『高連協事務局ニュース』6月号を下記ご紹介します。

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1.2004年度総会を開催

2004年度総会を4月19日(月)10時〜12時に国民生活センター(品川)で開催しました。会員総数51団体の内38団体(内委任状8団体)及び代表、オブザーバー等6名が出席しました。

開会に当って堀田代表は「国民的関心事である年金については、高連協として、2001年に社会保障に関する基本的な提案をし、昨年は百年先を見た構図を描いてみせた。今後も年金、税、人口変動等を見据えた改革提案をしていこう。また、もう一つは、働き方、特に高齢者や女性の働き方である。近年経済効率化の掛け声の中で自己中心的な考え方、生き方が社会のマイナス面として目立ってきている。すべての人、世代が幸せになる社会、働き方を選べる社会をつくる全人類的義務を感ずる。」という趣旨の挨拶をしました。

次いで議事審議に入り、昨年度事業報告及び今年度事業計画については特別会計決算に関する質問と予算書繰越金の修正に関する質疑があった他は、先月度の本ニュースに掲載したような事業計画が承認され、続いて新役員が選出されました。その他の議事として事務局及び専務理事より事業活動推進に当っての遂行ルールが提案されました。これは高連協会員全体の納得の上での慎重な運営と事業活動特別会計の扱いの明確化を目指すもので、下記の3項目から成るものですが、賛成多数で可決されました。

高連協の諸事業活動推進にあたっては、次の方針で実施する。

「高連協」が主催あるいは共催する事業については、役員会で検討の上、総会等加盟団体(過半数以上)の賛成を得て行う。
「高連協」が協力あるいは後援する場合は、役員会決議によって行う。
「高連協」が主催あるいは共催する場合に必要となる収支決算、報告書作成等業務責任は、その事業を中心的に企画し実施した責任団体がこれを行う。特に税行為が伴う事業は、「高連協」は法人格を有さないため行わないこととする。
その他、事務局移転や万博企画等いくつかの報告があった後、樋口代表から「現在の60代、70代は自覚して人生百年型の高齢期をおくる初めての世代であるから自覚しながら新たな社会を構築していく権利と義務がある。高連協の代表がこのように男女1名ずつになったのは正に男女の共生時代の到来を象徴しているが、2年前スペインでの世界会議で体験した化学反応のように、世界の国々は高齢化を語ればみんな仲良くなれると信じている。」という趣旨の挨拶があって閉会した。

2.新役員が決定

  役員は2年ごとに改選されることになっていて、今年度は改選期に当っています。昨年度中に征矢、原、川瀬の各氏が所属組織の都合により辞任し、昨年11月臨時総会において樋口恵子さんが新たに代表に加わりました。また、同時に専務理事を新設し、吉田成良さんが就任しました。そこで、今回は原則として留任ということとし、継続性を保つために岩城正さん(生活・福祉環境づくり21)が理事に加わることで総会に諮りましたところ原案通り承認されました。現在、代表2名、理事13名(内専務理事1名)、監事2名ですが、役員会には規約に定める上記の役員のほか、高連協としてプロジェクト毎に設ける委員会の委員長も出席して、その活動状況の中から役員としてふさわしい方を適宜総会で選出することといたします。

3.各事業の委員会体制について

  総会での審議に基づき、役員会で各事業を推進する委員会の体制を協議した結果、次のように決まりました。

内閣府との共催事業(「高齢社会研究セミナー」及び「高齢社会グローバルパートナーシップ推進事業」)     委員長 吉田専務理事
オピニオン会員と高連協「提言」等発信事業 委員長 吉田専務理事
アジアンフォーラム事業及び成年後見制度普及事業 委員長 河合理事
愛知万博(実施は来年度)企画 河合理事 及び 和久井理事
情報交流会            委員長 和久井理事

4.「樋口恵子・堀田力 両代表を囲む」 −高連協のすすむみち− を5月26日に開催

  総会で本年度事業計画の議事の中でも説明がありましたが、会員相互の情報交流会の第一弾として、標記集会を開催することとし、その詳細が決まりましたのでお知らせします。各団体・各メンバーが抱えている問題や考えを率直に語り合い、高連協として何ができるのか、何をすべきかを話し合う会としたいと考えています。

1.開催日時 2004年5月26日(水) 15時〜17時
2.開催場所 女性の仕事と未来館 4階ホール
  港区芝5-35-3 TEL:03-5444-4151
  JR田町駅西口国道左折すぐ。
  都営地下鉄三田線三田駅A1出口3分、浅草線三田駅すぐ上
3.テーマ 高連協のすすむ道(樋口・堀田両代表と率直に語り合お)
【司会進行】 佐方 紀子 (高連協理事・テレビ朝日福祉文化事業団)
        和久井 良一 (高連協理事・さわやか福祉財団)

4.参加者  ? 樋口恵子 代表、堀田 力 代表
      ? 高連協加盟団体およびその所属会員
5.参加費 1名につき 500円(資料代として)
6.開催責任 ? 主催 高齢社会NGO連携協議会
      ? 特別協力 社会福祉法人テレビ朝日福祉文化事業団
7.参加申込み 5月14日までに各団体事務局を通じて高連協事務局に申し込んで下さい。但し先着250名で締め切ります。
8.加盟団体事務局へのお願い
   5月12日までに高連協事務局に下記事項をご連絡下さい。
イ.高連協への要望
ロ.両代表に聞きたいテーマと付随する意見
ハ.会場での発言希望
  (当日は時間的制約から、高連協事務局で内容・発言者を事前に調整させていただくこともあります。)
参加費は情報交流会終了後、各団体毎にまとめてお支払いください。

5.事務局移転について

  先月度の本ニュースで事務局が下記の(社)エイジング総合研究センターに移転した旨をお知らせしましたが、(社)エイジング総合研究センター自体の移転に伴い、所在地を移転することになりました。

〒104-0045 東京都築地2-15-14 築地安田ビル8F
社団法人 エイジング総合研究センター(JARC)内
TEL:03-3542-0363/FAX:03-3542-0362/E-mail:info@janca.gr.jp

6.高連協役員会の報告

  第1回高連協役員会が次の通り開催
? 日時 04年4月19日(月)14時30分〜16時
? 場所 さわやか福祉財団 会議室
? 議事
1.総会での課題審議
2.04年度委員会体制審議
3.その他


7.次回高連協役員会

? 日時 04年5月19日(水)10時〜12時
? 場所 さわやか福祉財団 会議室
? 議事
1.5/26高連協対話集会の運営について
2.04年度委員会体制について
3.その他

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