生涯現役に無知なのは本当に罪なのか③
2012年7月5日 お仕事 1985年10月発足の月例開催『生涯現役塾』に参加された人たちと私たちは、ご一緒に「自分にとって生涯現役とは何か」「どのような生涯現役を実現させたいか」「生涯現役社会づくりに役立てる協働事業とは」など、毎回発題者の発表に引続いてフリートークの研究を永続させながら、各個人の個別生涯現役テーマとグループメンバーが共通認識できる「生涯現役社会のあるべき姿」を追究してきた。
その探究過程で気付かされたのは、「生涯現役」の用語理解が意外に一目瞭然と把握しずらいことだった。換言すれば「生涯現役」が具体的にイメージできにくいということだろう。参加する人たちは誰もが具体的な成果の実現を夢見ている。しかしその夢は起業成功や再就職実現であり、老後の生活安定に結び付く収入の道を求めており、その可能性が得られないとなると参加意欲も自然と減退した。
丸山氏の「知る」段階での『生涯現役』は、集う仲間の「生涯現役」イメージを「知り」得ても自分とどう関わるかの「わかる」段階へと進めない限り、諦めが先立って他者への説明や協働活動への進捗など生まれてこない。『生涯現役』への基本姿勢には自立が前提であり、サラリーマン気分の被雇用者意識では即戦力の特技・持ち味をアピールできる強み不在で自己存在感を表示できないからだ。
『生涯現役』を「知る」「わかる」段階から「動く」最終段階へと実行した事例としては、どうだろうか。以前当Blog 2012/01/28付‘シリーズ『生涯現役塾』開催経緯を顧みる②’ でもご紹介した首都圏一円に展開した主要鉄道沿線の「生涯現役・社会参加の各地域会」がある。「生涯現役あおば会」「社会参加きよせ会」「生涯現役あげお会」「生涯現役たてばやし会」「生涯現役ひの会」「生涯現役ふたまた会」「生涯青春つだぬま会」「生涯現役まちだ会」「生涯現役つなしま会」「生涯現役とうじょう会」「生涯現役ときわ会」「生涯現役かなざわ会」「生涯青春とうさい会」「生涯現役かまくら会」の14団体だ。
どの地域会も既に創設20年を経過して当時ライフ・ベンチャー・クラブ会員だった創設責任者が老齢化して後継者を得られなかったり、死去されたりして解散・休止しているものもある。1990年9月に田園都市朝祷会世話人の千葉明徳牧師(1995年9月開催第116回生涯現役塾講師)とライフ・ベンチャー・クラブ東瀧代表との協働企画で田園都市沿線での地域中高年者への「生涯現役地域活動」を願っての第1号創設を皮切りに地域活動ヒューマンネットワーク研究会が関東一円に展開された。
それらの地域活動が参加者の「生涯現役を知り・わかり・動く」うねりを関東一円に波及できていればめでたしだったが、その真価を20年後に発揮できる成果はまだ見えない。その原因を総括すれば、何といっても原動力であるべき日本生涯現役推進協議会・NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブの源泉力不足である。かっては行動しても効果少なかった国勢環境がいまは生涯現役社会を求めてきている。
めざす『生涯現役社会づくり支援ネットワーク』の基本構造イメージが生涯現役グループ仲間に「知る」「わかる」「動く」三段階のいずれも適格に把握されているか総括すべきだと反省する。主権者国民に自立・自由な「あなたも日本も元気に!」できる『生涯現役社会づくり』の絆拡大運動をはたらきかけないことは本当に罪だと覚悟して『生涯現役塾』運営に鋭意努力したいと誓っている。(おわり)
その探究過程で気付かされたのは、「生涯現役」の用語理解が意外に一目瞭然と把握しずらいことだった。換言すれば「生涯現役」が具体的にイメージできにくいということだろう。参加する人たちは誰もが具体的な成果の実現を夢見ている。しかしその夢は起業成功や再就職実現であり、老後の生活安定に結び付く収入の道を求めており、その可能性が得られないとなると参加意欲も自然と減退した。
丸山氏の「知る」段階での『生涯現役』は、集う仲間の「生涯現役」イメージを「知り」得ても自分とどう関わるかの「わかる」段階へと進めない限り、諦めが先立って他者への説明や協働活動への進捗など生まれてこない。『生涯現役』への基本姿勢には自立が前提であり、サラリーマン気分の被雇用者意識では即戦力の特技・持ち味をアピールできる強み不在で自己存在感を表示できないからだ。
『生涯現役』を「知る」「わかる」段階から「動く」最終段階へと実行した事例としては、どうだろうか。以前当Blog 2012/01/28付‘シリーズ『生涯現役塾』開催経緯を顧みる②’ でもご紹介した首都圏一円に展開した主要鉄道沿線の「生涯現役・社会参加の各地域会」がある。「生涯現役あおば会」「社会参加きよせ会」「生涯現役あげお会」「生涯現役たてばやし会」「生涯現役ひの会」「生涯現役ふたまた会」「生涯青春つだぬま会」「生涯現役まちだ会」「生涯現役つなしま会」「生涯現役とうじょう会」「生涯現役ときわ会」「生涯現役かなざわ会」「生涯青春とうさい会」「生涯現役かまくら会」の14団体だ。
どの地域会も既に創設20年を経過して当時ライフ・ベンチャー・クラブ会員だった創設責任者が老齢化して後継者を得られなかったり、死去されたりして解散・休止しているものもある。1990年9月に田園都市朝祷会世話人の千葉明徳牧師(1995年9月開催第116回生涯現役塾講師)とライフ・ベンチャー・クラブ東瀧代表との協働企画で田園都市沿線での地域中高年者への「生涯現役地域活動」を願っての第1号創設を皮切りに地域活動ヒューマンネットワーク研究会が関東一円に展開された。
それらの地域活動が参加者の「生涯現役を知り・わかり・動く」うねりを関東一円に波及できていればめでたしだったが、その真価を20年後に発揮できる成果はまだ見えない。その原因を総括すれば、何といっても原動力であるべき日本生涯現役推進協議会・NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブの源泉力不足である。かっては行動しても効果少なかった国勢環境がいまは生涯現役社会を求めてきている。
めざす『生涯現役社会づくり支援ネットワーク』の基本構造イメージが生涯現役グループ仲間に「知る」「わかる」「動く」三段階のいずれも適格に把握されているか総括すべきだと反省する。主権者国民に自立・自由な「あなたも日本も元気に!」できる『生涯現役社会づくり』の絆拡大運動をはたらきかけないことは本当に罪だと覚悟して『生涯現役塾』運営に鋭意努力したいと誓っている。(おわり)
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