創業28年「生涯現役」で活き続ける意味④
2012年5月14日 お仕事 10年余も前に「漂流する定年世代」記事に関心を持たざるを得なかった私ですが、団塊世代で日経本社コラムニストの平田育夫氏が本日“核心”欄記載の内容について、同世代は一体どう反応するのか。関心だけでは済まされぬ当事者意識の切迫感をバネにして、過って若い血が騒いだ全共闘時代の活動力で日本改革にひと働きするだろうか。
2000年時点で年金や医療保険の破綻予想を当時、堺屋太一氏が小説「団塊の世代」の中で “(団塊世代は)まだまだ日本に力があった頃を無為無策に過ごして来た”“福祉とかレジャーとかで民族バイタリティーをことごとくその日の消費に使い切った”と若い官僚の口からいわせ、「後輩犠牲の高福祉」享受世代として「団塊(の皆様)嫌われぬ老後を!!」の警告を平田氏は発しているのである。
英国のD・ウィレッツ国会議員が自国社会についての著書「ザ・ピンチ」の一節に“いい思いをしてきた戦後のベビーブーム世代が、実に多くの問題を若い世代に押しつけている”と平田氏が冒頭に紹介する“核心”欄見出しの「団塊(の皆様)嫌われぬ老後を!!」&「後輩犠牲の高福祉では」は、将に団塊同世代コラムニストのご意見である限り、私は非常に同感を覚えて読ませていただいた。
「恵まれ過ぎ」などという若者らの声に釈然としない団塊世代も多いだろうと思うかもしれないが、とコメントは続き、「老後川ヲ渡ル之図」で江戸時代大井川を渡るのイラストで、団塊男女を輿に乗せ40代・30代・20代の人足4名が“担ぐ人(次世代)の苦労も考えてよ”と芦田多恵子イラストレイターに人足の過労な思いを語らせているのも絶妙なアイデアだ。
そのイラスト図の中に「年金・医療・介護の受益と負担」で生涯に受ける受給総額から支払う保険料を引いた際、鈴木亘学習院大学教授の推計表も掲載されている。1940年(昭和15年)生まれの5000万円に近い受取超過が、1960年(昭和35年)~1965年(昭和40年)の間で受益者の支払い超過に転じ、2005年(平成17年)生まれでは3000万円を優に超す支払い超過だ。
これでは、どうしても平田氏だけではなく、団塊世代以上の年齢層の方々は、政治家や官僚任せにすることなく、具体的なアイデア提供で、単なる消費税増税で解決できない方向性を打ち出すべきだと考え、行動すべきだ。
明確に『子どもにツケをまわさない』趣旨で生涯現役の汗を流すべき世代としては、深く恥じ入るだけでなく、その是正に努力する国民的な義務感を痛感する。その趣旨で「生涯現役社会の実現」がどう課題解決に役立つかを私たちは真摯に提言・実行したいのである。
2000年時点で年金や医療保険の破綻予想を当時、堺屋太一氏が小説「団塊の世代」の中で “(団塊世代は)まだまだ日本に力があった頃を無為無策に過ごして来た”“福祉とかレジャーとかで民族バイタリティーをことごとくその日の消費に使い切った”と若い官僚の口からいわせ、「後輩犠牲の高福祉」享受世代として「団塊(の皆様)嫌われぬ老後を!!」の警告を平田氏は発しているのである。
英国のD・ウィレッツ国会議員が自国社会についての著書「ザ・ピンチ」の一節に“いい思いをしてきた戦後のベビーブーム世代が、実に多くの問題を若い世代に押しつけている”と平田氏が冒頭に紹介する“核心”欄見出しの「団塊(の皆様)嫌われぬ老後を!!」&「後輩犠牲の高福祉では」は、将に団塊同世代コラムニストのご意見である限り、私は非常に同感を覚えて読ませていただいた。
「恵まれ過ぎ」などという若者らの声に釈然としない団塊世代も多いだろうと思うかもしれないが、とコメントは続き、「老後川ヲ渡ル之図」で江戸時代大井川を渡るのイラストで、団塊男女を輿に乗せ40代・30代・20代の人足4名が“担ぐ人(次世代)の苦労も考えてよ”と芦田多恵子イラストレイターに人足の過労な思いを語らせているのも絶妙なアイデアだ。
そのイラスト図の中に「年金・医療・介護の受益と負担」で生涯に受ける受給総額から支払う保険料を引いた際、鈴木亘学習院大学教授の推計表も掲載されている。1940年(昭和15年)生まれの5000万円に近い受取超過が、1960年(昭和35年)~1965年(昭和40年)の間で受益者の支払い超過に転じ、2005年(平成17年)生まれでは3000万円を優に超す支払い超過だ。
これでは、どうしても平田氏だけではなく、団塊世代以上の年齢層の方々は、政治家や官僚任せにすることなく、具体的なアイデア提供で、単なる消費税増税で解決できない方向性を打ち出すべきだと考え、行動すべきだ。
明確に『子どもにツケをまわさない』趣旨で生涯現役の汗を流すべき世代としては、深く恥じ入るだけでなく、その是正に努力する国民的な義務感を痛感する。その趣旨で「生涯現役社会の実現」がどう課題解決に役立つかを私たちは真摯に提言・実行したいのである。
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