『躍進する姫路・未来への確かな歩み』 ご紹介
2005年4月6日 全国各地域の行政刷新のため新たに生涯現役のビジョンを掲げ始めた自治団体のうち、今年度(2005年4月)より姫路市の石見利勝市長が生涯現役に関する諸施策を体系的に構築し、一体的、横断的に推進する「生涯現役プロジェクト」等に関し、次のような所信表明をサイト上で発信しておられますので、ご紹介します。
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随想 「躍進・創造予算」の推進
「躍進元年」とした16年度も終わり、いよいよ17年度が始まります。新年度は、「躍進」への足取りをさらに確かなものとし、未来への歩みを着実に進めていきたいと考えています。
このため、17年度予算は71件の新たな施策を盛り込み、「躍進・創造予算」として編成しました。特に、2つの「再生」と2つの「プロジェクト」を重点施策として位置付け、積極的に推進していくこととしています。
2つの「再生」とは、15年より取り組んできた「姫路市地域経済再生プランの推進」と都心部まちづくり構想などを中心とする「都心再生」です。また、2つの「プロジェクト」とは、生涯現役に関する諸施策を体系的に構築し、一体的、横断的に推進する「生涯現役プロジェクト」とJR山陽本線等連続立体交差事業の進ちょくなど本市を取り巻く交通環境の変化を踏まえた「交通政策の新たな展開」です。
これらの施策に加え、その他の主要施策についてもきめ細かに展開し、引き続き、活力ある住みよい姫路のまちづくりを進めていきます。本市の財政は依然厳しい状況にありますが、持続可能な財政を基本に置きつつ、「知恵を絞って市民ニーズに応える」という姿勢で、「躍進・創造予算」を積極的に展開していきます。 (2005年4月)姫路市長 石見利勝
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(関連記事の転載)
■2つの「再生」と2つの「プロジェクト」
市長就任以来、3つの都市ビジョンを掲げ市政推進に取り組んで参りましたが、17年度においては、都市ビジョン実現に向けた取り組みをさらに強力に推進するため、新たに2つの「再生」と2つの「プロジェクト」を重点施策として具体化し、取り組んで参ります。
(2つの再生)
まず、再生の第1は「姫路市地域経済再生プランの推進」であります。
姫路地域の経済の活性化と雇用の安定を図るため、姫路市地域経済再生プラン検討懇話会において、産業や雇用に関する短期的及び中長期的な経済政策を検討頂いて参りました。同懇話会からの中間報告を踏まえ速やかに実施可能なものについては16年度より事業化し施策展開を図っているところですが、17年度からは最終提言を踏まえ策定した姫路市地域経済再生プランに基づき、「条件整備は行政、経済活動は民間」という基本的な役割分担の下、官民が協力・連携しながら、産業振興、観光・農業振興、都心活性化、雇用・就業対策のそれぞれの分野で、経済再生に向けた戦略的な施策の展開を図って参ります。
17年度については、後に説明いたしますが、特に、地域経済の振興、国際観光都市・コンベンション都市づくりに積極的に取り組み、地域経済の再生を期して参りたいと考えております。
再生の第2は「都心再生」であります。
17年度末のJR山陽本線高架切替や20年度の姫新・播但線の高架切替を目指し、現在、県と連携・協力しながら高架工事や山陽電鉄線の移設工事等を着実に進めております。これにより、姫路駅を中心としたいわゆる都心が大きく生まれ変わろうとしておりますが、活力ある都心として、その再生を図っていくためには、明確な将来像とその実現に向けた官民一体の取り組みが必要でありますので、民間におきましても現状打破に向けた創意と工夫に満ちた取り組みがなされることを期待いたしております。
都心部のまちづくりの目標や方向などを示す姫路市都心部まちづくり構想については、今後、構想案を作成し、パブリック・コメント制度により広く市民の意見を求めつつ、有識者等で構成する同構想検討懇話会においてご審議いただき、年内を目途に構想を策定して参ります。
