当「日本生涯現役推進協議会」会報/ヘッド ライン ニュースは 本号でNo.100/記念号となりました。昨2011年11月1日より再開しております関連ブログから『03/11/1付当生涯現役協の発足準備と04/05/31付発足直前の第1回生涯現役フォーラム開催準備』当時の記録を本号で転載紹介させていただき、NPOライフ・ベンチャー・クラブ 冨澤 穣理事から頂戴したコメント寄稿を併せて掲載させていただきます。

Ⅰ  生涯現役推進協議会の設立準備スタート  2003年11月1日付Blog

  生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブ(略称:LVC)を創設して、はや18年6ヶ月が過ぎました。これまでにこの道場に来訪された人は数え切れない程で、「生涯現役」への願望を抱く人が実に多いことに、LVCの存在価値を痛感しております。

  少子高齢社会の到来で、人生後半のライフスタイルが隠遁・退役しかないと思い込まれては、日本社会の活力は衰退する一方です。「生涯現役」の発想には、人生を積極思考で可能性に取組むライフ・ベンチャー(人生挑戦)精神がその根底にあります。

  この考えをLVクラブ内だけではなく、わが国の将来を担う次世代のためにも、様々な分野でより良い社会づくりに挑んでおられる同志・友好団体と連携して、「生涯現役」の考えを日本全国に普遍化したいと切に願い、この度『生涯現役推進協議会(仮称)』設立準備室を東京駅前の八重洲口会館内に発足させることにいたしました。

  その創設には、大略次のような理由があります。
1)「生涯現役」の用語は諸辞典には未掲載です。
2)定年後も「生涯現役」が多く望まれています。
3)行政側で「生涯現役」発想が生まれ始めました。
4)「生涯現役」は高齢社会対策費を節減します。・・・・・・・・・等々。

 5年前に試みられた川崎市の『生涯現役大作戦』に引続き、2001年発足の山口県『生涯現役いきいきプラン21』、また本・来年兵庫県が有識者会議で検討する『少子・高齢社会ビジョン(仮称)』づくり等、永年にわたる生涯現役実践の私たち活動成果は、現代社会から真剣に求められております。

 その意味でも、今後わが国の少子・高齢社会活性化のために私たち民間実践団体が、各地域の行政や企業団体にも広く参画を呼びかける『生涯現役推進協議会(仮称)』が果すべき役割は、非常に大きいと確信いたしております。
どうか『生涯現役推進協議会(仮称)』の設立準備にご賛同いただける方は、率直なご意見・ご連絡をお待ちしています。


Ⅱ  生涯現役推進活動について5月行動を総括  2004年5月31日付Blog

  当『日本生涯現役推進協議協議会』設立準備室を発足させましたのが、昨年の11月初めでしたから、早くも7ヶ月がアッという間に経過したことになります。そして、現行の当Webサイトを本年初に立ち上げてから既に5ヶ月となります。お陰様でこの「とんさん日記」もアクセス累計3,400カウントをいただけていることに感謝しております。

  その準備をするための定例打ち合わせを1月〜3月に実施し、4月からは設立発起人会に切り替えて、今月第2回の会合を持ち、会則(案)もほぼ固まってきました。参加協力してくださるどの発起人の方々も、本業を抱えられての貴重な時間を割愛してのご参画です。

  現状の年金改革法案の審議一つをとっても、これからの確定的な超高齢時代に満足に対応できる国家百年の大計が不在のままに、これから数年すれば避けて通れない団塊世代層の現役社会からの引退が始まれば、年金財政は急速に逼迫することは必定です。

  私たち生涯現役実践を志す者としては、「生涯現役社会づくり」推進の協議会組織をIT時代に便利なインターネットも活用して、一段とトーンを高め、国政にも目に見えて役立つような生涯現役賛同者の烽火にしなければ、当推進協議会を設立する意味がありません。

  団塊世代以降の50歳前後の人たちでさえ、73%が定年後も働きたいというか、働かざるを得ないと覚悟している意識調査の現実があります。また、ライフ・ベンチャー・クラブ会員関係者がお世話する企業支援ビジネス説明会への関心度などを考えても、この低金利時代の余剰資金活用に対する、手堅い生涯現役を実践するための経済力ノウハウを活かす工夫なども当協議会では情報発信面で研究する必要がありそうです。 

  かねてより当サイトで予告の、6月30日(水)夕刻開催の『日本生涯現役推進協議会』発足記念/高連協「人材活性化情報交流会」フォーラムも1ヶ月に迫りました。同日に設立準備室は同協議会事務局に衣替えしますが、今月になって準備室の活動にナレッジバンク登録者の中から、ご協力いただける方が有難いことに数名現われました。6月にはその方たちのご活動を大いに期待しています。

  どうかこの日記をご覧いただく同志の方からの積極的な「生涯現役社会づくり推進運動」に関連するホットな情報をご提供いただけると本当にうれしいです。


【NPO法人ライフ・ベンチャー・クラブ 冨澤 穣 理事からの100号記念号へのメッセージ】

 「ヘッド ライン ニュース」は 日本生涯現役推進協議会が 2004 年6月に設立以来8年間協議会のイベントや事務局連絡事項を載せて毎月発行され、この号で第100号になります。 情報交流フォーラムの報告は、かなり詳しく報告されますので その時期の主要課題が分かり印象深く思い出されます。
以下、数点のメモを記します。

○  生涯現役者の原点:「 一度きりの人生、自分の夢・自分が使命と受け止めた事業を終生の達成目標とし、生涯かけて実現すると決め(このクラブに入会)した 」

○  これからの社会:先進国は急速に高齢化が進んでいる。有能で元気な人は年齢に関係なく生涯現役で活躍する。次世代を担う若者を育成し、人々の幸福を阻害する社会の障害や課題の解決に努めることは勿論である。

○  問題・課題の解決にあたって:依頼・提案・申請など古来の手段を用いるだけでは店晒しにされるのが経験的事実である。全知全能、あらゆる有効手段を行使して実現する。生涯現役プロデューサーがNPO団体を組織して成功例をつくり、実例を示して行政を動かす、など。

コメント