人がいるということは、本当に有難いものです。世の中に役立つことが実感できると、行動に対する励まし、エールも受けられるようになります。成果を挙げるためのアドバイスや思わぬ支援を得ることもあるでしょう。活動の輪を次々に広げていく際に協力してくれる方も増えていきます。これまでの人生で築き上げてきた仲間は、このためにあるといっても過言ではありません。

4  .自 分 の 持 味 ・ 得 意 技 を 磨 く
  「生涯現役」を遂行するために、そこで取り組む目標が自分にとって適性かどうかの判定は、自らの持ち味・得意技が十分いかせるかにあります。これまでの人生経験を有効に活用できる分野や、得意とする企画・スキルなどを駆使できるように、平素から修練しておくことが重要です。自信を持って、何よりも自己の能力を最大限に発揮できると確信できるような場合は、当然ながらその行動力を通し、惜しみなく成果を出せるはずです。

5. “ 成 功 報 酬 ”  精 神 に 徹 底 す る
  心すべきことは、”ギブ・ギブ・ギブ&テイクという成功報酬”だと思います。平素から、企業組織の中で与えられた仕事に対し、独創的な工夫をすることに努め、日々新たな人生を築いていく人には、自らの活動にも社会的評価が期待できると思います。人生において代表作といえるようなセールスポイントがあれば、一般社会でも「生涯現役」の成功者として、その人は早晩適正な認知を得られます。このような実績づくりが可能になるまでは、安易に報酬を求めず、世間は自分の実力を正当に評価するものだと知るべきでしょう。
 
  上記5項目のうち何よりも肝心なのは、第1項の「生涯現役の人生目標」を持つことである。これは単なる「生涯現役の目標」を持つことではなく、「生涯現役の人生目標」を持つことでなければ、『生涯現役実践道場』で研鑽していただく効能は得られない。取り敢えずの「目標」などではなく、あくまでも各自百人百様の『人生目標』にまで首尾徹底したモノでない限り、第三者に「生涯現役社会づくり」を波及させるだけの威力は産まれない。

  それと同時に各自本気度で最高レベルの人生目標でないと、これまた中途半端な願望に終始して超高齢社会日本の課題解決に役立つ『生涯現役社会づくり』の一翼を担えるだけの評価を得るのは無理であろう。そのために第2項から第5項までの各項目を真剣に吟味しながら常に自己研鑽だけではなく、生涯現役仲間との相互研鑽で取組む環境を活かせられる私たち『生涯現役実践塾』受講生は、果報な条件づくりができていると自負している。 つづく

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