第3回情報交流フォーラムのご報告

  2005年2月11日(金)シニアワーク東京にて高齢社会NGO連携協議会「人材活性化委員会」及びNPO全国生涯学習まちづくり協会との共催により第3回情報交流フォーラムを開催いたしました。
  『 生涯現役の時代にどう備えるか!』というテーマのもと、ご参加いただいた多くの方々と超高齢未来社会に備えて私たち現役世代・シニア世代がどのように取り組んで行けばよいのか活発な情報交換をする事ができました。第1部基調講演及び第2部テーマ別グループディスカッションの要旨とご回答いただいたアンケートの結果をご報告いたします。

第1部基調講演:『中高齢者の生きがいと人材活性化』
講師:福留 強 [聖徳大学生涯学習研究所所長/NPO全国生涯学習まちづくり協会理事]
・自己の充実・啓発・生きがいづくり・生活/職業能力の向上を求める「生涯学習」社会が到来。
・「まちづくり」とは地域の活性化、つまり一人一人の活性化。
・「生涯学習まちづくり」は全国的な展開。大学、自治体とも連携。
・「創年」とは新しい自分を発見し、自己の能力を地域に還元し、「生涯現役」をめざす事。「創年のたまり場」の開設。
・「まちづくりコーディネーター」の養成。全国的な指導者として活躍中。
第2部グループ・ディスカッション『生涯現役に必要な三つの柱』
?グループ 「生きがいづくりへの心構えはどうしますか?」
  司会:江島 優 [(社)日本人材紹介事業協会会長/日本生涯現役推進協議会理事]
・人生の目標を持って生きぬく。
・世の中に生かされて来たので、これからは今までの経験と知識を社会に還元する。
・健康で長生きするには趣味を持ち、第2、第3の人生を楽しむ。
・自分のためにも、世の中のためにも、仕事に関わり続けよう。
・お金に拘らずに済むので、ボランティア活動で人の役にたちたい。
?グループ 「健康保持への平素の気配りはどうでしょうか?」
  司会:蓮井 昌雄 [全日本健康倶楽部会長/生きがい余暇開発センター代表]
・現在実践している健康法:ウォーキング、体操、水泳、ランニング、テニス、太極拳、里山登山、審判員、睡眠、食事、飲酒、サプリメント、禁煙
・健康にとって何が大事か:食生活の改善、ライフスタイルの改善、ストレスを溜めない、免疫力を高める、予防、愛・感謝、社会参加、
・今日討議したい内容:  心の健康、退職後の健康管理、介護予防、高齢者の健康づくりを地域でどう進めるか、禁酒、「ピンピンコロリ」、「不良中年の提案」
?グループ 「安心できる経済プランは準備していますか?」
  司会:大河内 國治 [オーコーチマネジメント代表/ライフ・ベンチャー・クラブ会員]
・経済感覚を磨き、株式投資などを研究し、資金(資産)の運用を前向きに考えたい。
・「ツーカ」のような中高年向けの商品の営業は中高年が行うほうが説得力がある。
・コミュニティビジネスに参加し、地域に貢献したい。
・シニアのキャリアを活かすビジネスの取組み方。
・シニアとヤングが共生できる起業を創生したい。

  参加者総数は86名(女性15名)、アンケート回答者41名でした。貴重なご意見を今後の活動に反映させ、テーマを絞った講演会や参加者限定のワークショップ等を企画したいと思います。        以上

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