「バカの壁」から『生涯現役』を考える?
2004年1月8日 2003年のベストセラー/養老孟司氏の「バカの壁」から、『生涯現役』のことを考えてみました。
生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブを創設以来、数え切れない幾多の人が当クラブの活動に関わってこられました。
わざわざ来訪されて期待を抱き入会をなさった方、入会の決断はされなかったものの、月例セミナーなどに参加されて、ご自分流に「生涯現役」に挑んでいる方、それぞれ百人百様の仕方で真剣に取り組んでおられるのを興味深く拝見しております。
「バカの壁」のまえがきの中に、次の文章があります。「(前文略)あるていど歳をとれば、人にはわからないことがあると思うのは、当然のことです。しかし若いうちは可能性がありますから、自分にわからないかどうか、それが分からない。だからいろいろ悩むわけです。
そのときに『バカの壁』はだれにでもあるのだと思い出してもらえば、ひょっとすると気が楽になって、逆にわかるようになるかもしれません。そのわかり方は、そのわかり方は、世間の人が正解というのと、違うわかり方かもしれないけれど、もともと問題にはさまざまな解答があり得るのです。
そうした複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会です。でも多くの人は、反対に考えているようですね。ほとんどの人の意見が一致している社会がいい社会だ、と。
若い人もそうかもしれない。なぜなら試験に正解のない問題を出したりすると、怒るからです。人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけです。私はそう思っています。でもいまの学校で学ぶと、一つの問題に正解が一つというのが当然になってしまいます。本当にそうか、よく考えてもらいたい。(以下省略)」と。
これは「生涯現役」実践に挑む際でも、同じような問題を感じます。自分流に「生涯現役」実践をしたくとも、養老氏は「結局私たちは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ。」と述べていますが、多くの人が生涯現役に役立つ情報を遮断する「バカの壁」を自分の周囲にめぐらしているように感じてならないのです。 つづく
生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブを創設以来、数え切れない幾多の人が当クラブの活動に関わってこられました。
わざわざ来訪されて期待を抱き入会をなさった方、入会の決断はされなかったものの、月例セミナーなどに参加されて、ご自分流に「生涯現役」に挑んでいる方、それぞれ百人百様の仕方で真剣に取り組んでおられるのを興味深く拝見しております。
「バカの壁」のまえがきの中に、次の文章があります。「(前文略)あるていど歳をとれば、人にはわからないことがあると思うのは、当然のことです。しかし若いうちは可能性がありますから、自分にわからないかどうか、それが分からない。だからいろいろ悩むわけです。
そのときに『バカの壁』はだれにでもあるのだと思い出してもらえば、ひょっとすると気が楽になって、逆にわかるようになるかもしれません。そのわかり方は、そのわかり方は、世間の人が正解というのと、違うわかり方かもしれないけれど、もともと問題にはさまざまな解答があり得るのです。
そうした複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会です。でも多くの人は、反対に考えているようですね。ほとんどの人の意見が一致している社会がいい社会だ、と。
若い人もそうかもしれない。なぜなら試験に正解のない問題を出したりすると、怒るからです。人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけです。私はそう思っています。でもいまの学校で学ぶと、一つの問題に正解が一つというのが当然になってしまいます。本当にそうか、よく考えてもらいたい。(以下省略)」と。
これは「生涯現役」実践に挑む際でも、同じような問題を感じます。自分流に「生涯現役」実践をしたくとも、養老氏は「結局私たちは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ。」と述べていますが、多くの人が生涯現役に役立つ情報を遮断する「バカの壁」を自分の周囲にめぐらしているように感じてならないのです。 つづく
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