私たち「日本生涯現役推進協議会」の蓮井 昌雄理事が会長を務めている加盟団体「全日本健康倶楽部」の本日発信されたメールマガジンの下記巻頭言をご参考までに紹介いたします。

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    【1】巻頭言 『死ニアから志ニアへ』  会長 蓮井昌雄
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 先頃、政府の経済財政諮問会議が「日本21世紀ビジョン」中間報告案をまとめたところによりますと、目指すべき2030年の将来像として「生涯現役で自立・充実した生活を営める『健康寿命80歳社会』づくり」を掲げています。まさに従来から健康倶楽部が「生きがいの4本柱」として健康の重要さを主張してきたとおりです。
  心あるシニアは、いつまでも夢や目標を持ち、明るく快活に仲間を大切に、生活にリズムを持ち社会生活を送るべきです。決してマイナス思考になったり、もう歳だからと老け込まない事です。
  アメリカの調査でも仲間のいない人より6人位の友人を持った人のほうが5、6歳長生きしているという結果が出ています。60歳からの生き方によって、死ニアから志ニアへの分岐点になります。
  現在の深刻な社会問題として採りあげられています破綻寸前の医療費、特に年々増大しているのが高齢者の医療費で、今や国民医療費全体の40%までに達しようとしています。せめてわれわれ心あるシニアはPPK(ピンピンコロリ)で生涯を終え、願わくば決してNNN(ネンネン寝たきり)にならぬよう留意し、心ならずも寝たきりになった時には、終末医療費(死亡前2ヶ月間の治療費、老人医療費の20%を費消)のお世話にならないようにしなければなりません。
  それには尊厳死協会のような会に入り、「会員証」を医師に示して、無駄な医療を排すべきです。決して身体中のあちこちにチューブを着けた「スパゲッテイ症候群」のような状態を避け、厳かな死を選択すべきです。

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