城 野  宏 師 : 『 ラ イ フ ・ ベ ン チ ャ ー の す す め 』 を 推 す
 
 人間は、どんな人でも、皆平等に百四十億の脳細胞をもち、その使い方次第で、無限に近い物事の処理ができる。しかし、ごくわずかしか活用しないとか、使い方が良くないと、自分で自分の 脳 力 を制限してしまうことになってしまう。

 「頭のよしあし」や、「意志が強い」などというのも、脳力の発揮した結果で、その使い方をはっきり意識して行動するとしないでは、成果にかなりの個人差がでてくる。サラリーマンを例にとると、将来必ずやってくる定年後の人生を考えれば、次のようになる。

 ① いまのうちから、意識的に環境づくりをして、すばらしい人生展開の備えをしていく。  ② そのときになって、あきらめ、あてがわれ扶持をもらうか、隠遁生活をする。

 この二つの人生戦略のどちらかを選ぶかは、各自の自由であり、勝手であるが、そのどちらが脳力をより発揮できるか、また、いつまでも若々しく、長生きできる確率が高いかは、説明する必要もないであろう。

 この本(付記:『ライフ・ベンチャーのすすめ』)は、私の提唱する脳力開発を活用して、① を選ぶための考え方、やり方を書いている。著者は脳力開発を勉強して、意欲的に情勢判断学会の世話役を引受けたり、自分で独立自営の人生に挑戦している。その意味で、脳力開発を実体験で学び、自分の人生を自分で切り拓き、すばらしい、悔いのない人生を創り出すための一助にしてもらえるものと信じて、お奨めする次第である。

                    城 野 経 済 研 究 所  所 長  城 野  宏

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