グローバルな高齢化が進行するなか、わが国は世界に先駆け、明年には50歳以上人口が成人数の過半数になります。

 本日午後「21世紀のグローバル高齢社会と国連・NPO・企業の連携」をテーマにした、AARPジム・パーケル会長来日記念のワークショップ(国連大学ビル5F/エリザベス・ローズ会議室)に出席しました。

 AARPは、米国で50歳以上の人たちの生活向上に取り組む会員数3500万人の無党派NPOです。役立つ情報やリソースの提供、法的問題、立法、政策提言の擁護、地域貢献会員の支援、独自ベネフィット、商品・サービスを幅広く提供。会員特典に各種機関誌を出版しています。

 パーケル会長は、IBM社で32年間経営管理に従事後、IMB国際財団の会長兼CEO職を歴任。2002年AARP会長就任。デンバー大学電子工学士、サンダーバード大学名誉法学博士号を授与されています。

 同氏來日を記念し、グローバル高齢化の中で豊かなエイジング社会を創出するために、国連・NPO・企業はどう連携できるか、企業のマーケティング活動はどのような可能性があるか、国連広報センター、高連協(高齢社会NGO連携協議会)、(株)ダイヤモンド社国際経営研究所、(株)博報堂共催のワークショップは非常に有意義でした。

 プログラム内容は、(株)博報堂エルダービジネス推進室長坂本氏の司会により、パーケル会長の記念講演「AARPの活動と今後の取組み」を挟んで、国連広報センター野村所長の「国連のグローバルな高齢社会への取組み」、高連協横田理事の「高連協の活動とAARPとの交流・企業との連携可能性」、(株)ダイヤモンド社国際経営研究所小熊社長の「ゆたかな高齢社会と企業・NPOの連携」をテーマに、それぞれの立場から心を込めた歓迎スピーチがありました。

 終了後パーケル会長を囲み、コーヒータイムの名刺交換会を兼ねた懇談・交流の会にも参加して、愉しい一時をもつことができました。

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