生涯現役実践道場/ライフ・ベンチャー・クラブ(略称:LVC)を創設して、はや18年6ヶ月が過ぎました。これまでにこの道場に来訪された人は数え切れない程で、「生涯現役」への願望を抱く人が実に多いことに、LVCの存在価値を痛感しております。
 
 少子高齢社会の到来で、人生後半のライフスタイルが隠遁・退役しかないと思い込まれては、日本社会の活力は衰退する一方です。「生涯現役」の発想には、人生を積極思考で可能性に取組むライフ・ベンチャー(人生挑戦)精神がその根底にあります。
 
 この考えをLVクラブ内だけではなく、わが国の将来を担う次世代のためにも、様々な分野でより良い社会づくりに挑んでおられる同志・友好団体と連携して、「生涯現役」の考えを日本全国に普遍化したいと切に願い、この度『生涯現役推進協議会(仮称)』設立準備室を東京駅前の八重洲口会館内に発足させることにいたしました。
 
 その創設には、大略次のような理由があります。

1)「生涯現役」の用語は諸辞典には未掲載です。
2)定年後も「生涯現役」が多く望まれています。
3)行政側で「生涯現役」発想が生まれ始めました。
4)「生涯現役」は高齢社会対策費を節減します。
 ・・・等々。

 5年前に試みられた川崎市の『生涯現役大作戦』に引続き、2001年発足の山口県『生涯現役いきいきプラン21』、また本・来年兵庫県が有識者会議で検討する『少子・高齢社会ビジョン(仮称)』づくり等、永年にわたる生涯現役実践の私たち活動成果は、現代社会から真剣に求められております。
  
 その意味でも、今後わが国の少子・高齢社会活性化のために私たち民間実践団体が、各地域の行政や企業団体にも広く参画を呼びかける『生涯現役推進協議会(仮称)』が果すべき役割は、非常に大きいと確信いたしております。

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