「もったいない食堂」:2006年第27回放送分
制作:RKK 熊本放送/ディレクター:中村レン
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 今朝9月17日(月)のNHKラジオ深夜便「こころの時代」で放送された【もったいない食堂】をロボット検索しましたので、下記にご紹介いたします。

【もったいない食堂】をご紹介したい意味は・・・・・・
 昨年12月、熊本市の住宅街にオープンしたわずか12坪の食堂。名前は【もったいない食堂】といいます。
 なぜ【もったいない食堂】が生涯現役の原点でしょうか?【生涯現役】の原点は、この世に存在するものは活用次第で、総て有益だと考えられるからです。その潜在活用率向上が少子・高齢社会のわが国で最も求められているのが、高齢者の【生きがい就業】や【社会参加活動】の面で注目すべき生涯現役を自覚して活躍する高齢者人材【生涯現役型人財】ではないでしょうか!
 今日は【敬老の日】です。総務省発表の65歳以上人口は、2,744万人(前年より87万人増)となり、その就業人口も510万人のうち産業別ビッグ3は、農林業115万人、卸・小売業87万人、サービス業86万人で、農林業以外の高齢就業者が勤める企業の従業者規模(官公庁を除く)は、零細企業(1〜29人)が60.9%を占めるとのことです。

 下記の【もったいない食堂】から高齢者人財を自ら活かす時代を学びたいですね。

【もったいない食堂】
 メニューにはひとつずつ生産者の名前が書いてあります。有機無農薬野菜を使った自然食レストラン…といっても間違いではありませんが、ここは【もったいない食堂】。ただの自然食レストランではないのです。

 ここのメニューは決まっていません。朝から届く野菜を見てからその日の料理を決めていきます。届いたのは小さな小さな人参。大きさもばらばらのキャベツ。見たことのない葉物野菜など。実は、野菜を選ぶのは店ではなく農家なのです。これらはみんな有機無農薬野菜ですが、大きさが不ぞろい、または数が揃わないなどの理由で流通に乗らないものばかり。本来なら廃棄されたり、飼料としてしか利用価値がなかった野菜を『もったいない!』と思ったのがこの食堂のはじまりでした。【もったいない食堂】に届く野菜も、お魚も、流通にはのらないけど味はばつぐん、さらに安全な『半端モノ』がたくさん集まってきます。それらを安く買い叩かず、きちんとお金を払うことで生産者を元気付けたいというのがもったいない食堂の真の目的なのです。

 しかし、調味料にまでこだわる徹底ぶりに、原価率は上がる一方。小さな食堂にくるお客さんの数は知れているため店は大赤字。でも、やめるつもりはありません。

 もったいない食堂を通して見えてくる農業や漁業の現状。外食産業という立場から、生産者を応援するという新たな試みは成功するのでしょうか。 以上

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