また、同構想の検討と合わせ、播磨の中核都市の玄関口にふさわしい駅前づくりを進めるため、キャスティ21整備プログラムについても17年度中に策定するとともに、新駅ビルや駅前広場等のいわゆるエントランスゾーンについては、JR、株式会社姫路駅ビル、商工会議所、県等との緊密な連絡調整の下、官民一体となって、具体的な整備計画の策定に向けた取り組みを進め、JR姫路駅周辺の再生を図って参ります。
(2つのプロジェクト)
次に、プロジェクトの第1は「生涯現役プロジェクト」であります。
少子高齢化が急速に進展する中、生涯にわたり心身ともに健康でいきいきと活躍できる生涯現役社会の実現が求められております。
生涯現役社会において質の高い生活(クオリティ・オブ・ライフ)を実現するためには、高齢者が自立した生活を送り、社会を支える一員として様々な活動に主体的に参加すること、また、長年にわたり培った知識や経験を活かし、若い世代とも分かち合いながら、自己の可能性を追求し積極的に自己実現を図ることなどが可能となる仕組みが欠かせません。こうした観点を踏まえ、生涯現役に関する施策を体系的に再構築し、生涯現役プロジェクトとして一体的に推進して参りますが、17年度においては、まず、このための総合的な構想・計画等の策定に着手して参ります。
プロジェクトの第2は「交通政策の新たな展開」であります。
現在、本市の交通環境は大きな変化を迎えつつあります。先にも述べたとおりJR山陽本線等連続立体交差事業は完成に向け着実に進捗しておりますが、同事業完成後、都心部の南北市街地が一体化すること、さらには、別所地区で近々予定されるJR新駅の開設や地球環境にやさしい公共交通機関の利用促進の必要性の高まりなどにより、交通環境がハード、ソフト両面から大きく変わろうとしております。
こうした交通環境の変化に対応し、将来を見据えた交通政策を新たに展開していくため、街路整備プログラム等に基づく道路整備の進捗等を踏まえつつ、公共交通への利用転換などTDM(交通需要マネジメント)施策等も視野に入れた総合交通体系検討基礎調査に着手して参ります。 (以下省略)
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随想 「躍進・創造予算」の推進
「躍進元年」とした16年度も終わり、いよいよ17年度が始まります。新年度は、「躍進」への足取りをさらに確かなものとし、未来への歩みを着実に進めていきたいと考えています。
このため、17年度予算は71件の新たな施策を盛り込み、「躍進・創造予算」として編成しました。特に、2つの「再生」と2つの「プロジェクト」を重点施策として位置付け、積極的に推進していくこととしています。
2つの「再生」とは、15年より取り組んできた「姫路市地域経済再生プランの推進」と都心部まちづくり構想などを中心とする「都心再生」です。また、2つの「プロジェクト」とは、生涯現役に関する諸施策を体系的に構築し、一体的、横断的に推進する「生涯現役プロジェクト」とJR山陽本線等連続立体交差事業の進ちょくなど本市を取り巻く交通環境の変化を踏まえた「交通政策の新たな展開」です。
これらの施策に加え、その他の主要施策についてもきめ細かに展開し、引き続き、活力ある住みよい姫路のまちづくりを進めていきます。本市の財政は依然厳しい状況にありますが、持続可能な財政を基本に置きつつ、「知恵を絞って市民ニーズに応える」という姿勢で、「躍進・創造予算」を積極的に展開していきます。 (2005年4月)姫路市長 石見利勝
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(関連記事の転載)
■2つの「再生」と2つの「プロジェクト」
市長就任以来、3つの都市ビジョンを掲げ市政推進に取り組んで参りましたが、17年度においては、都市ビジョン実現に向けた取り組みをさらに強力に推進するため、新たに2つの「再生」と2つの「プロジェクト」を重点施策として具体化し、取り組んで参ります。
