神戸市に拠点をもつ「NPO法人 シニアしごと創造塾」の実態を把握したくて、2013年5月号:同NPO法人会報30号の冒頭に「 本 格 シ ニ ア 生 活 開 始 」の表題に興味を覚えた。どういう内容でシニア創造を推進しているのか(?)読ませていただいたが、末尾で生涯現役実践の近況ご報告ではなかったのが残念である。
  どうか「生涯現役プロデューサー」仮登録の同志皆様からは、仲間皆様に本当に役立つ実践ご近況活動をご遠慮なくお寄せいただきたい。このBlogは、そのために掲載されていることをご理解いただきたいと願っている。
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  本 格 「 シ ニ ア 生 活 」 開 始  
               NPO シニアしごと創造塾   理事 岩 島 辰 哉

  この度、私は6月の株主総会をもって現職から離れることになりました。昭和51年関西系都市銀行S銀行に入行以来、平成11年に現在の化学品製造業Mカルシウムへの転職を経て、37年余りの職業生活を終え、文字通りシニアの仲間入りをさせていただくことになった訳です。
  「私の履歴書」のような多彩な経験もなく、皆様にご披露してお役に立つエピソードもなかろうとは思いながらも、自らの区切りの意味で纏める機会をいただけたのかなあ?と掲載させていただくこととしました。
  約1ヵ月の集合研修の後、神戸の西の(戦後すぐは三宮近辺より盛んだったと言われていた)繁華街に配属され、客だまりのカウンター裏の事務処理から始まり、貯金集めを主な目的にソースメーカーや建設会社、商店、個人などのお客様の玄関先をうろつくオニイサンになって、先輩社員に「わしらはなア!お客さんにとって命の次に大事なお金を扱わして貰うんヤゾ」と教え込まれました。
  その後、腰の低い仕事は向いていないと判断されたのか、「貯金集め」を首になり「金貸し」の下働きを仰せつかり、南海沿線の繊維の街➜大阪環状線の自動車部品など雑多な下町➜広島の自動車を主体とした工場の資金繰りのお手伝いなど・・・(ちょうどバブルの盛りで結果としては地価高騰のお先棒を担いだ部分もありました。)
  やっと関西にと思ったら、ワレ!ワレ!ワレ!の河内のど真ん中で「金貸し」を束ねる立場になり➜やっと神戸に帰って来れたと思ったら・・・これまた県警本部の刑事四課と緊密な関係が必要になり、災害にも恵まれ➜本店の審査部門で落ち着けるかと思いきや➜経験が買われ(?)所謂「債権回収専門部隊」で不動産・パチンコ・・・とこれまた多くの経験をさせていただくことが出来ました。

  平成10年、現在のみずほグループの三銀行合併からバブル崩壊後の金融機関再編成が本格化しましたが、三行合併の話題とともに春に私のおりましたS行も早期退職奨励制度が設けられ、その説明会に集められました。その時点では自行の合併は公にはされていませんでしたが、経営方針は固まっていたのでしょう。
  40歳代後半の私たちは、当時「経営陣に残るはずもない自分たちは50歳代前半には出向➜転籍」かな・・・位のイメージはもっていましたので、「今、手を上げて5年ほど早目に第2の職場はアリヤな」と考えたわけです。
  縁があって現Mカルシウムの次期社長に内定していた方とお会いし、銀行時代のお客様が多く、振り返れば新卒就職活動でも鉄鋼会社や機械会社をめざしていた時期もあり、製造業に興味が強かったことに加えて「早期退職奨励制度の優遇措置でいただける退職金で家のローンもきれいにできる」し、という「金貸し」流計算もあり、転職を決意した訳です。

  新たな職場では銀行員のスキームが活用できる財務・会計部門からスタートし、情報システムや労務・人事部門・最終的には上場会社の法務・株式部、会社資産のメンテまで全ての間接部門といえばカッコイイのですが、その実態は「雑用」を担当させていただくことになりました。
  そして、一昨年夏に交通事故に逢い、その後遺症として「高次脳機能障害」の認定がされ、会社のお金と人を扱う責任者として何か問題が起こっては申し訳ないと考え、還暦を1年過ぎたところで現職から引かせていただく決意をした訳です。
  気持ち的には平成11年以降をしっかりと書こうと思っていたのですが、前半が多くなってしまいました。これも自分自身がここ10年を十分に消化しきれていないためかと感じております。今後「本格シニア」の私にご指導・ご鞭撻をよろしくお願いします。
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【第330回生涯現役シリーズ塾に参加しての感想】

みなさん。 おはようございます。   
                          高橋育郎

 きのうは 伊東講師から、生涯現役の新たな取り組みについて開眼をせまる活力あるお話を伺えまして、勇気をいただきました。
 想えば30年の歴史に新風を吹き込まれた思いです。

 ところでLVCの熱いご支援のもとで始まりました「心のふるさとを歌う会」は、今年21年目になりました。
 昨年 20周年記念はドイツ・カールスルーエ独日協会合唱団を招いての「日独文化交歓会」を開催しました。
 先日24日に日本橋社会教育会館にて、当館で行っているサークルの総会があり、区職員含めて150人が参集しました。
 ここで館長が、交歓会の成果を話しました。ここで、何と2000人のが来館で盛り上がったと報告がありました。これは、中央区の全面的なバックアップがあってのことですが、私はこんなにも沢山の方に喜びを与えられたことに感慨を新たに、改めて生涯現役のありがたさに身の震える思いがしました。感謝感激です。きのうはご報告できなくて失礼をいたしました。 

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