【2014年8月27日 第344回生涯現役シリーズ塾(午後の部)講演】

  「 日 本 的 ベ ン チ ャ ー を 学 ぶ 4 」 要 旨                         
                    
                      講 師: 中上 崇(たかし)
                        日本生涯現役推進協会 理事 
                        メタリンク創業、ベンチャー・コンサルタント
                        一般社団法人日本開発工学会 会長、
                        日本電子機器輸入協会 会長 他

     第4回 最終回「日本的ベンチャー論」     中上 崇 氏   2014/08/28   
                              水上久忠(記録作成)

名 称:「事業企画コンサルタント(コーディーネータ)はどのように世の中で活躍するのか?」

  次回は9月24日(第4水曜日)15時~ ライフ・ベンチャー事務局にて開催します。
  多くの中途退職者や定年退職した給与所得生活者たちは大事な「事業企画」を避けて大企業で働いていました。その働き方は人様の創った事業企画を受け入れて仕事をしてきなのです。それは生計のために下働きをしてきた「生き方・働き方」でした。サラリーマン人生を「酔生夢死」で終わるのは本当にもつたないです。

  企業で「事業企画の仕事」を避けてきた人たちは(失敗を恐れて新規事業・新業態開発などプロジェクトなどを避けてきた、常に安心・安定思考で仕事をしていた人たち)脱サラしても、また給与所得生活者の働き方を求めます。多くの彼らの第2の人生でも、また、指示待ちの生き方しかできない人たちなのです。

  世の中には経営コンサルタント(コーディーネータ)がおりますが、なにを企業依頼主から求めているのかを理解しければなりません。それは何かと言えば、「事業企画ができますか」という依頼なのです。これまで「事業構想・事業企画」で沢山の実績がありますと横柄な自慢話でなく、さりげなく紹介することが仕事につながるのです。これからのライフ・ベンチャー・クラブには事業企画が出来る人たちが沢山いますと発信することです。また、事業構想・事業企画ができるコンサルタントが、率先して法人企業等に堤案活動してゆくことが肝要なんです。

  事業企画コンサルタントになるには、ビジネスコーディーネータができることが求められます。喜怒哀楽をともにする仲間・場が必要です。お互いに刺激しあい成長しあえる仲間・場・成果が必要です。知識が必要かというと、知識も体験もあまり気にしていると、かえて知識の中毒になって、何時までも事業企画コンサルタントや企業家になるための行動に移せなくなることがあります。知識・体験や知恵を直ぐに使わないと自分のモノにはなりません。また、知識と知恵と分けなければなりません。知識はあることについて知っていることです。知恵は知識を使って出来ること、教える事が出来ることです。知識を知恵に変えてお金をいただける事が出来ることなんです。知識と知恵のバランスが大切です。

  知恵(できる)を身につけるには、体験・知識×考える回数で可能にします。ですから、沢山考える回数を増やし、また、行動して知恵を増すことです。事業構想案が沢山してきた熟年者たちは加齢とともにさらに事業企画力が身につくことが証明されているのです。ライフ・ベンチャー・クラブの理事高橋育男さんは国鉄(現JR)を50歳で退職し、本も4冊上梓し、音楽童謡を中心に作詞作曲の世界に目覚め、こんにちの生きが人生を築きあげました。高橋さんは童謡歌協会が創立100周年記念行事の責任者となって活躍している。事業企画コンサルタントの仕事や起業することの不安・心配を勇気に替えて、始めることです。起業した後で、勉強をすれば何とかなるモノです。

  1人の26歳(Aさん)が中上崇氏のところにA4枚の用紙に書かれた事業企画案を持ってきて相談にきました。Aさんは日本で学びに来ている中国や韓国からの外国留学生たちが困っている賃貸住宅保証人になってあげるという支援ビジネスモデルでした。最近はベトナムやネパールなどの留学生が来まして、困っているのは携帯電話の契約です。1人の社長と4人の社外取締役と部長達でこの会社を黒字化にするには8年の歳月のベンチャー支援をしてきたのです。このような、若者たちの起業支援が元気シニア事業企画コンサルタント達の仕事ではないでしょうか。現在、日本企業には無理・無駄・むらが沢山ありますので、生涯現役事業企画元気シニアコンサルトの出番は沢山ありますので、さあ、ご一緒にやりましょう。

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