(2つの再生)
まず、再生の第1は「姫路市地域経済再生プランの推進」であります。
姫路地域の経済の活性化と雇用の安定を図るため、姫路市地域経済再生プラン検討懇話会において、産業や雇用に関する短期的及び中長期的な経済政策を検討頂いて参りました。同懇話会からの中間報告を踏まえ速やかに実施可能なものについては16年度より事業化し施策展開を図っているところですが、17年度からは最終提言を踏まえ策定した姫路市地域経済再生プランに基づき、「条件整備は行政、経済活動は民間」という基本的な役割分担の下、官民が協力・連携しながら、産業振興、観光・農業振興、都心活性化、雇用・就業対策のそれぞれの分野で、経済再生に向けた戦略的な施策の展開を図って参ります。
17年度については、後に説明いたしますが、特に、地域経済の振興、国際観光都市・コンベンション都市づくりに積極的に取り組み、地域経済の再生を期して参りたいと考えております。
再生の第2は「都心再生」であります。
17年度末のJR山陽本線高架切替や20年度の姫新・播但線の高架切替を目指し、現在、県と連携・協力しながら高架工事や山陽電鉄線の移設工事等を着実に進めております。これにより、姫路駅を中心としたいわゆる都心が大きく生まれ変わろうとしておりますが、活力ある都心として、その再生を図っていくためには、明確な将来像とその実現に向けた官民一体の取り組みが必要でありますので、民間におきましても現状打破に向けた創意と工夫に満ちた取り組みがなされることを期待いたしております。
都心部のまちづくりの目標や方向などを示す姫路市都心部まちづくり構想については、今後、構想案を作成し、パブリック・コメント制度により広く市民の意見を求めつつ、有識者等で構成する同構想検討懇話会においてご審議いただき、年内を目途に構想を策定して参ります。
また、同構想の検討と合わせ、播磨の中核都市の玄関口にふさわしい駅前づくりを進めるため、キャスティ21整備プログラムについても17年度中に策定するとともに、新駅ビルや駅前広場等のいわゆるエントランスゾーンについては、JR、株式会社姫路駅ビル、商工会議所、県等との緊密な連絡調整の下、官民一体となって、具体的な整備計画の策定に向けた取り組みを進め、JR姫路駅周辺の再生を図って参ります。
(2つのプロジェクト)
次に、プロジェクトの第1は「生涯現役プロジェクト」であります。
少子高齢化が急速に進展する中、生涯にわたり心身ともに健康でいきいきと活躍できる生涯現役社会の実現が求められております。
生涯現役社会において質の高い生活(クオリティ・オブ・ライフ)を実現するためには、高齢者が自立した生活を送り、社会を支える一員として様々な活動に主体的に参加すること、また、長年にわたり培った知識や経験を活かし、若い世代とも分かち合いながら、自己の可能性を追求し積極的に自己実現を図ることなどが可能となる仕組みが欠かせません。こうした観点を踏まえ、生涯現役に関する施策を体系的に再構築し、生涯現役プロジェクトとして一体的に推進して参りますが、17年度においては、まず、このための総合的な構想・計画等の策定に着手して参ります。
プロジェクトの第2は「交通政策の新たな展開」であります。
現在、本市の交通環境は大きな変化を迎えつつあります。先にも述べたとおりJR山陽本線等連続立体交差事業は完成に向け着実に進捗しておりますが、同事業完成後、都心部の南北市街地が一体化すること、さらには、別所地区で近々予定されるJR新駅の開設や地球環境にやさしい公共交通機関の利用促進の必要性の高まりなどにより、交通環境がハード、ソフト両面から大きく変わろうとしております。
こうした交通環境の変化に対応し、将来を見据えた交通政策を新たに展開していくため、街路整備プログラム等に基づく道路整備の進捗等を踏まえつつ、公共交通への利用転換などTDM(交通需要マネジメント)施策等も視野に入れた総合交通体系検討基礎調査に着手して参ります。 (以下省略)
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